ブラジリアってどんな街?首都の見どころと行き方ガイド

行きたいところが詰まってます!
アルルの旅の愛読書。質の高い情報が満載♪

編集:JTBパブリッシング
¥1,188 (2025/11/04 09:54時点 | Amazon調べ)
編集:JTBパブリッシング
¥1,336 (2025/11/04 09:54時点 | Amazon調べ)
ジェイティビィパブリッシング
¥652 (2025/11/04 16:06時点 | Amazon調べ)
編集:JTBパブリッシング
¥1,320 (2025/11/08 09:03時点 | Amazon調べ)

ブラジリアは20世紀に作られた計画都市で、モダン建築と広大な空間が共存するユニークな首都です。公共建築の美しさや街並みは見応えがあり、効率的に回れば短期間でも満喫できます。ここでは街の成り立ちや建築、移動・宿泊のコツ、観光モデルコースまでを案内します。

目次

これだけでわかるブラジルのブラジリアの全体像

ブラジル ブラジリア

ブラジリアの位置や成り立ち、世界遺産登録の理由までを短くまとめ、旅行前に知っておくと役立つポイントを紹介します。建築や都市構造が観光の中心になる街なので、見どころを把握してから出かけましょう。

位置とアクセスの概要

ブラジリアはブラジル中西部に位置し、標高約1,000メートルの高原地帯にあります。国内主要都市からの移動は飛行機が中心で、国内線が多く就航するプレジデンチ・ジャーリス・カベサス国際空港(通称:ブラジリア国際空港)が玄関口です。サンパウロやリオデジャネイロからは直行便で約1時間半〜2時間前後、地方からも国内線がつながっています。

空港から市中心部へはタクシーや配車アプリ(Uberなど)、空港バスが利用できます。所要時間は道路状況や目的地により変わりますが、一般的に空港から中央地区までは20〜40分ほどです。長距離のバス路線もあり、周辺州や観光地と結ばれているので陸路で入る選択肢もあります。

到着時は高地で乾燥した気候に慣れていないと喉や肌が乾燥しやすいので、水分補給を心がけてください。公共交通は路線と本数が限られる時間帯もあるため、移動は計画的に行うと安心です。

首都になった理由

ブラジリアが首都になった背景は国土開発と地域バランスの観点が大きな理由です。20世紀前半、沿岸部に人口と政治機能が集中していたため、政府は内陸部の開発、経済的均衡を図る目的で新首都建設を決めました。政府は国の中心を内陸に移すことで、開発を促進し、行政機能を分散することを目指しました。

加えて新都市をゼロから設計することで、近代的な行政機構や道路網を計画的に整備できる利点がありました。結果として1950年代末から1960年代にかけて短期間で都市建設が進められ、1960年に正式に首都が移転しました。政治的・経済的な意図がはっきりしているため、都市の構造や機能が明快で、建築や都市デザインを見ることでその意図が感じ取れます。

計画都市としての特徴

ブラジリアは航空機の形を模した区画配置や、機能別に分けられた「ゾーン」分割が特徴です。居住区、行政区、文化区、商業区が明確に分かれており、道路は幹線レイアウトで移動がしやすい反面、徒歩での移動には距離がある場所もあります。片側車線の幅が広く緑地が多いので、車での移動が中心の街という印象です。

街路や公園が大きく取られているため、建物やモニュメントを遠景で楽しめる場所が多いのも魅力です。建築物は曲線と直線を組み合わせたモダニズム建築が多く、彫刻的な外観が目を引きます。住宅地では「スーパーブロック」と呼ばれる集合住宅群が設けられ、生活に必要な施設がまとまっているのが特徴です。

世界遺産になった背景

ブラジリアの歴史的価値は建築と都市計画の統合にあります。国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)は、20世紀の都市計画と近代建築の優れた例として登録しました。都市全体が一つのプロジェクトとして設計され、景観や公共空間が統一された美意識を持っている点が評価されています。

登録範囲は中心部の主要な公共建築と計画区域に及び、モダニズム建築の保存状態や都市設計の一貫性が決め手になりました。観光ではこの都市構造と建築の調和を感じることが主な見どころになります。

旅行で押さえるべきポイント

ブラジリア観光では見どころを地理的にまとめて回ると効率が良いです。朝夕で光の角度が変わり建築の表情が替わるので、写真好きは時間帯を分けて訪れると満足度が上がります。市内移動はタクシーや配車アプリを上手に使うと便利ですが、短距離は徒歩で雰囲気を楽しむのもおすすめです。

公共施設は開館時間が比較的規則的ですが、祝日や週末は閉館する場所もあるので事前に確認してください。日差しが強い日が多いため帽子や日焼け止め、水分を用意しておくと安心です。

予約する前にまずチェック!

憧れのあの高級ホテルも、今予約しようとしている航空券も!/

なんと、最大79%OFFで泊まれちゃう!

ブラジリアの誕生と都市作りの流れ

ブラジル ブラジリア

ブラジリア建設の背景から関係者、工期や費用、地域社会への影響まで順に見ていきます。計画と実行がどのように行われたかを知ると、街を歩く時に見える景色がより理解しやすくなります。

遷都決定から完成までの流れ

首都移転の決定は長年議論の末に行われ、1956年に建設が本格化しました。政府は新都市を建設するために土地を選定し、設計コンペの結果を取り入れて都市計画が進められました。着工後は道路やインフラ整備、行政施設の建設が短期間で行われ、1960年には公式に首都として機能を開始しました。

この間、各分野の専門家や労働者が集まり、急ピッチで住宅や公共施設が整備されていきました。立ち上がりは計画的でしたが、入居や行政移転に伴うスケジュール調整や追加工事が発生し、現場では高い適応力が求められました。結果として短期間で近代的な首都が形になりました。

ルシオ コスタとオスカー ニーマイヤーの役割

都市計画家ルシオ・コスタは街全体のマスタープランを設計し、都市の骨格やゾーニングを決めました。彼の設計思想により、航空機を模したレイアウトや機能分離が実現しました。建築家オスカー・ニーマイヤーは公共建築の主要なデザインを担当し、曲線を用いた大胆なフォルムで多くの landmark を生み出しました。

二人のチームワークは街の統一された景観を生み、都市全体が一つの芸術作品のような印象を与えています。ニーマイヤーの建築は彫刻的で視覚的なインパクトが強く、訪れる人に強い印象を残します。

建設にかかった時間とコスト

ブラジリアの中心部は短期間で建設され、着工から公式開都まで約4年ほどで進められました。速いペースでの工事は大量の資材と労働力を動員したため、コストも膨らみました。当時の予算配分や経済状況により資金調達と配分が課題となりましたが、国家プロジェクトとして優先的に扱われたため工事は進行しました。

今日では建設当初のコストと時間の短縮が注目される一方で、維持管理や増築に伴う追加費用も発生しており、都市運営にかかる負担が議論されることがあります。

建設が地域社会にもたらした影響

首都移転で流入した人口により周辺地域の経済活動が活発化しました。インフラ整備、雇用創出、地元ビジネスの成長が見られ、一方で建設に伴う社会変化や従来の生活圏の変化も生じました。新たな行政機関や企業が集まったことでサービス産業が発展し、教育機関や医療施設の整備も進みました。

その反面、急速な都市化による住宅需要の高まりや都市サービスの供給ギャップが課題となり、後年にわたって改善と調整が続きました。現地に残るコミュニティや文化の変容も、都市の歴史を語る重要な要素です。

SIMは現地でも手配できるけど結構並ぶし、空港着いたらすぐに使いたいですよね。
設定も簡単で、高速データ通信なので海外でもサクサクネットがつながります。

建築と都市景観で見るブラジリアの魅力

ブラジル ブラジリア

ブラジリアは建築の宝庫です。大聖堂や政府機関の建物、整然とした広場や空間配置など、見どころを順に回ることで街の個性を堪能できます。写真スポットも多数ありますので、時間配分を考えて巡りましょう。

ブラジリア大聖堂の見どころ

ブラジリア大聖堂はガラスとコンクリートを組み合わせた円錐状の堂で、外観の16本の曲線柱が空に伸びる姿が印象的です。内部に入ると柔らかな自然光が差し込み、ステンドグラスや祭壇周りの照明が独特の雰囲気を作っています。入口の下にある地下の回廊からも建物の構造を観察できます。

訪問の際は礼拝や式典の時間に注意して、静かに見学できる時間帯を選ぶと落ち着いて見られます。写真撮影が許可されている場所と制限される場所があるため、案内表示に従ってください。周囲の緑地と合わせて見ると建築のスケール感がつかめます。

連邦会議議事堂と行政ゾーンの構成

連邦会議議事堂は上下両院が配置された象徴的な建物で、片方がドーム、もう片方が半球形の形状をしています。建物群は行政ゾーンに集中しており、大通り沿いに政府機関が並ぶため一度に多数の重要建築を見て回れます。敷地内の見学ツアーが行われていることもあり、事前予約で内部見学が可能な場合があります。

行政ゾーンは歩道や広場が広く取り分けられているため、建築を遠くから眺めて写真を撮るのに適しています。周辺の案内板やガイドの説明を参考にしながら回ると理解が深まります。

アルボラーダ宮と大統領府の特徴

アルボラーダ宮は大統領府の公邸として設計され、白い直線的な造形と静かな庭園が特徴です。建物自体は外観の美しさが見どころで、外周から眺めるだけでも品格を感じられます。警備や入場制限があるので内部見学は限られますが、周辺の広場や写真スポットとして人気があります。

庭園や前面広場は散歩に適しており、朝の時間帯は比較的静かで落ち着いて景色を眺められます。大統領府の行事がある日は人出が多くなることがあるため、時間をずらして訪れると快適です。

街が飛行機の形に見える都市設計

ブラジリアの都市計画は航空機に似た形状で知られ、中央の「胴体」に主要公共施設、両翼に住宅や通商地区が配置されています。この配置は地図で見るとわかりやすく、多くの観光客が上空写真や地図で街の形を確認します。地上で見ると道路や緑地の広がりがよくわかり、全体を俯瞰する楽しみが増します。

展望スポットや高台から街全体を一望すると、設計思想が直感的に理解できるので時間があれば訪れてみてください。

世界遺産に登録された範囲と理由

ユネスコ登録の範囲は都市中心部の主要建築と都市基本計画を含んでおり、建築群の保存状態、統一された景観、20世紀の都市計画の代表例である点が評価されています。登録は都市全体を対象にしたもので、単一の建築ではなく計画と建築が一体となった価値が認められたためです。

訪問時は登録対象エリアの主要ポイントを押さえることで、遺産としての価値をより深く感じられます。

楽天トラベルの限定クーポン

行く前にチェックしないと損!/

今だけの最大5万円OFF数量限定クーポン!

旅行者のための実用ガイド

ブラジル ブラジリア

移動手段、気候、治安、宿泊の選び方を含め、滞在を快適にするための情報をまとめました。時間を有効に使うためのヒントもお伝えします。

主要空港と日本からの行き方

日本からは直行便がないため、ブラジリアへはヨーロッパ経由や米国(経由)を使うのが一般的です。サンパウロ(グアルーリョス国際空港)やリオデジャネイロ経由で国内線に乗り継ぎ、ブラジリア国際空港へ向かうルートがよく使われます。長距離移動になるため、乗り継ぎ時間に余裕を持って計画してください。

到着後は空港からタクシーや配車アプリを利用すれば中心部へ直行できます。夜間の到着時は配車アプリが安心感がありますが、公式タクシー窓口を利用するとトラブルが少ないです。

市内での移動手段と使い分け

市内移動はタクシーや配車アプリが便利で、観光スポット間の移動に向いています。路線バスは安価ですが、路線や停留所がわかりにくいことがあるため、時間に余裕がある場合に利用するとよいでしょう。自転車レンタルや徒歩で回れるエリアもありますが、建物間の距離があるので歩き回ると疲れることがあります。

グループで回る場合は車をチャーターすると効率的に回れます。観光地の開館時間を確認して、移動にかかる時間を見積もることをおすすめします。

気候の特徴と服装の目安

ブラジリアは高地に位置するため、日中は強い日差しがあっても夜は冷え込むことがあります。乾季(5〜9月)は晴天が続き、湿気が少なく過ごしやすい反面、朝晩は肌寒く感じる日もあります。雨季(10〜3月)は夕方にスコールがあることが多いので、軽い雨具が役立ちます。

服装は日中用に薄手の服と、夜間や朝用に羽織れるものを用意すると快適です。歩きやすい靴、帽子、日焼け止めも忘れずに持っていきましょう。

治安の傾向と安全対策

ブラジリアは他の南米大都市と同様にスリや置き引き、深夜の人通りが少ない場所でのトラブルに注意が必要です。観光スポットや主要道路は比較的安全ですが、人混みや夜間は警戒を強めてください。貴重品は必要最小限にし、バッグは前に抱えるなど基本的な対策を心がけると安心です。

移動には信頼できるタクシー会社や配車アプリを利用し、現地の人や宿泊施設のスタッフに安全なルートや夜間の注意点を聞いておくと良い情報が得られます。

宿泊エリアの選び方と予算感

宿泊は行政区周辺や南北の居住エリア(スーパーブロックに近い地域)を選ぶと移動が便利です。観光の中心地に近いホテルは中級〜高級まで幅広く揃っており、ビジネス客向けの施設も多いです。予算はバックパッカー向けの安宿から高級ホテルまで多様ですが、中級クラスのホテルであれば利便性と快適さのバランスが取りやすいです。

朝食付きや駅・バス停へのアクセスを重視して選ぶと滞在がスムーズになります。週末やイベント時は料金が上がることがあるので早めの予約をおすすめします。

現地で楽しむ観光スポットとモデルコース

実際に回る順番や見逃せないスポット、食事や散策コースを提案します。時間別に動き方を決めると効率よく楽しめます。

必見スポットのリストと優先度

優先度高

  • ブラジリア大聖堂:外観・内部ともに見応えあり
  • 連邦会議議事堂:象徴的な建物群を外側から見学
  • アルボラーダ宮の前庭:写真スポットとして人気

優先度中

  • JK橋(ジュセリーノ・クビチェック橋):夜景が美しい
  • 国立図書館・劇場周辺:文化ゾーンの中心

優先度低(時間があれば)

  • 地元市場や小さな美術館:地域色を感じるスポット

順路は午前に主要建築を回り、午後は博物館や市場で過ごすと余裕が生まれます。

博物館や文化施設の主な見所

ブラジリアには現代美術や地域史を扱う施設が点在しています。国立美術館や文化センターは展示の質が高く、建物自体が見どころのこともあります。展示の入れ替えや特別展が頻繁に行われるため、訪問前に最新情報をチェックすると良いです。

各施設は案内表示が整っている場所が多いので、まず総合案内で展示のハイライトを確認してから回ると時間を有効に使えます。音声ガイドや日本語資料は限られる場合があるため、英語やポルトガル語の案内を参考にすることになります。

自然を楽しむ公園と散策ルート

イビラプエラのような大都市の大公園とは異なりますが、緑地や散歩道が整備された場所が点在しています。都市中央部の湖畔や緑道はゆっくり歩くのに向いており、朝の清々しい時間帯がおすすめです。小さなピクニックやベンチでの休憩も気持ちよく過ごせます。

散策ルートは建築を眺めながら回れるコースを組むと、都市の景観と自然の両方を楽しめます。虫よけや飲み物を用意しておくと安心です。

地元料理と食事のおすすめ

ブラジリアではブラジルらしい料理や多国籍のレストランが楽しめます。ムケッカやフェイジョアーダのような伝統料理を提供する店や、地域の食材を活かしたカジュアルなレストランが点在しています。市場ではフルーツや軽食を試すと地元の味が分かります。

レストランの営業時間は夕方以降に混雑することが多いので、人気店は予約を入れておくと安心です。飲料水はボトルを利用し、屋台では衛生状態を確認してから利用してください。

1日と2日のモデルコース例

1日コース(朝〜夕)

  • 朝:ブラジリア大聖堂→連邦会議議事堂の外観見学
  • 昼:行政ゾーン周辺でランチ
  • 午後:アルボラーダ宮周辺散策→JK橋で夕景を撮影

2日コース(1日目)

  • 午前:主要建築群を一通り巡る
  • 午後:国立美術館や文化施設で展示見学
  • 夜:地元レストランで夕食

2日目

  • 朝:湖畔や公園で散歩→市場で軽食
  • 昼:余裕があれば近郊の小さな観光スポットを訪問

短時間でも見どころを絞れば満足度は高いので、体力と興味に合わせて組み合わせてください。

ブラジリアの主なポイントを振り返る

ブラジリアは近代都市計画と印象的な建築が魅力の首都です。移動手段や気候、安全面を押さえておけば観光はスムーズに進みます。短期滞在でも主要建築と文化施設を効率よく回れば充実した時間が過ごせます。写真や散歩で街のデザインを感じながら、自分なりの楽しみ方を見つけてください。

旅を大満喫したいなら、やっぱり
充実の内容の「まっぷる」が頼りになります♪

昭文社
¥1,540 (2025/11/07 09:50時点 | Amazon調べ)
著:昭文社
¥1,098 (2025/11/08 09:03時点 | Amazon調べ)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
楽天トラベルの限定クーポン

行く前にチェックしないと損!/

今だけの最大5万円OFF数量限定クーポン!

この記事を書いた人

アルルのアバター アルル アルル制作所 取締役

世界中を旅するクリエイターのアルル。
美しい風景、素敵なショー、現地ツアーをとことん楽しむ旅行情報を発信。一人でも多くの人に親子旅や女子旅を楽しんでもらえるよう、世界の素敵な風景やスポットをご紹介。
アルル制作所 岩永奈々が運営。

目次