カルタゴはどこにある?チュニスのど真ん中から遺跡まで道案内します

古代地中海の大都市、カルタゴはどこにあったのかを、地図や移動手段に詳しく、やさしい口調でご案内します。観光で行くときに役立つ位置情報や遺跡の区分、アクセス方法、見学時の注意点まで、歩きながら話すようにまとめました。これから行く人が迷わないように、実用的な情報を中心にお伝えします。

目次

カルタゴの場所はどこにあるかすぐにわかる

カルタゴ 場所

カルタゴ遺跡は、現在のチュニス郊外、地中海に面した半島状の台地に広がっています。チュニス中心部から北東へ約15キロほどで、車や公共交通で短時間に行ける距離です。遺跡は海に近く、港や丘の立地が一目でわかるため、地図で探しやすいのが特徴です。旧市街(メディナ)やカルタゴ=ラファイエット空港を基準にすると方向が取りやすく、観光案内所やタクシー運転手に「Carthage(カルタゴ)」と伝えれば通じます。駅の名前や主要遺跡名もあわせて覚えておくと安心です。

現代のチュニスのどのあたりか

カルタゴ遺跡はチュニスの北東、地中海沿いの高台に位置します。チュニス中心部のメディナからはバスや電車で20〜40分ほど、車なら渋滞次第で30分前後です。近隣は住宅地やリゾート、観光施設が点在し、海岸線に沿った道を進むと到着します。主要なランドマークとしてはカルタゴ国立博物館やアンジェル・マルシャンの邸宅(ローマ別荘跡)などがあり、観光ルートが整備されています。観光客向けのカフェや土産物店も点在しているので、歩き回れば迷いにくい場所です。

カルタゴ遺跡の緯度経度の目安

遺跡の中心付近の目安緯度経度はおおよそ北緯36.86度、東経10.33度前後です。主要な見どころはやや広範囲に点在するため、訪れる際はこの座標を地図アプリに入れて、目的の遺跡(例:バルカ騎士の墓、ローマ浴場跡、トフェ・カルタージネ)にナビ設定すると便利です。スマホのオフライン地図機能を使う場合は、チュニス周辺の地図データを事前にダウンロードしておくと安心です。

遺跡の主なエリア名称

カルタゴ遺跡はいくつかのエリアに分かれています。代表的な名前を挙げると、ローマ浴場(Antonine Baths)、ビュウタ墓地(Tophet)、ローマ劇場跡、ポンベイやカルタゴ国立博物館の周辺、そして港に面した丘陵地帯です。各エリアは歩いて移動可能ですが、起伏がある場所も多いので、見学順を決めて回ると効率よく回れます。観光案内や地図の表記に従えば、見落としを減らせます。

地図で場所を確認するコツ

地図で探すときは「Carthage」やフランス語表記「Carthage Byrsa」などで検索すると見つかりやすいです。海岸線のインレットや湾を目印にすると、港や防衛施設の位置関係がつかめます。Google MapsやOSMで衛星表示を切り替えると遺跡の石組みや遺構の形が見え、どのエリアを回るかイメージしやすくなります。徒歩移動を想定するなら等高線やストリートビューで坂の有無を確認しておくと安心です。

観光でまず押さえる場所

観光で優先したいのは、ローマ浴場跡、カルタゴ国立博物館、ビュウタ墓地(トフェト)、ローマ劇場と港周辺です。ローマ浴場は規模が大きく見応えがあり、博物館では発掘品や模型で古代カルタゴの街並みを理解できます。トフェトは祈祷や埋葬に関わる場所で、歴史を感じる静かなスポットです。港周辺は海を望める散策に向いています。まずはこれらを押さえておくと、短時間の滞在でも満足できます。

一言で言うとどこか

カルタゴは「チュニス北東の海沿いに広がる古代遺跡群」で、車や公共交通で簡単にアクセスできる観光地です。海のそばの高台に点在する遺跡を見ながら歩けば、古代地中海の繁栄を感じられます。

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古代カルタゴの位置と周辺の地形

カルタゴ 場所

古代カルタゴは北アフリカの沿岸部に位置し、地中海の交易路に直結する立地でした。フェニキア人が入植して以降、湾や天然の入江を利用した港が都市の中心となり、海洋国家として力を蓄えました。周囲はマグロや塩、穀物など海と陸の資源に恵まれ、港を中心に交易網が広がっていました。

北アフリカ沿岸での位置付け

カルタゴはチュニジア北部、北アフリカ沿岸の要衝にあり、シチリア島やイタリア半島、西地中海、サハラの交易路とも接続していました。フェニキアからの移住者が港を整備して以来、地中海西部での中継・交易基地として発展しました。海上交易の中継点としての位置が、都市の富と軍事力に直結していました。

地中海交易に適した地形の特徴

湾や入江があることで、外港と内港を使い分けられる構造でした。外洋からの船が停泊する場所と、より安全に荷を積み下ろしできる内側の港があったため、多数の船舶を効率よく受け入れられました。周囲の平野は穀物生産に向いており、交易で得た物資を集約して保管するのにも適していました。

天然の良港と対岸との関係

天然の良港は対岸のシチリアやイタリア本土との往来に有利でした。季節風や海流の影響を受けにくい良港により、カルタゴは航海ルートの中継点として信頼を得ました。これが海上での覇権確立につながり、対岸の都市国家との競合・同盟関係にも影響しました。

城壁と市街地の配置概観

古代都市は防御を重視しており、丘陵を利用した城壁や要塞が市街地を囲んでいました。港に近い低地には商業地区や造船所が広がり、丘の上には神殿や行政施設が置かれる配置が一般的でした。城壁は戦時に外敵や海上からの攻撃を防ぐ役割を果たしました。

周辺島やシチリアとの距離感

カルタゴからシチリア島までは海路で比較的近く、航海日数が短い距離にあります。これにより食料や交易品の往来が盛んで、文化的・軍事的な接触も頻繁に起きました。島々を介したルートは、カルタゴの海軍戦略上の重要性を高めました。

当時の自然資源と立地の利点

周辺には良質の塩田や漁場、農地があり、これらが経済の基盤を支えました。木材や鉱物資源は遠方から運ぶ必要がありましたが、港の利便性があれば輸入も容易でした。こうした資源の組み合わせが、海上商業都市としての持続力を支えました。

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現在の遺跡がある場所と訪れ方

カルタゴ 場所

現代のカルタゴ遺跡はチュニジア共和国の観光地として整備されています。主要スポットは歩いて回れる範囲にまとまっていますが、各所に点在しているため半日から一日かけて散策するのがおすすめです。博物館で予習すると回りやすく、海沿いの景色も楽しめます。

遺跡が属する国と行政区

カルタゴ遺跡はチュニジア共和国、アラビア語ではقرطاج(Qarṭāj)に属し、チュニス市の郊外、アリアナ県やベルガウイ区に近い行政区画に位置します。観光客向けの案内表示はフランス語や英語も多く、案内所で地図をもらうと安心です。

チュニス中心部からの所要時間

チュニス旧市街からは交通手段によりますが、電車で約25分、バスで30〜50分、車やタクシーで30分ほどが目安です。朝夕のラッシュや観光シーズンの混雑で時間は変わりますので、余裕を持ったスケジュールにしてください。半日観光なら主要ポイントを絞ると回りやすいです。

電車やバスを使った行き方

チュニスのローカル列車(TGMやSNCFTの近郊線)や地方バスがカルタゴ方面へ運行しています。駅やバス停の案内板で「Carthage」や遺跡名を確認して乗車してください。運賃は比較的安く、切符は窓口や自販機で購入できますが、混雑時は乗車前に確認を。路線図や時刻表は現地で入手可能です。

タクシーやツアー利用のポイント

タクシーは短時間で移動できる便利な手段です。行き先をフランス語や英語で伝えるとスムーズです。定額の観光タクシーや半日ツアーを利用すると、効率よく複数のスポットを回れます。ツアーはガイドが遺跡のポイントを抑えて案内してくれるので、初めて訪れる方には助かります。

入場券と開館時間の目安

主要遺跡や博物館は有料で、料金は施設ごとに異なります。一般的に博物館は午前9時から午後4〜5時まで開いていることが多く、週末や祝日は変動することがあります。公式サイトや現地案内で最新情報を確認してください。学生割引やグループ割引がある場合もあります。

見学時の服装と持ち物

歩きやすい靴と帽子、日焼け対策があると快適です。夏場は強い日差しと暑さがあるので飲み水を十分に持参してください。坂や石畳が多いため転倒防止に注意し、雨季は滑りやすくなることがあります。カメラや双眼鏡があれば遺構の細部や海の眺めを楽しめます。

現地で気をつけること

遺跡は一部保存状態が不安定な場所もあるため、立ち入り禁止エリアには近づかないでください。現地の標識やガイドの指示に従うことが大切です。チュニス市内や駅周辺ではスリや呼び込みに注意し、貴重品は分散して持つと安心です。熱中症対策としてこまめな水分補給を心がけてください。

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歴史の流れで変わった場所の扱い

カルタゴ 場所

カルタゴの街並みや土地利用は時代ごとに大きく変わってきました。フェニキア人による創建からポエニ戦争での破壊、ローマ時代の再建、さらに中世以降の利用変化を経て、現在の遺跡公園となっています。各時代の層が重なっているため、見学すると時間の流れが感じられます。

フェニキア人による建設と拡大

フェニキア人がカルタゴを創った当初は、港湾と貿易を中心に都市が形成されました。集落はまず海沿いの安全な入江に広がり、やがて防衛施設や宗教施設が整備されていきました。移住や交易に伴う土地区画が徐々に拡大して都市国家としての基盤が整いました。

ポエニ戦争で受けた破壊の影響

ローマとの争い、特に第三次ポエニ戦争では都市の大部分が壊滅的な被害を受け、多くの建物や港湾施設が破壊されました。この大破壊により都市の機能は一度失われ、遺構として残った基礎や焼け跡が後代の考古学者に重要な手がかりを与えています。

ローマ期における都市の再配置

ローマはカルタゴの土地を再利用し、ローマ式の都市計画で再建を行いました。新しい浴場や公共施設、道や港湾の整備が進み、ローマ文化が重ねられた景観になりました。この時期の遺構は現在の遺跡群の中でも良好に残っている箇所が多いです。

中世以降の支配と土地利用の変遷

中世以降は支配者や用途が変わり、農地化や小規模な集落化、宗教施設の建設などが行われました。長い年月で遺構は埋もれたり転用されたりして姿を変え、近代になってから発掘が進むまでその多くが歴史の土に埋もれていました。

遺跡の放置と近代発掘の歩み

19世紀から20世紀にかけてヨーロッパやチュニジアの考古学者による発掘が進み、カルタゴの多くの遺構が明らかになりました。発掘と保存の取り組みは断続的に続き、学術的な理解と観光地としての整備が並行して進められました。発掘資料は博物館で保存されています。

世界遺産登録までの経緯

カルタゴ遺跡は歴史的重要性からユネスコの世界遺産に登録され、保存と管理の枠組みが整えられました。登録後は観光管理と保存活動が強化され、訪問者向けの案内整備や研究活動も活発になっています。現地で見る遺構は長い歴史を経た成果です。

カルタゴの場所を振り返ろう

カルタゴはチュニス北東の海沿いに広がる大規模な遺跡群で、地中海交易に適した良港と丘陵の利点を生かして発展しました。チュニスから日帰りで行けるアクセスの良さと、海を望む遺跡散策の魅力がある場所です。訪れる際は博物館で予習し、歩きやすい装備で回ると、古代の雰囲気をたっぷり味わえます。

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この記事を書いた人

アルルのアバター アルル アルル制作所 取締役

世界中を旅するクリエイターのアルル。
美しい風景、素敵なショー、現地ツアーをとことん楽しむ旅行情報を発信。一人でも多くの人に親子旅や女子旅を楽しんでもらえるよう、世界の素敵な風景やスポットをご紹介。
アルル制作所 岩永奈々が運営。

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