冬のドイツといえば、街中が温かい光に包まれるクリスマスマーケットが最大の魅力です。空気に漂うスパイスの香りに誘われて屋台を覗けば、この時期しか味わえない絶品グルメがたくさん並んでいます。今回は、本場ドイツのクリスマスを彩る「美味しいもの」の数々を詳しくご紹介します。
ドイツのクリスマスの食べ物、まずは「定番」を押さえる
ドイツのクリスマスグルメは、寒い冬を乗り切るための温かい料理や、保存のきくスパイスたっぷりのお菓子が中心です。マーケットの屋台で気軽に楽しめるものから、ドイツ人が大切にしている伝統的な家庭料理まで、まずはその全体像を把握しておきましょう。
クリスマスマーケットで食べるものの特徴
クリスマスマーケットの屋台料理は、基本的に「片手で持って歩きながら食べられる」ものが主流です。香ばしく焼かれたソーセージをパンに挟んだものや、揚げたてのポテト料理など、ボリューム満点のメニューが揃っています。ドイツの厳しい寒さの中で食べるため、どの料理もしっかりとした味付けで、一口食べれば体が芯から温まるのが特徴です。
また、屋台ごとに専門性が高く、ソーセージ専門店、菓子パン専門店、スイーツ専門店と分かれていることが多いため、複数をシェアして少しずつ味わうのが楽しみ方のコツです。冬の夜空の下、立ち上る湯気とともに味わう屋台グルメは、まさにドイツの冬の風物詩と言えます。
家庭で食べるクリスマス料理の定番
マーケットが華やかな一方で、ドイツの家庭では静かに家族と過ごすのが一般的です。クリスマスイブの定番料理は、意外にも質素な「ジャガイモのサラダとソーセージ」であることが多いです。これは、豪華な食事はクリスマス当日の25日のために取っておき、イブは質素に過ごすという伝統から来ています。
そして25日のメインディッシュとして登場するのが「ローストグース(ガチョウの丸焼き)」です。中にはリンゴやスパイス、栗などが詰められ、じっくりと焼き上げられます。付け合わせには、赤キャベツの煮込みや、ジャガイモの団子「クネーデル」が添えられ、濃厚なソースとともに味わうのがドイツ流の豪華なクリスマスディナーです。
甘い系としょっぱい系のバランス
ドイツのクリスマスは、お菓子のバリエーションが非常に豊富です。シナモン、アニス、クローブといったスパイスをふんだんに使った焼き菓子が並び、その甘い香りはマーケット全体を包み込みます。一方で、お酒のおつまみになるような塩気の効いた料理も充実しており、この「甘い」と「しょっぱい」の無限ループが食欲をそそります。
例えば、甘いホットワインを飲みながら、塩気の強い焼き立てのプレッツェルやソーセージを頬張るのが現地の人々の楽しみ方です。デザートには揚げ菓子やアーモンド菓子も欠かせません。マーケットを一周するだけで、前菜からメイン、デザートまでを網羅したフルコースのような食べ歩きが楽しめます。
飲み物も含めて楽しむコツ
ドイツの冬の主役は、なんといっても「グリューワイン(ホットワイン)」です。赤ワインにスパイスと砂糖を加えて温めたこの飲み物は、体を温めるだけでなく、マーケットの雰囲気を盛り上げる重要な役割を担っています。アルコールが苦手な方には、フルーツジュースをベースにした「キンダープンシュ(子供用パンシュ)」も用意されています。
また、飲み物を注文すると専用の陶器マグカップに入って提供されますが、これには「デポジット(プファンド)」がかかる仕組みです。飲み終わった後にカップを返却すれば数ユーロ戻ってきますが、そのまま持ち帰ることも可能です。毎年デザインが変わるため、お気に入りの街のカップをコレクションするのも、旅の素敵な思い出になります。
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これを食べれば間違いない!ドイツのクリスマス定番グルメ8選
ドイツ全国どのマーケットでも愛されている、絶対に外せない定番グルメを8つ厳選しました。それぞれの特徴を知って、現地での注文に役立ててください。
グリューワイン(ホットワイン)
赤ワインをベースにシナモンやクローブ、オレンジを加えて温めた飲み物です。最近では白ワインベースや、ラム酒を追加した「ミット・シュス(ショット入り)」も人気です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な材料 | 赤・白ワイン、砂糖、シナモン、アニス |
| 楽しみ方 | 街ごとに異なるデザインのマグカップを集める |
| 公式情報 | ドイツ観光局(英語) |
ニュルンベルク風ブラートヴルスト
指ほどのサイズの小さなソーセージを3本、丸いパンに挟んで食べる「ドライ・イム・ヴェックラ」が定番です。マジョラムの香りが効いた、ドイツを代表する味です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 小ぶりでハーブの香りが強い |
| 食べ方 | パンに挟み、お好みでマスタードを添える |
| 公式情報 | ニュルンベルク観光局 |
レープクーヘン(ジンジャーブレッド)
蜂蜜とスパイスをたっぷり使い、ナッツやドライフルーツを練り込んだ伝統菓子です。ハート型に焼かれたものや、チョコレートがかかったものなど種類が豊富です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 食感 | しっとりとして重厚感がある |
| 保存性 | 数ヶ月間日持ちするためお土産に最適 |
| 公式情報 | Lebkuchen-Schmidt |
シュトレン
ドレスデン発祥の、熟成させて食べるクリスマスケーキです。真っ白な粉砂糖をかぶった姿は、おくるみに包まれた幼子イエスを表していると言われています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | バターとドライフルーツ、ラム酒の濃厚な風味 |
| 選び方 | 「Dresdner Stollen」の刻印があるものが本場 |
| 公式情報 | Dresdner Christstollen |
ゲブランテ・マンドゥルン(ローストアーモンド)
砂糖とシナモンを絡めて銅鍋でローストしたアーモンドです。マーケットの入り口付近でよく売られており、その甘い香りに誘われる人が後を絶ちません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| バリエーション | アーモンドの他、カシューナッツやクルミも |
| おすすめ | 出来立ての温かい状態で食べるのが一番 |
| 公式情報 | Visit Berlin (Market info) |
カルトッフェルプッファー(ポテトパンケーキ)
すりおろしたジャガイモを揚げ焼きにした料理です。意外な組み合わせですが、リンゴのムース(アプフェルムース)をたっぷりつけて食べるのがドイツ流です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 味わい | 外はカリカリ、中はモチモチ |
| おすすめ | 揚げたての熱々にリンゴソースを添えて |
| 公式情報 | German Foods (Recipes/Info) |
フラムクーヘン
ドイツ南西部からフランス・アルザス地方にかけての郷土料理です。薄い生地にサワークリームを塗り、ベーコンと玉ねぎを乗せて石窯で焼き上げます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生地 | ピザよりも薄くパリッとした食感 |
| 特徴 | 軽食としてグリューワインとの相性が抜群 |
| 公式情報 | Flammkuchen-Profi |
シュピッツェン(屋台系の揚げ菓子)
シュー生地のような軽い生地を一口大に揚げたお菓子です。たっぷりとかけられた粉砂糖や、中に入ったリンゴの酸味がたまらない美味しさです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 別名 | ムッツェンやシュマルツクランプロとも呼ばれる |
| 特徴 | 揚げたてを袋に入れてくれるため歩きやすい |
| 公式情報 | Stuttgart Christmas Market |
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失敗しない楽しみ方:買う場所・食べ方・持ち帰りのコツ
マーケットの屋台は非常に多く、どこで何を買えばよいか迷ってしまうこともあります。スムーズに、そして賢く現地の味を楽しむための実用的なテクニックをご紹介します。
クリスマスマーケットでの頼み方のポイント
マーケットの屋台では、基本的には指差し注文で十分通じますが、ドイツ語で「一丁!」を意味する「アインマール(Einmal)」という言葉を知っていると便利です。例えば「ブラートヴルスト、アインマール、ビッテ(ソーセージを一つお願いします)」と言えば完璧です。
支払いの際、グリューワインのマグカップのデポジット(プファンド)を含めた金額を提示されますが、これを驚かないようにしましょう。カップを返却したい場合は、カウンターへ戻って「プファンド、ビッテ(デポジットを返してください)」と言えば現金が戻ってきます。最近ではカード決済ができる屋台も増えていますが、小さな店や混雑時は現金がスムーズです。
混雑回避の時間帯と食べ歩き動線
マーケットが最も活気づくのは、ライトアップが美しい夕方17時以降です。この時間は非常に混み合い、屋台の前に長い列ができることもあります。ゆっくりと食事を楽しみたいなら、比較的空いている平日の11時から15時頃に訪れるのがおすすめです。
食べ歩きの動線としては、まず入り口付近の飲み物屋台でグリューワインを確保し、中央の広場付近にあるソーセージ屋台やメイン料理を回るのが効率的です。甘いお菓子の屋台は出口付近にも多いため、最後にお土産を兼ねて購入すると、荷物を抱えて歩く時間を短縮できます。ゴミ箱は各所に設置されていますが、周囲のベンチが埋まっていることも多いため、立って食べるのが基本スタイルであることを心得ておきましょう。
お土産にしやすい食べ物の選び方
自分用や友人へのお土産にするなら、日持ちがして頑丈なパッケージのものを選ぶのがコツです。最もおすすめなのは「レープクーヘン」です。ブリキの缶に入ったものを選べば、スーツケースの中で潰れる心配もありません。シュトレンも長期保存が可能ですが、粉砂糖が飛び散りやすいため、しっかりとビニール包装された箱入りを選ぶようにしましょう。
また、意外に喜ばれるのがスーパーマーケットで買えるクリスマス限定パッケージのチョコレートやスパイスミックスです。これらは軽くて安価なため、バラマキ用のお土産にも最適です。逆に、生もののソーセージや、水分量の多いケーキ類は検疫や衛生面から持ち帰りが難しいため、現地で楽しむ専用と割り切るのが安心です。
日本に持ち帰るときの注意点
肉製品(ソーセージ、ジャーキーなど)は、真空パックや加熱済みであっても日本への持ち込みが厳しく制限されており、原則として禁止されています。現地で美味しいからといって、日本に持ち帰ろうとすると空港の検疫で没収されるだけでなく、罰則の対象にもなるため絶対に避けましょう。
また、シュトレンやレープクーヘン、グリューワインのボトルなどは持ち帰りが可能ですが、液体物(ワイン)は手荷物ではなく必ずスーツケースに入れ、免税範囲を超えないよう注意が必要です。お菓子類も、スーツケースの隙間に緩衝材として衣類を詰め、形が崩れないようパッキングを工夫するのが、日本まで無事に届けるための秘訣です。
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ドイツのクリスマスの食べ物を楽しむための要点まとめ
ドイツのクリスマスを彩る食べ物たちは、その長い歴史と厳しい冬の環境から生まれた、温かく豊かなものばかりです。マーケットで定番のグリューワインやソーセージを楽しみつつ、シュトレンやレープクーヘンのような伝統的な焼き菓子の奥深さにもぜひ触れてみてください。
現地のルールであるデポジット制を理解し、防寒対策をしっかりしてマーケットへ繰り出せば、そこには夢のような食の体験が待っています。今回ご紹介したポイントを参考に、本場ドイツのクリスマスを五感でたっぷりと満喫してください。
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