ドイツ旅行で失敗しないための注意ポイント|安心して回れる持ち物と行動指南

はじめに、ドイツ旅行で役に立つ実用的な注意点をコンパクトにまとめました。持ち物や移動のコツ、治安対策や緊急時の対応まで、現地で困らないように案内します。短時間で確認して旅の準備に役立ててください。

目次

ドイツ旅行で注意したいポイントを先にチェック

ここでは旅の初日に知っておくと安心なポイントをまとめます。持ち物の扱いや交通、治安に関する基本的な心がけを押さえておくと余裕を持って観光できます。

スリや置き引きに気をつける

観光地や列車内、混雑した市場ではカバンやポケットの管理を徹底してください。リュックは前に抱えるか、ファスナーが身体側に来るようにし、貴重品は複数の場所に分けてください。肩掛けバッグは金具を内側にして外れにくくするのが便利です。

狙われやすいのは、写真撮影で気を取られる瞬間や、乗降時の混雑、屋台の行列などです。カフェでバッグを椅子に掛けたまま席を離れないようにしましょう。斜め掛けの小さめバッグに必要最小限を入れておくと安心感が増します。

もし財布やスマホを取られた場合は、最寄りの警察署に被害届を出し(Polizei)、カードは速やかにカード会社に連絡して利用停止手続きを行ってください。

切符は必ず購入し打刻を忘れない

ドイツの多くの公共交通機関は乗車前に切符を買い、刻印機で打刻(Entwertung)する必要があります。駅の券売機やアプリで購入できますが、打刻をしないと無賃乗車扱いで高額な罰金が科されることがあります。

近年はDB(ドイツ鉄道)や各都市の交通アプリでモバイルチケットが普及しています。モバイルチケットは購入後すぐ有効になるタイプと、乗車開始のタイミングで有効化するタイプがあるため、購入時の表示を必ず確認してください。

在来線やSバーンでは検札が頻繁に行われます。改札がない駅でも打刻を忘れないようにしましょう。グループ乗車やゾーン制の料金体系にも注意してください。

日曜や祝日は買い物計画を立てる

ドイツでは日曜と一部の祝日は多くの店が休業します。スーパーや小型ショップも閉まることが多いので、食料品や生活必需品は前倒しで購入しておくと安心です。観光地のレストランや大きな観光施設は開いていることが多いですが、地方では選択肢が限られます。

開いている店を探す場合は、駅のキオスクや観光地の土産店、薬局(Apotheke)が頼りになります。祝日の営業情報は滞在先のフロントや観光案内所で確認しておくと便利です。

トイレは有料が多いので小銭を用意

駅や観光施設、カフェのトイレは有料の場合が多いです。0.50〜2ユーロ程度が相場で、コインのみ対応の場所もあります。公衆トイレの入り口に支払い機があるので、常に数ユーロ分の小銭を持っておくと安心です。

大型デパートやカフェのトイレは無料で利用できることもありますが、カフェで利用する場合は飲み物を注文してから使うのがマナーです。緊急時に備え、ホテルのカードキーで利用できる場合もあるので覚えておくと便利です。

現金とカードは分けて保管する

現金とクレジットカードは別の場所に分けて保管してください。財布を取られたときに備えて、予備のカードや一部の現金をスーツケースの中、別ポーチ、あるいはホテルのセーフティボックスに入れておくと安心です。

カードは国際ブランド(VISA、Mastercard)が使える場所が多いですが、小さな店舗やマーケットでは現金のみのところもあります。利用明細を頻繁にチェックし、不正利用の兆候があればすぐにカード会社に連絡してください。

夜の中央駅周辺は避けるのが安全

大都市の中央駅周辺は夜間に治安が悪化することがあります。夜遅くに到着する場合や駅で乗り継ぎがある場合は、明るいメインストリートや駅構内の人が多い場所を利用し、薄暗い路地や無人の場所は避けてください。

事前に宿の最寄りの移動ルートを調べ、可能であれば昼間に駅周辺の様子を確認しておくと安心です。タクシーを利用する際は公式の乗り場を使い、アプリ配車サービスを活用するのも安全です。

海外旅行保険の補償内容を確認する

旅行前に海外旅行保険の補償範囲を確認しておきましょう。盗難、病気、救急搬送、キャンセル料、携行品損害など、補償の有無や限度額をチェックしてください。医療費は高額になりやすいので、治療費や救急搬送の補償が十分あるかは特に重要です。

保険会社の連絡先や証券番号はスマホに保存し、保険証書のコピーを紙で持っておくと安心です。カード付帯の保険は条件が限定される場合があるので、詳細をよく確認してください。

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治安を見分けるコツと危ない場所の対処

滞在先ごとに治安の良し悪しが異なります。雰囲気や場所の特徴を見極め、安全に過ごすための行動基準を知っておきましょう。

都市ごとの代表的な注意エリア

ベルリンでは一部の繁華街やクラブ周辺、夜間の中央駅付近に注意が必要です。ハンブルクはレーパーバーン周辺でトラブルが発生しやすい時間帯があり、ミュンヘンは観光客が集中する旧市街でスリが発生します。

各都市の郊外では観光客が少ないことから、夜間は人通りの少ないエリアを避けるのが賢明です。滞在先のフロントで地域ごとの注意ポイントを尋ねると、現地の生の情報が得られます。

夜間に避けたほうがいい時間帯

深夜から早朝にかけて(概ね0時〜5時)は、飲酒や薬物がらみのトラブルが起きやすい時間帯です。夜遅くに単独行動する場合は、明るく人通りの多い道を選んでください。人気のない地下通路や公園、無人の停留所は避けると安心です。

帰りが遅くなる場合は、事前にタクシーや配車アプリを手配しておくと移動がスムーズです。駅に長時間滞在せず、素早く移動することが望ましいです。

イベント開催時の混雑対策

フェスティバルやマルクト、サッカーの試合などイベント時は大混雑します。人混みでのスリ被害やはぐれるリスクが高まるため、集合場所や時間をあらかじめ決め、連絡手段を確認しておきましょう。

荷物は両手が使えるようにしておき、貴重品は体の前側に入れてください。イベント後の公共交通は遅延や臨時便の増発があるため、帰路の計画に余裕を持つと安心です。

見知らぬ人の誘いには応じない

路上での偽の募金や近づいてきて何かを渡そうとする人、急に友達になろうとする人には注意しましょう。断る際は穏やかに「No, danke」と言ってその場を離れるのが一番です。

フリードリンクや割引と言われた誘いには特に警戒してください。バッグや財布に手が伸びることがあるため、距離を保って立ち去ることを優先してください。

被害に遭った時の初動手順

被害に遭ったらまず安全な場所へ移動し、怪我の手当てを優先します。その後、最寄りの警察署(Polizei)に被害届を出し、盗難ならカードやパスポートの無効化手続きを行ってください。

ホテルのフロントや在留邦人向けのサポート窓口に相談すると、手続きや英語・ドイツ語での対応を手伝ってくれることがあります。証拠となる写真やメモを残しておくと後で手続きがスムーズになります。

緊急時の連絡先と在外公館の確認

ドイツの緊急番号は警察・救急・消防ともに112が基本です。警察専用は110です。出発前に最寄りの日本大使館・総領事館の連絡先と所在地をメモしておくと安心です。

在外公館はパスポート紛失や大きなトラブルの際に支援してくれます。開館時間や対応内容は事前に公式サイトで確認し、滞在中に万が一があった場合の手順を把握しておいてください。

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移動とチケットで失敗しないための注意

ドイツは鉄道網が発達していますが、チケットやマナーを知らないとトラブルになります。ここでは移動時に気をつけたい点をまとめます。

電車の遅延に備え時間に余裕を持つ

長距離列車や都市間の移動では遅延や運休が発生することがあります。特に冬季の雪や夏季の工事で遅延が起きやすいので、接続時間には余裕を見て計画しましょう。

駅で掲示される遅延情報(Anzeigetafel)やDBのアプリでリアルタイムの運行情報が確認できます。重要なフライトやツアーに接続する場合は、余裕を持った列車を選ぶことをおすすめします。

無賃乗車は高額罰金になる

打刻なしや無賃乗車が発覚するとその場で罰金(Strafe)が科されます。罰金額は地域や状況で異なりますが、通常は高額です。罰金の支払いを拒否するとさらに手続きが複雑になるため、指示に従って対応してください。

検札に遭遇したら冷静に対応し、必要書類(チケットや身分証)を提示できるようにしておきましょう。

切符の打刻とチケット保管方法

紙の切符は買ったらすぐに打刻機に入れて日付・時間を刻印してください。モバイルチケットは購入画面の有効化情報を確認し、スクリーンショットやオフライン表示が必要な場合に備えておきます。

チケットは紛失しないよう、バッグの専用ポケットやチケットホルダーに入れてください。グループ用の券やゾーン券は共有する際に誤って渡してしまわないように注意が必要です。

地下鉄やトラムの乗車マナー

乗車時は列に並び、降車する人を優先してから乗るのが基本です。座席で大声で話したり、足を座席に乗せるのはマナー違反です。優先席は高齢者や妊婦、体の不自由な方に譲りましょう。

車内での飲食は場所によっては禁止されていることがあります。ゴミは持ち帰るか、駅のゴミ箱に捨ててください。遅い時間は車内での居眠りに注意し、荷物管理をしっかり行いましょう。

自転車専用レーンを歩かない

多くのドイツの街には自転車専用レーンが整備されています。歩行者がそこを歩くと自転車との接触事故につながることがあります。道を横断する際は左右をよく確認し、自転車道には入らないようにしてください。

レンタサイクル利用時は走行ルールを守り、夜間はライトを点灯するなど安全対策を意識してください。

パスポート紛失時の対応方法

パスポートを紛失したら速やかに最寄りの警察署で遺失届を受け取り、その後日本大使館・総領事館に連絡して旅券の再発行または帰国用の渡航書の手続きを行ってください。再発行には時間がかかることがあるため、余裕を持って対応する必要があります。

ホテルのフロントや旅行会社にもサポートを依頼すると、手続きがスムーズになることがあります。必要書類や写真の規格を事前に調べておくと良いでしょう。

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日常の買い物や飲食で気をつけること

食事や買い物は旅の楽しみですが、慣れないと少し戸惑う場面もあります。支払い方法や飲料、チップの渡し方などを把握しておくと安心です。

日曜や祝日の営業状況に注意

繰り返しになりますが、日曜や祝日は多くの店が閉まります。特に郊外のスーパーや商店は休業が多いので、週末の買い出しは前倒しで行ってください。観光地のカフェやレストランは開店していることが多いですが、地方では営業時間が短いことがあるため、到着後に開店時間を確認しておくと安心です。

飲料水は炭酸と無炭酸を確認する

ドイツでは炭酸入り(Sprudel/Medium)と無炭酸(Still)のミネラルウォーターが並んでいます。注文時にラベルや店員の案内を確認してください。炭酸が苦手な場合は「still」を頼むと無炭酸が出てきます。

水道水は飲める場所が多いですが、地域によって硬度が高いことがあるため、口当たりが気になる場合はミネラルウォーターを購入しても良いでしょう。

ボトルの保証金制度と返却方法

多くの飲料ボトルや缶にはPfand(保証金)が付いており、購入時に追加で0.25〜0.50ユーロほど支払います。空のボトルはスーパーの回収機(Leergut-Automat)に入れると返金されます。返却レシートをレジに持っていくと現金や購入額から差し引く形式で戻ります。

返却方法がわからないときは店員に「Pfand zurück?」と尋ねると教えてくれます。

レストランのチップと渡し方の習慣

ドイツでは請求書にサービス料が含まれていることが多いですが、満足した場合は5〜10%程度を目安にチップを渡します。テーブルに置くのではなく、会計時に「Stimmt so.」と言って支払うか、店員に直接渡すのが一般的です。

少額紙幣があると渡しやすいです。クレジットカード支払い時にチップを加えるには店員にその旨を伝える必要があるため、現金で渡す方が簡単です。

公共トイレの使い方と支払い方法

駅や公園のトイレは有料で、入口の機械にコインを入れて入場するタイプが多いです。トイレットペーパーが備え付けられていない場合は小型のポケットティッシュを持っていると安心です。

カフェやデパートのトイレは無料のことがあるため、利用する際に飲食や買い物をしてから使うのが良いマナーです。

現金が必要な場面とATMの使い方

市場、屋台、小さな飲食店では現金のみ受け付けることがあります。ATM(Geldautomat)は街中に多くあり、夜間は明るい場所や銀行支店にある機械を使うと安全です。キャッシュカードやクレジットカードでの引き出しは手数料がかかる場合があるので、加入している銀行の手数料を確認しておくと良いでしょう。

引き出した現金はすぐに安全な場所にしまい、ATMでの操作中は周囲に注意してください。

電化製品の電圧とプラグ形状を確認

ドイツの電圧は230V、周波数50Hzで、プラグ形状はC型・F型が主流です。日本(100V)の機器を使う場合は変圧器が必要な製品があります。スマホ・カメラの充電器は多くが100〜240V対応なので、プラグアダプターだけで問題ないことが多いです。

変換プラグは事前に用意しておくと安心です。ホテルのフロントで貸してくれる場合もありますが、数に限りがあることが多いです。

安全で快適なドイツ旅行にするために覚えておきたいこと

最後に、安全で楽しい旅にするための心がけを簡単にまとめます。無理をせず、時間に余裕を持って行動することでトラブルを避けやすくなります。

夜間の単独行動は控え、貴重品は分散して保管してください。交通チケットの購入と打刻、日曜の営業状況、Pfandの返却方法などは覚えておくと便利です。保険の補償内容や在外公館の連絡先も確認しておけば、万が一の際に冷静に対処できます。安全に楽しめる旅の準備をして、良いドイツの旅をお過ごしください。

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この記事を書いた人

アルルのアバター アルル アルル制作所 取締役

世界中を旅するクリエイターのアルル。
美しい風景、素敵なショー、現地ツアーをとことん楽しむ旅行情報を発信。一人でも多くの人に親子旅や女子旅を楽しんでもらえるよう、世界の素敵な風景やスポットをご紹介。
アルル制作所 岩永奈々が運営。

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