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アンコールワットの場所と行き方を徹底ガイド|日本からのアクセスや現地での移動も解説

目次

アンコールワットの場所と行き方の基本情報

アンコールワットはカンボジアを代表する巨大な遺跡で、世界中から観光客が訪れます。歴史やアクセス方法を知ることで、より快適に旅をスタートできます。

アンコールワットが位置するカンボジアの地理とアクセス

アンコールワットはカンボジア北西部、シェムリアップ州に位置しています。カンボジアは東南アジアにあり、タイやベトナム、ラオスに囲まれた国です。国土の中央にはトンレサップ湖が広がり、その北側がシェムリアップ市となっています。アンコールワットはこの市街地から北に約6キロメートルの場所にあり、アクセスも良好です。

シェムリアップはカンボジアの観光拠点として整備が進んでおり、空港やバスターミナルがあります。観光地だけでなく、田園風景や伝統的な村も周囲に点在しているため、遺跡巡り以外の体験も楽しめます。アンコールワット訪問の際は、地理を理解して計画を立てると移動がスムーズです。

日本からアンコールワットまでの主な移動ルート

日本からアンコールワットを訪れる場合、最も利用されているのは飛行機を使ったルートです。現在、日本からカンボジアへの直行便は少なく、バンコクやシンガポール、ホーチミンなどの主要都市を経由してシェムリアップ空港に入るのが一般的です。

たとえば、東京・大阪からバンコクやホーチミンまで約6時間、そこからシェムリアップまでさらに1~2時間ほどのフライトとなります。各航空会社によって乗継時間が異なるため、事前に乗換えの便を調べておくことが大切です。シェムリアップ空港から市内まではタクシーやトゥクトゥクで約20分程度の距離です。

シェムリアップ市内からアンコールワットへの交通手段

シェムリアップ市内からアンコールワットへは、複数の交通手段が選べます。主な移動方法は以下の通りです。

・トゥクトゥク:料金も手頃で、気軽に利用できる三輪タクシー。市内ホテルから遺跡群まで約15~20分で到着します。

・タクシー:冷房もあり快適な移動が可能。グループ旅行や荷物が多い場合に便利です。

・レンタサイクル:遺跡群の周囲を自転車で巡るのも人気。体力に自信がある方におすすめです。

・バイクタクシー:現地では「モトドップ」と呼ばれ、少人数の移動に向いています。

朝夕は特に混雑しやすいので、時間に余裕を持ったスケジュールを組むと安心です。また、暑い季節は日差し対策も忘れずにしましょう。

アンコールワット観光を楽しむための準備

アンコールワット観光を最大限に楽しむには、事前の準備が大切です。入場券や服装、マナーを知っておくことで、快適で充実した時間を過ごせます。

入場券の種類と購入方法

アンコールワットの遺跡群はいくつかの入場券が設定されています。主な種類は以下の通りです。

種類有効期間料金(目安)
1日券1日37米ドル
3日券10日間中3日選択62米ドル
7日券1か月中7日選択72米ドル

入場券は、シェムリアップ市内の公式チケットセンター「Angkor Enterprise」で購入できます。遺跡の入口や現地での販売は行われていないため、必ず事前にセンターで手続きしましょう。購入時には顔写真が必要ですが、その場で撮影してもらえるので特別な準備は不要です。

3日券や7日券を利用すれば、余裕を持って遺跡巡りができます。再入場の際にもチケット提示が必要なので、無くさないように注意してください。

ベストシーズンやおすすめの服装

アンコールワット観光のベストシーズンは、乾季にあたる11月から2月頃です。気温が比較的穏やかで、降雨も少ないため観光に適しています。一方、3月から5月は気温が高くなり、6月から10月の雨季は突然のスコールがあるので注意が必要です。

服装は動きやすさと日差し対策がポイントです。長袖のシャツや薄手のパンツ、つばの広い帽子、サングラスなどが役立ちます。寺院内では肩や膝が隠れる服装が推奨されているため、短パンやタンクトップは避けましょう。足元は歩きやすい運動靴やサンダルがおすすめです。

また、雨季に訪れる場合は、雨具や速乾性のある服装を用意すると安心です。日焼け止めや虫除けも忘れずに持参しましょう。

観光時に気を付けたいマナーと注意点

アンコールワットは宗教的にも重要な場所のため、観光の際にはマナーを守ることが求められます。特に寺院内では大きな声を出さず、節度ある行動を心がけましょう。また、仏像や壁画には触れないように気を付けてください。

写真撮影が許可されているエリアでも、フラッシュや三脚の使用は禁止されている場所もあります。事前に案内板やスタッフの指示を確認しましょう。

屋外は日差しが強く、熱中症や脱水症状になりやすいので、水分補給をこまめに行いましょう。貴重品の管理にも注意が必要です。遺跡内では段差や滑りやすい場所もあるため、歩行時は足元をよく確認してください。

アンコールワット遺跡群の見どころと巡り方

アンコールワット遺跡群には、壮大な本堂や周囲の遺跡など、多彩な見どころがあります。それぞれの魅力を知り、効率よく巡る方法を押さえておきましょう。

アンコールワット本堂の見学ポイント

アンコールワット本堂は、クメール建築の最高傑作とも称される壮麗な建物です。中央には5つの塔がそびえ立ち、そのシルエットはカンボジア国旗にも使われています。正面の参道を進むと、巨大な彫刻や精密なレリーフが目を引きます。

特に注目したいのは、西参道を入った先の「回廊」に描かれたレリーフ群です。インドの叙事詩を基にした物語が全長数百メートルにわたり続いており、歴史や神話の世界観を感じ取ることができます。早朝や夕方は混雑が少なく、静かな雰囲気で見学できます。

また、中央祠堂の上層部に上ることができる時間帯もあります。階段が急なので、足元に気を付けて見学を楽しみましょう。

アンコールトムやタプロームなど周辺遺跡の魅力

アンコールワット周辺にも、魅力的な遺跡が数多く点在しています。代表的なスポットをいくつかご紹介します。

・アンコールトム:巨大な城壁と「バイヨン寺院」で知られています。バイヨン寺院の四面仏塔は、微笑みを浮かべた石像が神秘的な雰囲気を演出しています。

・タプローム:木の根が遺跡を覆う独特の風景が特徴です。自然と遺跡が融合した姿は他では見られない光景で、映画のロケ地としても有名です。

他にも「バンテアイ・スレイ」や「プレア・カン」など、個性的な寺院が点在しています。移動にはトゥクトゥクや自転車を活用し、無理のないスケジュールで巡るのがおすすめです。

効率よく巡るためのモデルコースと移動方法

広大な遺跡群を無駄なく巡るには、事前に計画を立てることが重要です。代表的なモデルコースを紹介します。

【1日コース例】

・午前:アンコールワット本堂

・昼:アンコールトム(バイヨン寺院など)

・午後:タプローム

【移動方法のポイント】

・トゥクトゥクを1日チャーターすることで、柔軟なスケジュールが組めます。

・日差しが強い時間帯は、カフェや休憩所でこまめに休息を取りましょう。

3日券があれば、「バンテアイ・スレイ」や「プレループ」など郊外の遺跡にも足を延ばすことができます。ガイドを依頼すれば、遺跡の歴史や見どころの説明も受けられるので、初めての方にもおすすめです。

現地で役立つ旅行情報と体験ガイド

アンコールワット観光の拠点となるシェムリアップには、ホテルやレストラン、ショッピングスポットなどが充実しています。滞在中に役立つ情報をまとめました。

シェムリアップのおすすめホテルと宿泊エリア

シェムリアップには幅広いタイプの宿泊施設が揃っています。エリアごとの特徴を表にまとめました。

エリア名特徴
オールドマーケット周辺観光・グルメに便利、賑やかブティックホテルなど
ワットボー付近静かで落ち着いた雰囲気ゲストハウス
空港周辺移動に便利高級リゾートホテル

初めての方には、飲食店や土産物店が集まるオールドマーケット周辺が便利です。静かな滞在を希望する場合は、ワットボー付近の小規模ホテルやゲストハウスも人気です。予算や目的に合わせて選択しましょう。

クメール料理が味わえるレストランとカフェ

アンコールワット観光の合間に、地元のクメール料理もぜひ楽しみたいものです。シェムリアップには伝統的なレストランや雰囲気の良いカフェが点在しています。

・クメールキッチン:代表的なクメールカレーやアモック(魚のココナッツ蒸し)など、定番メニューが揃っています。

・レッドピアノ:欧米人観光客にも人気。クメール料理だけでなくインターナショナルメニューも豊富です。

・ブルーパンプキン:カフェ利用や軽食にも便利。スイーツやドリンクもおすすめです。

屋台やローカル食堂では、リーズナブルにさまざまな料理を体験できます。食事の際は、衛生面にも配慮して選ぶと安心です。

カンボジアならではのお土産選びとショッピングスポット

旅の思い出や家族・友人への贈り物に、カンボジアならではのお土産を探すのも旅の楽しみです。シェムリアップはショッピングスポットが豊富にあります。

・オールドマーケット:伝統雑貨やシルク製品、アクセサリーなどが並びます。値段交渉も楽しみのひとつです。

・ナイトマーケット:夜になると多くの屋台が立ち並び、衣類や工芸品が充実しています。

・アートセンター:アーティストによる手作りの雑貨や絵画など、ユニークなお土産を探すのにぴったりです。

人気のお土産には、シルクスカーフやカンボジア産のコショウ、ナチュラルコスメなどがあります。購入の際は品質や価格をよく確認しましょう。

まとめ:アンコールワット旅行で充実した時間を過ごすために

アンコールワット旅行を充実させるためには、事前の準備と現地情報の把握が重要です。移動や観光、食事、ショッピングなど、ポイントを押さえて計画を立てましょう。

遺跡群の壮大さやカンボジア独自の文化を体感しながら、現地の人々との触れ合いも旅の楽しみになります。安全やマナーに注意しつつ、自分らしい旅のスタイルで心に残る時間をお過ごしください。

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この記事を書いた人

アルルのアバター アルル アルル制作所 取締役

世界中を旅するクリエイターのアルル。
美しい風景、素敵なショー、現地ツアーをとことん楽しむ旅行情報を発信。一人でも多くの人に親子旅や女子旅を楽しんでもらえるよう、世界の素敵な風景やスポットをご紹介。
アルル制作所 岩永奈々が運営。

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