クレムリンと赤の広場を楽しむ完全ガイド|見どころと回り方をやさしく紹介

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モスクワの中心、クレムリンと赤の広場は見どころがぎゅっと詰まったエリアです。歩き方や所要時間、チケットの種類、写真スポット、周辺の食事まで、旅の疲れを残さず楽しめるように案内します。地図やスケジュールを頭に入れておくと無駄が減り、時間を有効に使えます。さあ、気軽に出かけましょう。

目次

クレムリンと赤の広場を満喫する方法

クレムリンと赤の広場

クレムリンと赤の広場は広く、見どころが点在しています。訪問計画を立てれば、無理なく主要スポットを回れます。ここでは目安となる滞在時間と、移動効率の良い順序を紹介します。

主要スポットと滞在時間の目安

クレムリン内部と赤の広場の観光を半日〜1日で回る場合の目安を示します。まず赤の広場は外観だけでも30〜45分見ておくと余裕があります。聖ワシリイ大聖堂をじっくり見るなら内部入場を含めて45〜60分。クレムリンは門から武器庫、諸聖堂広場まで移動があるので、最低でも2時間、武器庫やクレムリン博物館を全部見るなら3時間以上見積もってください。ツァーを利用する場合は集合時間や解散場所を確認し、説明時間を入れてプラス30〜60分余裕を持ちましょう。写真をたくさん撮る人や休憩を挟む人は総計で半日(4時間)〜終日(6〜8時間)を確保すると安心です。午前中の早い時間帯は比較的人が少なく、午後は観光客が増えます。トイレや飲み物を買える場所、ベンチの位置も頭に入れておくと行程がスムーズになります。

効率的な観光順と移動の方法

効率よく回るには歩く順序を決めておくと時間のロスが減ります。赤の広場側から入るなら、まず赤の広場を一周して外観を確認し、聖ワシリイ大聖堂へ向かいます。大聖堂見学後は正面のスパスカヤ門をくぐってクレムリンへ入城できます。武器庫(Armoury)を予約している場合は先に行くと列に並ばず済むことがあります。移動は全て徒歩で回れますが、地下鉄利用ならオホトニエ・リャド駅やプーシキンスカヤ駅が近く、駅からの出口を確認して歩くと迷いにくいです。夏は日差し対策、冬は防寒と歩きやすい靴が必須です。徒歩移動が長くなるため、地図アプリをオフラインで保存しておくと安心です。

チケットの種類とおすすめの買い方

クレムリンと主要施設には複数のチケット種別があります。クレムリン入場券は外周のみと内部施設の入場がセットになっているものがあり、武器庫は別途予約が必要な場合があります。公式サイトで日時指定チケットを購入できるため、特にピークシーズンは事前にオンラインで購入するのが安心です。現地のチケットカウンターでも買えますが、武器庫は早く売り切れることがあるので注意してください。ガイドツアー付チケットは解説が充実しますが、自由に回りたい場合は個別チケットを選ぶとよいでしょう。支払いはクレジットカードが使えますが、小額の現金を用意しておくと便利です。

訪問時の服装と安全な過ごし方

外で歩く時間が長いので歩きやすい靴を用意してください。宗教施設を訪れる際は肩や膝を覆う服装、女性はスカーフを持っていると安心です。冬は氷点下になることも多いので、防寒対策をしっかり。夏は強い日差し対策を忘れずに。荷物は軽めにし、貴重品は前ファスナーのバッグに入れておくと安心です。観光地ではスリや声かけ詐欺が時折あるので、バッグを常に確認し、人通りの少ない場所や夜間の単独行動は避けてください。公園や広場ではベンチに荷物を置いたまま離れないようにしましょう。

ベストな写真撮影の時間帯と場所

赤の広場と聖ワシリイ大聖堂は朝の柔らかい光が最も映えます。日の出直後〜午前9時頃は人が少なく、美しい写真が撮りやすい時間帯です。夕方のマジックアワーも色が豊かになり、タワー群が黄金色に輝きます。撮影スポットは次の場所がおすすめです:赤の広場中央から見た聖ワシリイ大聖堂、ヴァスクレセンスキー通りの高台からの俯瞰、スパスカヤ塔付近の路地からの構図。広場の端に移動すると人の流れが減り、塔や鐘楼を縦構図で収めやすくなります。夜間はライトアップで雰囲気が出ますが、三脚使用の可否をチェックしてください。

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クレムリンと赤の広場の歩みと世界遺産への登録理由

クレムリンと赤の広場

このエリアは長い歴史を持ち、政治・宗教・文化の中心として発展してきました。その変遷と文化遺産としての価値により世界遺産に登録されました。ここでは成り立ちから評価までをわかりやすく解説します。

成立から中世にかけての流れ

クレムリンの起源は古い木造の要塞にさかのぼります。12世紀にはすでに城郭として整備され、モスクワ公国の中心になっていきました。石造りの城壁や塔が作られたのは14〜15世紀で、イタリアから招かれた建築家の影響で現在のような形が整いました。赤の広場は市場や行事の場として発展し、交易や集会が行われる都市の心臓部となりました。中世期には商人と宗教行事が交差する場所として賑わい、多様な文化が行き交う地点になっていきます。

帝政時代と革命期に見られる変化

帝政時代にはクレムリンが皇帝の権威を象徴する場として整備され、豪華な宮殿や教会が増えました。宮廷行事や軍事パレードなど公的行事の舞台ともなりました。1917年の革命期に入ると、クレムリンの機能は変わり、政治の中心としての色合いが強まりました。多くの建物が新たな用途に変えられたり、保存・改修が行われたりしています。赤の広場は国内外の政治的・軍事的イベントの舞台として使われ、その象徴性が増していきました。

宗教施設と国家の関わり

クレムリン内には数多くの教会や大聖堂があり、正教会と国家の関係性がここで見て取れます。諸聖堂は王族の戴冠式や国葬、重要な宗教儀式の場として使われ、宗教と政治が密接に結びついてきました。時代によっては教会の力が強く、また抑制される局面もありましたが、建築や装飾の豊かさは宗教の影響力を物語っています。内部のフレスコ画やイコンは芸術・信仰両面の価値が高く、大切に保存されています。

世界遺産として評価された点

世界遺産登録の背景には、歴史の連続性と建築的価値の高さがあります。クレムリンと赤の広場は、政治・宗教・商業という多面的な機能を長期間にわたり保ってきた点が評価されました。さらに、建築群の保存状態や中世以降の建築様式がよく残っていること、都市景観としての統一感も登録理由の一つです。文化財としての重要性に加え、社会歴史的な意味合いが強い場所として国際的にも保護されています。

各建造物の時代ごとの特徴

時代ごとに建物の様式や用途が変化しています。14〜15世紀の塔や城壁は防御的な機能とイタリアン・ルネサンスの影響が見えます。16〜17世紀には教会や鐘楼の装飾が華やかになり、祭礼や戴冠式に適した内装が整えられました。帝政時代には宮殿や行政建築が増え、外観に帝国風の装飾が加わりました。ソビエト時代には一部建築の用途転換や保存活動が行われ、現代では修復と展示を通じて歴史的な連続性が維持されています。

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見逃せない建築や名所の紹介

クレムリンと赤の広場

このエリアには一目で心をつかまれる建築がいくつもあります。どの建物がどんな魅力を持つのか、内部で見られるものも含めて案内します。

聖ワシリイ大聖堂の建築と内部の魅力

聖ワシリイ大聖堂は赤の広場の象徴で、色鮮やかな玉ねぎ屋根が目を引きます。16世紀、イワン雷帝の命で建てられ、複数の礼拝堂が合わさった独特の構造になっています。外観は撮影スポットとして人気ですが、内部に入ると狭い回廊や礼拝堂が迷路のようにつながり、壁のフレスコ画や木造の装飾を見ることができます。照明は控えめで、静かな空気の中で歴史を感じられます。入場は人数制限がある場合があるため、時間に余裕を持って訪れると良いでしょう。

赤の広場そのものの空間と歴史

赤の広場は広々とした長方形の広場で、かつては市場や公開の場として使われていました。舗石や周囲の建築群が作る風景は、都市の中心としての重みを感じさせます。広場を歩けば、通商と儀礼が交差していた歴史を体感でき、各時代のイベントが積み重なった舞台だと実感します。春から秋は人通りが多く、冬は雪景色が美しく、季節ごとに表情が変わります。

クレムリンの主要施設と公開状況

クレムリンには大統領の公邸や歴史博物館、複数の教会があり、公開されている施設と非公開の行政区域が混在しています。諸聖堂広場(Cathedral Square)周辺は見学可能で、古い宮殿や教会群を徒歩で回れます。武器庫やダイヤモンド保管所など一部はチケット制で入場人数が限定されるため、事前に公開状況を確認しておくと安心です。ガイドツアーでしか入れない場所もあるので、興味がある施設は事前調査をおすすめします。

武器庫にある宝物と展示の見どころ

武器庫には王冠や宝飾品、王室の宝器が多数展示されています。中でも金銀や宝石で彩られた冠や儀礼用の器物は見応えがあります。展示ケースは整然としており、解説パネルやオーディオガイドで作品の由来や用途を知ることができます。撮影禁止の場所が多いので、入場前にルールを確認してください。展示は保存状態が良く、歴史を彩る工芸の細かさに驚くことでしょう。

ツァーリ大砲とツァーリ鐘の見所

クレムリンの外れにあるツァーリ大砲とツァーリ鐘はどちらも大きさで知られる名物です。ツァーリ大砲は鋳造の技術と見た目の迫力があり、写真スポットとして人気があります。ツァーリ鐘は歴史的な事故で破損したまま展示されており、その巨大さと当時の工芸技術の高さが伝わります。どちらも近くで見るとスケール感が伝わるため、時間に余裕があれば立ち寄ってみてください。

スパスカヤ塔と門の歴史

スパスカヤ塔はクレムリンの正門として象徴的な存在で、時計塔としても知られています。塔を通るときには歴史を感じる重厚な造りが目に入ります。門は式典や祝賀行事の出入り口として使われ、塔の時計や装飾は長年にわたり維持されています。塔周辺は観光客が集中するので、写真を撮るなら少し時間をずらすと落ち着いて撮影できます。

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チケットとアクセスをスムーズにする方法

クレムリンと赤の広場

チケット購入や駅からの移動、入場時の注意点を押さえておくと長い列に並ばずに済みます。ここでは手順とコツをまとめます。

入場券の種類と購入の手順

クレムリン入場券はオンラインの公式サイトで日時指定券を購入できます。武器庫など特別展示は別チケットまたは予約制なので、希望の施設は早めにチェックしてください。現地のチケット窓口でも購入できますが、週末や祝日は混雑します。支払いはカードが使える場所が多いですが、窓口によっては現金のみのところがあります。購入後はチケットの有効時間を確認し、遅刻しないように行動しましょう。

見学ルートごとの所要時間目安

短時間で要点を抑えるルートは赤の広場→聖ワシリイ大聖堂→クレムリン外周で約2〜3時間。武器庫や内部展示を含めると3〜5時間。ゆっくり見て周辺の博物館やレストランに立ち寄るなら半日〜終日プランになります。移動と休憩時間を加味してスケジューリングすると予定が狂いにくいです。

最寄り駅からの行き方と歩き方のコツ

地下鉄利用ならオホトニエ・リャド駅(Okhotny Ryad)やプーシキンスカヤ、そして歴史地区に近いのはクレムリンに接するアレクサンドロフスキー・サード(Aleksandrovsky Sad)駅です。出口を間違えると遠回りになるので、事前に出口番号を確認してください。地上に出たら標識に従って歩くと迷いにくいです。広場は人が多いので、グループで移動する際は待ち合わせ場所を具体的に決めておくと便利です。

混雑を避けるおすすめ時間帯

早朝の開場直後か午後の遅い時間帯が比較的空いています。特に午前9時前後は写真も撮りやすく、入場待ちも短めです。週末や祝日は混み合うため、平日を選べるなら平日の午前がベストです。大きなイベントや式典の日は通行規制や臨時閉鎖があるため、事前に公式情報をチェックしてください。

入場時の持ち物と禁止事項

持ち物は身分証(パスポートのコピー)、チケット、少額現金、携帯電話、充電器程度に抑えると動きやすいです。大きなスーツケースや三脚は入場を断られる場合があります。飲食や喫煙は指定場所以外で禁止されているため、ルールを守ってください。展示物の近くでのフラッシュ撮影や触れる行為は禁止されていることが多いので、案内表示に従いましょう。

案内表示と音声ガイドの使い方

クレムリンや主要施設には英語や多言語の案内表示があり、音声ガイド端末の貸し出しもあります。音声ガイドは見どころの場所で使用タイミングが説明されるので、順路に沿って聞くと理解が深まります。貸出は有料の場合があるため、クレジットカードや小銭を用意しておくとスムーズです。地図アプリと音声ガイドを併用すると迷いにくくなります。

周辺で楽しむ食事と追加の観光

観光の合間に休憩や食事を楽しむ場所は豊富です。ロシア料理からカフェ、ちょっとした土産屋まで、歩いて回れる範囲に集まっています。

赤の広場付近の人気レストラン

広場周辺には伝統的なロシア料理を出すレストランや観光客向けのカジュアルダイニングが多数あります。ビーフストロガノフやピロシキ、ボルシチを提供する店が多いので、当地の味を試してみてください。ランチタイムは混雑しやすいので、時間をずらすと待ち時間が短くなります。屋外席のあるカフェは天気の良い日におすすめです。

地元ならではのグルメと軽食

屋台や小さなカフェではクレープ(ブリヌイ)や串焼き、ロシア風のサンドイッチが手軽に買えます。コーヒーショップやベーカリーも点在しているので、歩き疲れたら甘いものや温かい飲み物で一息つくとよいでしょう。市場エリアでは加工肉やチーズ、蜂蜜など地元食材のお土産が手に入ります。

近隣の博物館や立ち寄りスポット

クレムリン周辺には歴史博物館やプーシキン美術館(やや離れますがアクセス良好)など、追加で訪れたい施設が複数あります。グム百貨店はショッピングと食事が楽しめる人気スポットで、内部のフードコートやカフェは休憩に便利です。散策がてら小さな教会や記念碑を巡るのも楽しめます。

季節ごとのイベント情報

夏は野外コンサートやフェスティバル、冬は新年やクリスマスマーケットなどが開催され、広場周辺が賑わいます。イベント開催日には広場の一部が閉鎖されることがあるので、事前にスケジュールを確認してください。特別なパレードや記念行事は観客で混雑するため、余裕を持った行動をおすすめします。

お土産選びのポイント

お土産はグム百貨店や広場周辺の小店で購入できます。マトリョーシカ人形やロシアらしい刺繍製品、蜂蜜やジャム、小さな工芸品がおすすめです。値段交渉が可能な店もありますが、シール表示がある観光店では定価表示が多いです。壊れやすいものは包装をしっかりしてもらうと安心です。

訪問前に確認する簡単チェックリスト

訪問前に押さえておきたい項目だけを短くまとめます。忘れ物がないよう出発前にもう一度確認してください。

  • チケット(印刷またはスマホ表示)と日時の確認
  • パスポート(ID)とクレジットカード、少額現金
  • 天候に合った服装と歩きやすい靴
  • 事前に調べた駅出口と地図アプリ(オフライン地図)
  • 武器庫など予約が必要な施設の予約確認
  • カメラと充電器、必要なら予備バッテリー
  • トイレの場所や待ち合わせポイントを決める

楽しい散策になりますように。時間をうまく使って、思い出に残る一日を過ごしてください。

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この記事を書いた人

アルルのアバター アルル アルル制作所 取締役

世界中を旅するクリエイターのアルル。
美しい風景、素敵なショー、現地ツアーをとことん楽しむ旅行情報を発信。一人でも多くの人に親子旅や女子旅を楽しんでもらえるよう、世界の素敵な風景やスポットをご紹介。
アルル制作所 岩永奈々が運営。

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