ディズニー・ピクサーの人気映画『カーズ』。真っ赤なスポーツカー、マックィーンが迷い込んだ「ラジエーター・スプリングス」は、どこか懐かしく美しい町ですよね。実はこの町の風景には、アメリカを横断する伝説の道「ルート66」に実在するモデルが数多く存在します。
映画『カーズ』の舞台はどこ?モデルになった場所もわかる
映画のメイン舞台であるラジエーター・スプリングスは実在しませんが、その背景にはルート66への深い敬意が込められています。ピクサーの制作チームは実際にルート66を旅して、現地の町や人、独特の地形を取材しました。それらの断片をパズルのように組み合わせて作られたのが、あの魅力的な世界なのです。
舞台はルート66沿いの架空の町
ラジエーター・スプリングスは、アメリカ中西部から西海岸まで続く旧国道「ルート66」沿いにある設定です。物語では、かつては多くの車で賑わったものの、バイパスとなる高速道路が開通したことで忘れ去られた町として描かれています。これは、1950年代から80年代にかけて実際にルート66沿いの多くの町が辿った歴史そのものです。
映画に登場する建物の形やネオンサイン、そして町のゆったりとした空気感は、特定の場所一つだけではなく、ルート66に残る「古き良きアメリカ」の要素を丁寧にすくい取って作られました。物語を楽しむ上で、この町が「忘れ去られた場所」であるという背景を知っていると、マックィーンが町の住人たちと交流する姿により深く感動できるはずです。
モデルは複数の町や風景を合体
ラジエーター・スプリングスのモデルは、アリゾナ州、テキサス州、ニューメキシコ州など、複数の州に点在するスポットが融合してできています。例えば、サリーの経営する「コージー・コーン・モーテル」の外観は、アリゾナ州などにあるコーン(円錐)型のモーテルがモデルです。
町の入り口にある山の形や、建物に描かれた看板、さらには住人たちのキャラクターのモデルとなった人物までもがルート66沿いに実在しています。これらの要素を組み合わせることで、架空の町でありながら、ルート66を知る人にとっては「どこかで見たことがある、懐かしい風景」が完成しました。旅をしながら「あ、これはルイジのお店に似ている!」といった発見ができるのが最大の魅力です。
砂漠の景色と古い街並みが鍵
映画の中で印象的なのが、オレンジ色に輝く奇岩や赤土の断崖といった壮大な自然景観です。これは主にアリゾナ州やテキサス州で見られる風景を参考にしています。特にマックィーンとサリーがドライブするシーンで背景に見える「オーナメント・バレー」は、実在のモニュメント・バレーをカーズの世界観に合わせて車にちなんだ形へアレンジしたものです。
また、街並みには1950年代のネオン管が輝くレトロなデザインが多用されています。ひび割れたアスファルトや色あせた看板などは、かつて繁栄した時代の名残を表現しており、これが映画に独特の哀愁と温かみを与えています。この「荒野の自然」と「レトロな建物」のコントラストが、カーズの世界を構成する最も重要な視覚的要素です。
物語と舞台がつながるポイント
カーズの大きなテーマの一つは、「スピードを競うよりも、寄り道をして景色や仲間を楽しむ大切さ」です。これは、効率を重視して作られたフリーウェイ(高速道路)と、景色を楽しみながら町を抜けていくルート66の関係性とリンクしています。かつてのルート66は、ドライブそのものが目的となるような豊かな道でした。
映画の中で町をバイパスが避けて通るようになった歴史が語られますが、それはこの道が「ヒストリック・ルート66」として保存されるまでの実話に基づいています。舞台を知ることは、マックィーンがどうしてラジエーター・スプリングスという場所を好きになったのか、その理由を深く理解することに繋がります。
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映画『カーズ』の舞台を感じるおすすめスポット8選
ルート66を走れば、まるで映画のセットの中に迷い込んだような気分になれる場所がたくさんあります。特にファンなら立ち寄りたい、再現度の高いスポットを厳選しました。
セリグマン(アリゾナ)
ラジエーター・スプリングスそのものと言われる、カーズの聖地として最も有名な町です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 見どころ | エンジェル・デルガディーロ氏の理髪店(町のモデル) |
| 特徴 | 町中にカーズ風のデコレーション車やレトロな建物が並ぶ |
| 所在地 | Seligman, AZ |
ウィリアムズ(アリゾナ)
ルート66で最後に高速道路が開通した町で、古き良き街並みが非常に綺麗に残っています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 見どころ | ネオンサインが輝くダイナーやギフトショップ |
| 特徴 | カーズの世界観そのままの夜景が楽しめる |
| 所在地 | Williams, AZ |
オートマン(アリゾナ)
山の中に位置するゴーストタウンに近い町で、映画の荒野の雰囲気を感じられます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 見どころ | 野生のロバ(バーロ)が歩く街並み |
| 特徴 | ラジエーター・スプリングスへ続く峠道のモデル |
| 所在地 | Oatman, AZ |
トゥクムカリ(ニューメキシコ)
ネオンサインの美しさで知られる町です。「コージー・コーン・モーテル」のモデル候補の一つがあります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 見どころ | ブルー・スワロー・モーテルなどの歴史的宿泊施設 |
| 特徴 | 夜になると街中にネオンが灯り、映画のような幻想的な風景に |
| 所在地 | Tucumcari, NM |
ガレナ(カンザス)
メーターのモデルとなったレッカー車「タウ・ティッピー」が実際に展示されている場所です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 見どころ | Cars on the Route(古いガソリンスタンド跡) |
| 特徴 | 本物のメーターそっくりの車と一緒に写真が撮れる |
| 所在地 | Galena, KS |
キャデラック・ランチ(テキサス)
砂漠にキャデラックが突き刺さっているアートで、山脈「オーナメント・バレー」のモデルです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 見どころ | 地面に突き刺さった10台のキャデラック |
| 特徴 | 誰でもスプレーでペイントできる有名なフォトスポット |
| 所在地 | Amarillo, TX |
ウィグワム・モーテル
サリーが経営するコージー・コーン・モーテルの直接的なモデルとなった、円錐型の宿泊施設です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 特徴 | テントのような形のコンクリート製ルームに泊まれる |
| 場所 | アリゾナ州ホルブルック、またはカリフォルニア州サンバーナーディーノ |
| 予約 | Wigwam Motel 公式(Holbrook) |
ディズニー「カーズランド」
究極の再現度を誇るのが、カリフォルニアのアドベンチャー・パーク内にあるエリアです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 特徴 | ラジエーター・スプリングスの街並みを実物大で完全再現 |
| アトラクション | ラジエーター・スプリングス・レーサーズ |
| 公式サイト | Disney California Adventure |
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カーズの舞台をもっと楽しむ見方と旅のコツ
実際にルート66へ旅に出るなら、ただ通り過ぎるだけではもったいないです。映画のストーリーをより深く噛み締めながら、快適に旅をするためのヒントをまとめました。
ルート66が廃れた背景を知る
ルート66は1926年に創設されましたが、1950年代に始まった州間高速道路(インターステート)の建設により、その役割を終えていきました。映画の中でサリーが語る「昔は車が楽しむためにこの道を走っていたの」というセリフは、まさにこの歴史を指しています。
高速道路は目的地へ早く着くための道ですが、ルート66は「道中の町や人々との出会い」を楽しむための道でした。旅をする際は、あえてナビの「高速道路を避ける」設定を使い、ゆっくりと旧道を走ってみてください。そうすることで、映画の中でマックィーンが気づいた「本当の豊かさ」を体験できるはずです。
街のモデル要素を探しながら歩く
モデルとなった町を訪れたら、建物の看板や、窓に飾られている小物、さらには路地裏まで観察してみてください。制作チームは非常に細かい部分までスケッチして映画に取り入れています。例えば、フローのV8カフェのモデルとなったダイナーや、ルイジのタイヤショップに似た外観の建物など、見つけるたびにワクワクします。
また、町の住人の方と話をしてみるのもおすすめです。セリグマンなどの有名な町では、映画制作チームが訪れた時のエピソードを知っている人もいます。映画と現実がどのように繋がっているか、現地の人から聞くお話は最高の旅のスパイスになります。
行くなら何日必要かの目安
カーズの主要なモデルスポットが集中しているアリゾナ州からテキサス州周辺を巡るなら、少なくとも4日から5日は確保したいところです。例えば、アリゾナ州のフェニックスやラスベガスを拠点にしてレンタカーで回るルートが一般的です。
移動距離が非常に長いため、詰め込みすぎるとマックィーンのように「スピード重視」の旅になってしまいます。一つの町でゆっくりとコーヒーを飲んだり、古いモーテルに泊まったりする時間を大切にするのが、ルート66らしい旅のスタイルです。アメリカの広大な大地を感じながら、余裕を持ったスケジュールを組んでください。
写真映えする時間帯と注意点
カーズのような鮮やかな写真を撮るなら、夕暮れ時(ゴールデンアワー)が最適です。赤い岩肌がより一層赤く染まり、映画のオープニングやエンディングのようなドラマチックな風景が広がります。また、夜になると点灯するネオンサインも見逃せません。
注意点として、ルート66の周辺は砂漠地帯が多く、夏場は非常に高温になります。また、場所によっては現在も私有地であったり、立ち入りが制限されていたりすることもあります。看板やマナーを守り、現地の方への敬意を忘れずに撮影を楽しんでください。特に古い建物を撮影する際は、一言断りを入れると喜んで撮影させてくれることも多いですよ。
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カーズの舞台はルート66の魅力を凝縮した世界
映画『カーズ』を観てからルート66を旅すると、何気ないガソリンスタンドや、広大な地平線が特別なものに見えてきます。ラジエーター・スプリングスは実在しませんが、そのスピリットは今もアリゾナやテキサスの小さな町々に息づいています。
マックィーンが仲間たちと出会い、人生で大切なことに気づいたあの風景。あなたもレンタカーを走らせて、自分だけの「ラジエーター・スプリングス」を探す旅に出かけてみませんか?きっと、地図には載っていない素敵な出会いが待っていますよ。それでは、最高のドライブを楽しんできてくださいね!
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