今回は、クアラルンプール国際空港からクアラルンプール市内のホテルまでの移動方法を中心に、スムーズで快適な旅のスタートを切るためのポイントをお伝えします。
eSIMを設定、現地通貨への両替、そして移動手段のGrabへの乗り場探し、初めてだと戸惑うことも多いでしょう。そんな方々に向けて、この記事では空港でやるべきことリストを一から順に解説します。
また、Grab車への乗り方や、Grabの車内の快適さ、そして無事ホテルに到着したらどう評価するのか、Grabに関する一連の流れを詳しくお伝えします。そして、美しい光に包まれるクアラルンプールの中心地に位置する5つ星ホテル「JWマリオットホテルクアラルンプール」に到着するまでの道のりをご紹介します。
移動手段として便利なGrabの使い方、そしてホテルでのチェックインまで、初めてのクアラルンプールでも、このガイドがあれば安心して楽しい旅を楽しむことができますよ。さあ、一緒にクアラルンプールの旅を始めましょう!
日本からクアラルンプールのフライトの時間
朝8:15に福岡からタイのバンコク・ドンムアン空港を経由し、夕方18:30(現地時間)にクアラルンプール空港に到着。
日本からクアラルンプールまでは乗り換えの待ち時間を含めると、移動時間は11時間15分でした。実質のフライト時間は7時間45分。

日本からクアラルンプールまでの飛行時間のおさらい
まずは、日本からクアラルンプールへの飛行時間のおさらいから。それぞれの便で機内食も食べたので、おなかもいっぱいなので、元気にホテルまで移動できます。LCCであるAirAsiaのフライトでしたので、ターミナル2(KLIA2)に到着しました。

アナログ時計は経由地によって時差を戻しておこう
スマホではほぼ自動で現地時間を取得してくれるので、常に時間は正しいのですが腕時計などアナログ時計を持っていく方は、空港に着いたら時差を計算して現地時間にしておきましょう。
クアラルンプールと日本の時差は1時間。乗継の経由地のタイは日本との時差が2時間だったので、クアラルンプールに着いたら腕時計などのアナログ時計を1時間戻します。
クアラルンプール国際空港は美しい!
クアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur International Airport, KLIA)は、マレーシアの首都クアラルンプールにある主要な国際空港です。クアラルンプール市内から南に約50kmのセランゴール州に位置しています。

クアラルンプールへの飛行機は、窓側がおすすめ。シートベルトサインが点灯し、空港に近づくにつれ、ひたすらにジャングルの木々が現れます。それはそれは圧巻の景色!「ついにマレーシアに来た!」というテンションがあがります。
このクアラルンプール国際空港の建築は、現代的なデザインとマレーシアの伝統的な要素が融合している美しい空港です。空港の外観は白くて角が丸っこくて、まるで宇宙船みたい。大きなガラスの窓がいっぱいで、空港内にも自然光が降り注ぎます。

クアラルンプール空港についたらやることリスト
入国手続きを済ませ、スーツケースを受け取り、スイスイと到着ゲートへ。さぁ、現地に着いたら、いろいろやることがあります。
1. eSIMの設定はとっても簡単!
今までは、現地でSIMを買っていたのですが、結構並ぶことも多かったので、今回はeSIMにしました。
日本で買っておいて設定まで完了してきたので、クアラルンプール空港に着いたら切り替えるだけ。空港内はWiFiもつながるので、もし設定が分からなくてもネットで調べたりできますが、空港を離れる前にeSIMの設定を完了していたほうが安心です。
今までのSIM購入に比べて、eSIMはほんとに楽でした。SIMの入れ替えをしなくてよいので、紛失の心配もありません。飛行機の中で入れ替え作業をしていた近くの席の海外の方がSIMを落とされたようで、座席の下で探すのが大変そうでした。
今回は、「タイ・シンガポール・マレーシア容量無制限データeSIM」をKlookで購入。7日の滞在なので、14日無制限のものを購入しました。最初の15GBkは高速です。Grabで移動することを考え、途中でデータが使えなくなると移動が大変そうだ…と思ったので、無制限にしました。今回のeSIMの価格は、2111円でした。
私のスマホの「設定→接続→SIMマネージャーの画面」です。あとは、「設定→接続→モバイルネットワーク」の「データローミング」をONにしました。

2. 現地通貨への両替
いつもは福岡空港で少し両替していくのですが、今回は早朝便だったので両替所が開いていませんでした。そのため、クアラルンプール国際空港で両替。クアラルンプール市内の両替所よりも多少レートは悪いですが、到着翌日から現地ツアーに申し込んでいるので、街中の換金所に行けるか不安だったので、日本円で1万円分をマレーシア・リンギット(RM)に換金。
空港内の分かりやすい位置にあったRHB BANKの換金所にて換金。2人分の現金保持金として10000円を両替。受け取ったのは279.7リンギットでした。細かいお札ももらえたので、チップやちょっとした買い物にも便利ですね。

3. Grab乗り場へ移動
クアラルンプール国際空港には、魅力的なお店がいっぱい!気になるお店にちょこちょこお店に入ってショッピングを楽しみ、Grab乗り場に行きます。夜の7:30くらいだったのですが、まだまだお店は開いていました。
ゆっくり見たいところですが、とりあえず早くホテルにチェックインしたいので案内板を見ながら乗り場に行きます。
今いるところは2階。Grab乗り場は1階なので、Level1の矢印に向かって進み、エスカレーターで1階に降ります。
ちなみに、空港の案内板にはGrabとは書いてありません。Grabは「e-hailing services」という配車サービスの1つです。案内板では右の欄の3行目に「e-HAILING」とかいてあります。


4. 必要があればコンビニで買い物
案内板の「e-hailing」の文字を頼りに、Grab乗り場までやってきました。Door5の近くには、KKという大きめのコンビニがあります。ホテルに着いたら、部屋でお菓子&コーヒータイムでまったりしたいので、Grabに乗る前にお菓子と水をこのコンビニで買うことに。
次の日も朝から現地ツアーに申し込んでいるのですが、翌日朝までその日の水を買う時間がなさそうなので、翌日分の水もまとめてここで購入しました。Grabはホテルの前まで連れて行ってくれるので、多少手に持つ荷物が多くなっても大丈夫。1つのホテルに連泊するときはこのタイミングで多めに水を買っておいて、ホテルの冷蔵庫にストックしておくと楽ですね。

Grabにのってクアラルンプール市内のホテルへ移動
1.Grab乗り場の目印はDoor5
さぁ、e-HAILINGと書いてあるGrab乗り場、Door5に到着しました。マレーシアでは「Keluar」という言葉が出口です。街を離れると、このKeluarしか書いていないドアも多くなるので出口(Exit)の意味だと覚えておきましょう。観光地でも、各施設に入って出口を探すときに役に立ちます。

2.Grabを呼ぶタイミングと場所
Grabは、スマートフォンのアプリを使って、タクシーやプライベートカー、バイクタクシーを簡単に呼び出すことができるサービスです。東南アジアを中心に展開するe-hailing(電子ハイリング)サービスの一つです。乗車前に料金が確定するため、安心して利用することができます。
Grabを利用するメリットはこちらの4点です。
- 利便性が抜群:Grabはスマートフォンのアプリを使って、いつでもどこでも簡単に車を呼び出すことができます。待ち時間も少なく、ストレスフリーで移動できます。
- 料金の透明性:乗車前に料金がアプリ上で表示されるので、後から高額な料金が請求される心配がありません。
- 安全性に優れる:ドライバーのプロフィールや評価、車の情報がしっかりと確認できるので、安心して利用することができます。
- 支払い方法が豊富:クレジットカードやデビットカード、さらにはGrabPayというe-walletを使用して、アプリ上で簡単に支払いができます。
Grabのアプリは多少設定が必要ですので、
1. Grabアプリのダウンロード 2.アカウントの作成 3. クレジットカード登録
上記の3つは日本で済ませておくとスムーズです。
このGrabアプリでちょっとコツがいるのが、現在地。ちょっと入り組んだところだと、道の反対側なのか、そもそも道がここで合っているのかなど最初のうちは戸惑うことも多いです。目印になる建物などが近くにあるところや、Grab専用のピックアップポイントなど、その場がパッと分かる位置でGrabアプリを起動しましょう。
Door5の付近で、Grabアプリを起動すると現在地が「Level1-Door5」と表示されるので便利です。
さぁ、Door5に着いたらGrabアプリを開き、まずは目的地を入力します。今回はホテルに行ってもらうので、ホテル名を入れて検索し、目的地にセットしました。
現在地表示が合っているのを確認し、車種を選びます。マレーシアでは「JustGrab」が初期値になっています。ちょっと高級車に乗りたいと思う方はGrabCar Plus、荷物が多いときやご家族で乗るときは6人乗りの場合はGrabCar(6-seater)を選びましょう。
今回は「JustGrab」を選びました。選択したサービスに応じて、予想される料金が表示されます。「Book」を押して完了です。
自動的にドライバーがマッチングされ、ドライバーの名前や写真、車の情報が表示されます。アプリ上でドライバーの現在位置や到着予想時間を確認しながら待ちます。

3.Grabのドライバーさんからの電話
配車が決まったと同時に、ドライバーさんから電話がかかってきました!まだスマホを買い替えたばかり、しかもeSIMの設定などバタバタしていた時に着信の画面になったので、うまく取れず。2回、3回とかかってきて電話を取れたけど音が聞こえず。やっと4回目の着信で通話ができました。「Grabは待つだけでいい」と家族から聞いていたので、電話がかかってきて、ちょっと焦りました。
しかも、通信状況藻とぎれとぎれで、英語を話す速度も早い…。「ちょっと聞こえずらいのでゆっくり話してください」とお願いしました。電話で聞かれた内容は次の通り。3分ほどの通話。
・空港のどこにいるのか?
・何人なのか?
・スーツケースはどのくらいのサイズで何個あるか?
・行先はホテルで合っているか?
・待っているところに人は多いか?
それぞれお伝えして、「Door5のプラットフォーム3にいる」ことを最後に伝えると、「じゃあ、あと5分くらいだからそこで待ってて!」ということで電話終了。おそらく、空港だとどこで待っているかわからなかったり、荷物が多すぎてのせきれないことも多くあるのでしょうね。
アプリで車の位置を確認しながら待ち、10分ほど経って到着。ナンバーを確認して手を上げました。次から次と列をなしてGrabがくるので、空港でお互い見つけるのは大変そうだなぁと思いました。

4.Grabの車内はとっても快適!
5つ星のタクシードライバーさん。とってもにこやかで最初の10分くらいはずっと英語でおしゃべり。(Grabでは会話が少ないと聞いていたので、初回からその英語の速さにドキドキ…)
どこから来たの?東京走っているけど日本に住んでるの?何日の滞在なの?どこに行く予定?など定番の旅の質問から、ホテル近くの観光情報、クアラルンプールのおすすめの場所、交通情報などを話してくれました。
車内はとっても快適で、その間に手荷物の整理だったり、明日のツアーの情報を確認したりなどゆったり作業ができました。海外に行ったときは移動中の景色も楽しみにしているのですが、日が暮れてしまうと、外はほぼ見えなかったので日程表の確認など車内でゆっくり作業しました。

クアラルンプールから50分くらい経つと、少しずつ街の明かりが見えてきました!ちらっとペトロナスツインタワーも見えました。クアラルンプール市内に入ると、ドライバーさんがいろいろと観光案内をしてくれました。「あなたが泊まるホテルの近くは、すごくにぎわっているから夜まで楽しめるし、ショッピングにも便利だよ」と言ってくれました。メイン通りになると、すごい渋滞。

ホテルに到着したらGrabでドライバーさんを評価をしよう
クアラルンプール市内のJWマリオットホテルに到着
今回の宿泊先「JWマリオットホテル」に到着。クアラルンプール空港から65分でした。Grabの車内はとにかく快適で素敵な音楽も流れ、ドライバーさんのおしゃべりあり、観光案内アリと、あっという間の1時間でした。
Grabの料金は75.35リンギット。この日のレートは1リンギット31円だったので、日本円で2336円。2人で乗ったので、1人1000円ちょっとでドアtoドアの快適さは安いですね。

クアラルンプールでGrabのチップは払うべき?
出発する前に家族に確認したところ、マレーシアはチップの習慣があまりないし、特別な対応とか気持ちよく乗れた時に払えばいいよと教えてもらっていました。
Grabを降りるときに、アプリ内で決済が完結しているのでそのまま降りますが、そのあとにドライバーの評価のお願いとともに、チップを払うかどうかの画面が表示されます。
私はこの画面に弱い…。こう出てくると、やっぱり感謝の気持ちを添えてチップを送りたくなってしまいます。
この滞在では15回ほど乗りましたが、荒い運転だったり、対応がいまいちだったりした人以外は2~8リンギットのチップを毎回払いました。というほど、今回のGrabの方々はみんなとても親切で、とても快適な旅になりました。

Grabを降りて無事ホテルにチェックイン!
料金は2500円くらい。アプリ内で決済が完了しているので、スーツケースを出してもらってお礼を言ってドライバーさんとお別れ。玄関でホテルの方がスーツケースを預かってくれて、フロントでチェックインをします。

まとめ
今回、クアラルンプール国際空港からクアラルンプール市内へのホテルの移動方法についてお話ししました。
空港に着いたらまずは、eSIMの設定、現地通貨への両替、そしてGrabのアプリの起動を忘れずに。移動の合間に時間が許すならばコンビニでの買い物もしておくと、ホテルへのチェックイン後にゆっくりできますよ。
クアラルンプール空港でのGrab乗り場はDoor5が目印となります。Grabの車内はとっても快適なので、ホテルにリラックスしながら向かうことができます。
最後に無事にホテルにチェックインできたら、荷解きや旅行日程の確認などをしながらちょっと一息つけるといいですね。空港からの快適な移動で、その後の旅が楽しいものになりますように。
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