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マレーシアの物価は日本と比べてどう違う?生活費や旅行費用のリアルな差を徹底ガイド

海外旅行先を選ぶとき、多くの方が気になるポイントの一つが「物価の違い」です。マレーシアはアジアの中でも物価が抑えめで、初めての長期滞在や海外生活にも向いている国とよく言われます。しかし実際には、日本と比べてどの項目がどれくらい安いのか、高いのか、イメージがつかみにくい方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、マレーシアの物価と日本の物価をさまざまな視点から分かりやすく比較し、現地で賢く過ごすためのコツや、都市・エリア別の特徴についても詳しく解説します。これから旅行や長期滞在を予定している方の不安や疑問を少しでも解消できるよう、実生活に即した情報をまとめました。

目次

マレーシアの物価を日本と比べてみよう

マレーシア 物価 日本 と 比べ て

マレーシアの物価は、日本と比べて全体的に低めと言われていますが、実際には項目ごとに違いがあります。まずは生活費や日常の費用から比べてみましょう。

生活費全体の違いを知ろう

マレーシアでの生活費は、日本と比べてかなり抑えられる傾向にあります。一般的な一人暮らしで考えると、日本で必要な生活費が約15万円から20万円ほどの場合、マレーシアでは約7万円から12万円ほどで収まることが多いです。

この理由としては、住居費や食費、日用品の価格が全体的に安めであることが挙げられます。また、公共交通費や外食費も負担が少ないため、現地での生活は経済的に余裕を感じやすいでしょう。その一方で、日本に近い価格帯や、逆に高めに感じる商品やサービスも存在します。全体のバランスを知ることで、現地での生活設計がしやすくなります。

家賃や住居費の比較ポイント

マレーシアの家賃は日本に比べて低めですが、都市やエリアによる差も大きいです。たとえば、首都クアラルンプールの中心部にあるコンドミニアムでも、1LDKタイプで月3万円から6万円程度が一般的です。日本の都心部で同じ条件の物件を借りる場合、10万円以上かかることが多いため、大きな差が出ます。

さらに、マレーシアの賃貸物件は多くが家具付きで、プールやジムなど共用設備も充実していることが特徴です。水道代やインターネット代が家賃に含まれる物件も多く、トータルでの住居費がさらに抑えられるケースもあります。ただし、外国人向けの高級物件は日本と同じくらいか、それ以上になる場合もあるため、物件探しの際は条件をよく比較しましょう。

地域ワンルーム家賃相場/月設備例
クアラルンプール中心部3万〜6万円家具・プール等
日本都心部10万〜15万円家具なし

食費や外食費はどれくらい差がある

マレーシアでは、食費や外食費が日本よりも安く抑えられるのが大きな魅力です。現地の屋台やローカルレストランでは、一食あたり150円から400円程度でしっかりした食事が楽しめます。日本の外食の平均的な価格と比べると、かなり手頃に感じられるでしょう。

また、スーパーでの食材も比較的安価ですが、輸入品や日本と同じブランドの商品は高めになる傾向があります。日常的にローカルフードを楽しむことで、食費の節約が可能です。健康志向の方や自炊派の方も、バランス良く現地の食材を取り入れることで無理なく生活費を抑えることができるでしょう。

日用品やスーパーの価格感

日用品や消耗品も、マレーシアでは日本より割安に手に入るものが多いです。たとえば、歯磨き粉や洗剤、トイレットペーパーなどは、スーパーやドラッグストアでリーズナブルな価格で販売されています。ローカルブランドを選ぶと、さらにコストを下げることができます。

一方で、海外ブランドや輸入品(特に日本製品)は現地価格よりも割高になる傾向があります。化粧品やベビー用品など、特定のブランドにこだわる場合は、日本から持ち込むことを検討しても良いでしょう。現地でよく使われる日用品は、品質や使い勝手も悪くないため、慣れてみるのもおすすめです。

公共料金やインターネット費用の違い

マレーシアの公共料金は、電気・水道・ガスともに日本よりも安めです。特に水道料金は定額制で、月数百円程度で済む場合がほとんどです。ただし、エアコンを多用する場合は電気代が高くなることもあるため、利用方法には注意が必要です。

インターネット回線の料金も、光回線で月3,000円〜4,500円程度と比較的お手頃です。物件によってはインターネット費用が家賃に含まれている場合もあります。また、プリペイド式のモバイルインターネットも普及しており、短期滞在の方には便利です。日本のような高速回線や品質を求める場合は、契約プランをよく確認しましょう。

交通費や移動コストの比較

マレーシアの交通費は、電車やバス、タクシーなどほとんどの移動手段で日本よりも安価です。たとえば、都市間のバス移動は片道200円〜400円、地下鉄も1回あたり100円以下で利用できます。通勤や観光で頻繁に移動する場合も、全体の交通費負担は少なく感じられるでしょう。

また、タクシー料金や配車アプリ(Grabなど)も手ごろで、市内移動なら300円〜500円程度が一般的です。日本のタクシー料金と比べても大きな価格差があります。交通の利便性や時間帯によっては、移動コストをさらに抑えることも可能です。

日本と同じくらいまたは高額なもの

すべてが安いわけではなく、日本と同等かそれ以上に高いものもあります。たとえば、アルコール飲料や輸入食品、日本ブランドの家電製品などは、日本より高く感じることが多いです。

また、医療費や私立病院の診察料、語学学校の授業料なども、サービスによっては日本と同じかそれ以上の価格になる場合があります。自分の生活スタイルや優先するものを明確にし、必要な経費をあらかじめ想定しておくと安心です。

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マレーシアで安く旅行や生活を楽しむコツ

マレーシア 物価 日本 と 比べ て

物価が抑えめなマレーシアですが、ちょっとした工夫でさらにお得に過ごすことができます。ここでは、現地ならではの節約術や便利なサービスを紹介します。

ローカルフードや屋台を活用しよう

マレーシアには多彩なローカルフードや屋台文化が根付いており、安くて美味しい食事を手軽に楽しめます。チキンライスやナシレマ、ラクサなど、現地の定番料理は1食150~400円ほどでボリュームも十分です。

屋台やフードコートは観光客だけでなく現地の人も多く利用し、衛生面や味のレベルも年々向上しています。特に中心部から少し離れたエリアの屋台や、朝食やランチタイムに限定営業するお店は、コストパフォーマンスが高く、地元の雰囲気も味わえます。食費を抑えつつ異国の味を楽しみたい方は、ぜひ積極的に利用してみてください。

Grabなど配車アプリで賢く移動

マレーシアではGrabなどの配車アプリが一般化しており、タクシーよりも割安で利用できるほか、目的地まで安全に移動できます。料金は事前に表示されるため、ぼったくりの心配も少なく安心です。

市内の移動や短距離の観光地巡り、雨の日や夜間の外出に特に便利です。また、複数人でシェアすることで一人あたりの負担がさらに軽減されます。公共交通機関が少ないエリアや、重い荷物があるときにも活用しましょう。

お得なホテルや宿泊先の選び方

ホテルや宿泊施設も、選び方次第で大きく費用を抑えられます。オンライン予約サイトを活用すると、早割や直前割引などの特典が受けられることが多いです。また、現地の格安ホテルやゲストハウスは、1泊2,000円〜4,000円程度で快適に過ごせるところが多くあります。

設備や衛生面が気になる方は、口コミや評価をチェックし、アクセスや立地条件もよく比較しましょう。短期滞在の場合はサービスアパートメントや民泊も人気で、長期ならコンドミニアムのウィークリー・マンスリーレンタルも選択肢に入ります。

宿泊スタイル1泊あたり目安特徴
ゲストハウス2,000〜3,000円交流・安価
ビジネスホテル3,000〜6,000円清潔・便利
サービスアパート4,000〜9,000円設備充実・長期向き

両替やクレジットカードの使い分け

現地通貨への両替は、空港よりも市内の両替所やショッピングモールの両替カウンターのほうがレートが良い場合が多いです。必要最低限の現金だけ空港で両替し、残りは市内で行うのがおすすめです。

また、クレジットカードも主要都市やホテル・大型店舗で広く利用できますが、屋台や小規模店舗では現金のみのことが多いため、使い分けが大切です。カード払いの場合は海外利用手数料や為替レートにも注意しましょう。現地ATMでのキャッシングも便利です。

節約できる観光やアクティビティの探し方

マレーシアには無料または低価格で楽しめる観光スポットやアクティビティが豊富です。たとえば、国立公園や寺院、マーケット巡りなどは入場無料や数百円程度で楽しめます。現地のイベントやフェスティバルも見逃せません。

また、現地発着のツアーでも、複数人で申し込むことで割安になるプランや、現地予約限定の格安チケットなどがあります。情報収集はネットや現地観光案内所、SNSのコミュニティなどを活用しましょう。現地の割引アプリやクーポンも活用すると、出費を抑えつつ充実した滞在が可能です。

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マレーシアの都市やエリア別で異なる物価事情

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同じマレーシアでも、都市や観光地によって物価や生活費に違いがあります。滞在先の選び方の参考に、エリアごとの特徴を見ていきましょう。

クアラルンプールと地方都市の違い

首都クアラルンプールは、マレーシアの経済・商業の中心地であり、物価も国内で最も高い水準です。特に中心部や高級住宅街は、家賃や飲食費、サービス料金も地方都市より割高です。しかし公共交通機関が発達しているため、車を持たなくても便利に生活できます。

一方、ペナンやイポー、ジョホールバルなど地方都市は、家賃や外食費がクアラルンプールより1〜2割安い場合が多く、落ち着いた雰囲気で生活を楽しみたい方に向いています。ローカル感の強い街では、日用品やサービスも安価になりやすいです。

ランカウイ島やコタキナバルの物価傾向

人気観光地のランカウイ島やコタキナバル(サバ州)は、観光客向けの価格設定が多いため、観光地エリアでは宿泊費や飲食費がやや高めになる傾向があります。一方で、ローカルエリアや市場では、マレーシア全体の平均的な価格で日常品を購入できます。

特にランカウイ島は免税の特典があり、お酒やたばこ、化粧品など特定の商品は他より安価に入手できます。観光地のレストランやカフェは値段が高くなりやすいですが、少し足を伸ばしてローカル向けの店舗を利用すると、コストを抑えられます。

観光地や高級エリアでの価格帯

観光地や高級エリアでは、レストランやショッピングモール、ホテルの料金が現地の標準より高く設定されています。特に外国人観光客向けの施設は、日本とあまり変わらない価格設定になることも珍しくありません。

例えば、高級レストランやバーでは1食2,000円〜3,000円以上になることもあります。ブランドショップやスパなども同様ですが、地元の方が利用する小規模店や屋台を選ぶと費用を抑えられます。予算や目的に応じてエリアを選ぶことが大切です。

都市ごとに変わる住居費や生活費

住居費や生活費は都市によって大きく異なります。クアラルンプールの中心部は家賃が高いですが、郊外や地方都市では大幅に下がります。さらに、地方都市や郊外エリアでは日用品や公共料金も全体にリーズナブルです。

都市ごとに生活コストがどれくらい異なるか、以下の表で目安をまとめました。

都市名家賃相場/月生活費目安/月
クアラルンプール3万〜6万円7万〜12万円
ペナン2万〜4万円6万〜10万円
イポー1.5万〜3万円5万〜8万円

エリア別おすすめショッピングスポット

マレーシア各地には、個性的なショッピングスポットが点在しています。クアラルンプールでは「パビリオン」「スリアKLCC」などの高級モールが有名です。日常品の買い物には「ジャイアント」「テスコ」などの大型スーパーや、地元のウェットマーケットも便利です。

ペナンでは「ガーニープラザ」や「クイーンズベイモール」、ランカウイ島なら「ザンギャベリープレイス」など、都市ごとの特色あるショッピングセンターがあります。エリアによって取り扱い商品や価格帯も異なるため、目的に応じて使い分けるのがおすすめです。

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知っておきたいマレーシア滞在の注意点と便利情報

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マレーシア滞在をより快適にするためには、医療や言語、支払い方法など現地ならではのポイントも押さえておきましょう。

海外旅行保険や医療費事情

マレーシアの医療水準は都市部を中心に高く、診療も比較的迅速です。公立病院は費用が抑えられていますが、私立病院や外国人向けクリニックの場合、診察料や薬代が高額になるケースもあります。急な病気やケガに備え、海外旅行保険への加入を強くおすすめします。

保険選びの際は、キャッシュレス診療対応や疾病・けがの補償範囲、緊急時のサポート体制もチェックしましょう。もしもの時に備えて、保険証券や医療機関の連絡先をスマートフォンなどに控えておくと安心です。

日本食材や日系スーパーの利用方法

マレーシアにも日系スーパーや日本食材店が増えており、しょうゆやみそ、インスタントラーメンなどの定番品は簡単に手に入ります。ただし、価格は日本の2倍以上になるものも多く、利用頻度に注意が必要です。

現地の大型スーパーでは、野菜や果物、肉・魚などの生鮮品も取り扱いが豊富です。日本食材にこだわりがなければ、ローカルの食材で代用することで節約できます。長期滞在の場合は、日本から調味料やレトルト食品を持ち込む方も多いです。

支払い方法や現地通貨の管理術

マレーシアでは現金(リンギット)が主流ですが、クレジットカードやデビットカードも大型店舗やホテル、レストランで広く利用できます。スマートフォン決済(QRコード決済)も都市部を中心に普及しています。

現地通貨の管理は、必要最低限の現金を持ち歩き、不足分はATMで引き出すのがスマートです。ATM利用時は手数料や為替レートを事前に確認しましょう。小規模店舗や市場では現金払いが一般的なため、細かいお札やコインも準備しておくと便利です。

現地で困らない言語やコミュニケーション対策

マレーシアの公用語はマレー語ですが、英語も広く通じます。ホテルや観光地、商業施設では英語でのコミュニケーションがスムーズです。簡単な英単語やフレーズを覚えておくと、買い物や交通機関の利用時にも役立ちます。

現地の人々は親切でフレンドリーな方が多く、分からないことがあれば気軽に質問できます。指差し会話帳や翻訳アプリを活用するのも良い方法です。現地の文化や慣習にも配慮し、丁寧な態度を心がけましょう。

治安や安全に関する基本情報

マレーシアは比較的治安が良いとされていますが、都市部や観光地ではスリや置き引き、詐欺被害の報告もあります。貴重品の管理や夜間の単独行動には十分注意しましょう。

また、交通事故や食中毒、感染症対策も大切です。外食時は評判の良い店を選び、水道水は飲まずにミネラルウォーターを利用するようにしましょう。現地の緊急連絡先や大使館の情報も、事前に確認しておくと安心です。

まとめ:マレーシアの物価と日本との違いを知って賢く滞在を楽しもう

マレーシアは日本と比べて生活費や日常の出費を大幅に抑えられる国ですが、項目によっては日本と同等または割高なものもあります。エリアやサービスを上手に選び、現地の食事や交通、住居の特徴を活かすことで、快適かつ楽しい滞在が実現できます。

初めての方でも、事前に情報を集めて準備しておけば、不安を感じることなく現地生活をスタートできるでしょう。今回紹介した比較ポイントや節約術、注意点を参考に、マレーシアでの旅行や生活を思いきり楽しんでください。

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この記事を書いた人

アルルのアバター アルル アルル制作所 取締役

世界中を旅するクリエイターのアルル。
美しい風景、素敵なショー、現地ツアーをとことん楽しむ旅行情報を発信。一人でも多くの人に親子旅や女子旅を楽しんでもらえるよう、世界の素敵な風景やスポットをご紹介。
アルル制作所 岩永奈々が運営。

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