ホーチミン治安の現状と旅行者が知っておきたい基礎知識
ホーチミンで安全に旅行を楽しむためには、現地の治安やトラブル傾向を知っておくことが大切です。基本情報を確認し、万が一の備えをしておきましょう。
ホーチミンの治安は基本的に良好
ホーチミンは東南アジアの中でも比較的治安が良い都市として知られています。多くの旅行者がトラブルなく滞在できており、観光地や主要エリアでは警察の巡回も見かけます。大通りや人の多い場所では、地元の人々と観光客が共存し、にぎやかな雰囲気があります。
ただし、どの都市にも共通するように、油断は禁物です。夜間や人気の少ない道、地元の人しか使わないエリアなどは、状況に応じて注意が必要です。旅行中は貴重品の管理や行動範囲を考え、リスクを減らす心がけが大切です。
観光エリアで多いトラブルの傾向
観光客が多く集まるエリアでは、スリやひったくりなどの軽犯罪が目立ちます。特に混雑したマーケットや観光名所周辺では、旅行者を狙った手口が増える傾向があります。バッグを開けたまま歩く、スマートフォンを手に持ったまま移動するなど、隙ができやすい行動は控えましょう。
また、観光客向け価格で商品やサービスが提供されることもあり、料金トラブルが起こることも少なくありません。安心して旅行するためには、事前に料金相場を調べたり、信頼できる店を利用したりする工夫が必要です。
注意が必要な時間帯と状況
昼間の人通りが多い時間帯は比較的安全ですが、夜遅くになるとトラブルのリスクが高まります。特に深夜の飲食店やバーの周辺、人気のない路地では、ひったくりや強引な客引きなどが見られることがあります。
また、観光シーズンやお祭り、イベントが開催されている時期は、普段よりも人混みや混雑が増し、犯罪者にとっても狙いやすい状況になります。混雑時は荷物をしっかり持つ、周囲の様子に気を配ることが大切です。
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ホーチミンで被害に遭いやすいエリアとその特徴
ホーチミンの中でも特に旅行者が注意したいエリアには特徴があります。現地で安心して過ごすために、リスクがある場所とどんな点に気をつけるべきかを知っておきましょう。
ファングーラオやブイビエン通りのリスク
バックパッカーに人気のファングーラオ通りやブイビエン通りは、ホーチミン観光の中心地の一つです。レストランやバー、ゲストハウスが集まり、昼夜問わず多くの人で賑わっています。外国人旅行者が多いため、スリやひったくりが起こりやすい場所でもあります。
特に夜間は酔客や観光客を狙った軽犯罪が報告されており、バッグやポケットに貴重品を入れるのは避けた方が安心です。また、露店や路上での物売りに執拗に声をかけられることもあり、しつこい勧誘にはきっぱりと断る姿勢も必要です。
中華街チョロンとローカルエリアでの注意点
ホーチミン最大の中華街であるチョロンは、独特の雰囲気と文化を楽しめるエリアですが、観光客には少しハードルが高い一面もあります。人混みが多く、ローカルの市場や裏通りでは目を離した隙に持ち物を盗まれるケースが見られます。
また、観光地よりも英語が通じにくい場所が多く、トラブル時のコミュニケーションが難しい場合があります。身振り手振りや翻訳アプリを活用し、現地のルールやマナーを守って行動しましょう。必要以上に貴重品を持ち歩かないことも大切です。
人気観光地1区周辺で見られるトラブル
1区はホーチミンの中心部で、観光スポットやショッピング施設が集中しているエリアです。比較的安全とされていますが、観光客を狙ったスリや偽ブランド品の販売などが発生することがあります。特にドンコイ通りやベンタイン市場周辺は、人通りが多いため注意が必要です。
また、写真撮影に夢中になっていると、カメラやスマートフォンを盗まれる危険もあります。混雑している場所では、荷物を体の前で持つ、必要な現金だけを持ち歩くなど、基本的な対策を心掛けましょう。
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ホーチミン旅行でよくある犯罪と具体的な対策
海外旅行に慣れていない方でも実践しやすい犯罪対策を知ることで、ホーチミンの旅をより安全に楽しむことができます。代表的な犯罪とその予防法を具体的にご紹介します。
スリやひったくりから身を守るポイント
ホーチミンでよくあるのが、バイクによるひったくりや人混みでのスリです。歩道を歩く際は、バッグや貴重品を車道側に持たないようにし、必ずファスナーを閉める習慣をつけましょう。リュックは背中ではなく胸の前で抱えるとさらに安心です。
また、スマートフォンを手に持って歩くと、バイクから狙われやすくなります。写真を撮る時以外はカバンにしまうのがおすすめです。複数人で行動し、周囲に注意を払うことでトラブルを未然に防ぐことができます。
【スリ・ひったくり対策の例】
・バッグは前で持つ
・貴重品は分散して持つ
・人混みでは警戒を強める
タクシーやバイクタクシーのぼったくり対策
ホーチミンではタクシーやバイクタクシーを利用する機会が多いですが、料金をごまかされるトラブルが報告されています。正規のタクシー会社を利用する、乗車前に料金を確認するなどの対策が効果的です。
アプリ配車サービス(例:Grab)を使うと、事前に料金が明示されるため安心です。現地の流しタクシーを利用する場合は、乗車時にメーターが動いているか確認し、疑問があればすぐに降りる勇気も必要です。バイクタクシーも同様に、アプリ経由の利用が安全と言えます。
【ぼったくり防止のポイント】
・有名なタクシー会社(例:Vinasun、Mai Linh)を選ぶ
・アプリ配車を活用する
・料金は乗車前に要確認
夜間や女性一人旅で気をつけるべきこと
夜間は犯罪のリスクが高まるため、特に女性や一人旅の場合は行動範囲に注意が必要です。暗い路地や人通りの少ない場所は避け、できるだけ明るい大通りを利用しましょう。地元の人が多い場所を選び、遅い時間帯の外出は控えることをおすすめします。
また、ホテルを選ぶ際はセキュリティ面に配慮された場所を選ぶと安心です。万が一の際にはすぐに連絡できるよう、現地の緊急連絡先やアプリをスマートフォンに登録しておくと良いでしょう。複数人での行動や、現地ツアーを利用するのも安全性を高めるポイントです。
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もしトラブルに遭った場合の対応と緊急連絡先
万が一トラブルに巻き込まれてしまった場合、冷静に対処することが重要です。よくあるトラブルごとの対応方法や、役立つ緊急連絡先についてまとめます。
パスポート紛失や盗難時の対応方法
パスポートを紛失した場合や盗難にあった場合は、まず最寄りの警察署で「紛失・盗難証明書」を発行してもらいましょう。証明書がないと、日本領事館での再発行手続きが進みません。
その後、日本領事館に連絡して、パスポートの再発行や帰国用の渡航書について案内を受けてください。再発行には証明写真や現地の身分証明書、手数料などが必要です。トラブル時は慌てず、必要な手続きを順番に行うことが大切です。
現地の警察や日本領事館への連絡方法
トラブル発生時は、警察や日本領事館への連絡が必要になる場合があります。警察に通報する場合は、言葉の壁があることも考慮し、ホテルスタッフやガイドに通訳を依頼するとスムーズです。警察署では、盗難や事故の被害届を提出し、証明書を受け取ってください。
日本領事館への連絡は、電話やメールで可能です。パスポートの再発行や在留証明など、必要なサポートを受けられます。緊急時に備えて連絡先をメモしておくと安心です。
【主要な連絡先】
種類 | 電話番号 | 備考 |
---|---|---|
警察 | 113 | 緊急通報用 |
日本領事館 | (028)3933-3510 | 平日8:30~17:15 |
救急車・消防 | 115 | 急病や事故時に利用可能 |
病気やケガなど緊急時の医療機関利用法
現地で病気やけがをした場合は、無理せず早めに医療機関を受診しましょう。ホーチミン市内には外国人向けの病院やクリニックが複数あります。英語が通じる施設を選ぶと、症状を伝えやすくなります。
旅行保険に加入している場合は、受診前に保険会社に連絡し、提携医療機関やキャッシュレス診療の案内を受けてください。保険証書やパスポートのコピーも忘れずに持参しましょう。体調に異変を感じたら、自己判断せず早めの相談が安心です。
まとめ:ホーチミン旅行を安全に楽しむためのポイント整理
ホーチミン旅行では、基本的な治安知識と具体的な対策を知っておくことで、安心して旅を楽しめます。主要エリアごとの特徴や、代表的なトラブル傾向、万一の際の対応方法を事前に押さえておくことが大切です。
貴重品の管理や行動範囲の選び方、現地の最新情報をチェックしながら、適度な警戒心を持って過ごしましょう。旅の準備をしっかり整え、安全にホーチミンの魅力を満喫してください。
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