世界のピラミッドはいくつある?国別の分布と最新発見ガイド

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エジプトのギザを思い浮かべると、世界中のピラミッドは砂漠にぽつぽつと建っているように感じますが、実際は地域や時代、定義によって数が大きく変わります。ここでは最新の研究や発掘・測量成果を踏まえて、地域別・年代別・技術別にわかりやすく案内します。旅先で「ここにもピラミッドがあるの?」と聞かれたときに答えられるようにまとめました。

目次

ピラミッドの数は世界でどれくらいあるか?驚くべき分布の概要

ピラミッド 数

世界のピラミッドは単純に「いくつ」と言えないほど分布にばらつきがあります。建造目的や形状が異なる文化圏があり、保存状態や確認方法も多様です。総数の推定は、歴史記録・考古学調査・衛星観測の結果を合わせて考える必要があります。

多くの文献では、世界のピラミッドは数百基から千基超という幅を示します。これは、エジプトの有名な大型石造ピラミッドのみならず、スーダンの小型で密集する石槨型ピラミッド、メソアメリカの段築ピラミッド、さらにはアジアやヨーロッパの古墳的な傾斜墳をどう数えるかで変わるためです。

近年は衛星画像やLIDARの活用で、これまで見落とされていた小規模な遺構や埋没した墳丘が次々と明らかになっています。調査の進展により「いま数えられる」数字は増え続けており、学界でもアップデートが続いています。

世界全体の推定総数を知る

ピラミッドの総数を一言で示すのは難しいですが、研究者の推定は「数百〜千数百基」が一般的です。これはエジプトとスーダンの遺構を中心に、メソアメリカや東南アジアの段築や祭壇的構造を含めた数です。

数値の幅が大きい理由は、調査の進展と定義の違いによります。例えば、完全に残る大型ピラミッドと、基礎のみ残る小規模墳丘を同列にカウントするかで大きく変わります。近年はリモートセンシングで未確認の小規模遺構が見つかり、総数の上限が引き上げられています。

また、考古学報告や国別の文化財台帳の更新も随時行われるため、数は流動的です。旅行者としては「世界に存在するピラミッドは数百基以上」と覚えておけば、現地での案内や会話に困りません。

エジプトに残るピラミッドの数

エジプトには古代王朝時代から新王国にかけて造られたピラミッドが集中しており、保存状態や規模はさまざまです。学術的には約120基前後が確認されていることが多く、これは王墓や王家関連の墓制として記録・調査された遺構の数です。

代表的な集積地としてギザ、サッカラ、ダハシュールがあり、それぞれ保存状態や時代が異なります。ギザの三大ピラミッドは観光の目玉ですが、サッカラの階段ピラミッドやダハシュールの屈折ピラミッドなども重要です。小規模で崩れたものや未発掘の王族墓も含めると、更に数は増えます。

遺構ごとに所有者名などが特定できれば「ピラミッド」として扱われますが、基礎のみや土盛りのものは扱いが分かれるため、一覧表の数値は出典によって差が出ます。

スーダンのピラミッドが多い事情

スーダン北部、かつてのヌビア王国地域には、エジプトよりも小型で急傾斜のピラミッドが集中しています。現在確認されているヌビア系のピラミッドは200基以上にのぼるとされ、特にメロエやナパタ周辺に密集しています。

数が多い背景には、ヌビア王家が短期間で多数の王墓を築いたこと、そしてローカルな葬祭慣行で多くの王族や有力者が個別のピラミッドを持ったことが挙げられます。小型で保存状態が良いものから、風化で基礎だけ残るものまで幅があります。

観光ではメロエのピラミッド群が人気で、並んだ小さなピラミッド群は写真映えします。近年の学術調査で細部の修復や記録が進んでいます。

中南米にあるピラミッドの数

メソアメリカ(現在のメキシコ・グアテマラ・ベリーズなど)には、段築された形のピラミッドが多く残っています。マヤやアステカ、トルテカ、ミソアメリカの諸文明で数百基規模の遺構が確認されています。例えばメキシコ国内だけでも数百〜千基に達する遺跡内のピラミッド状建造物が存在します。

これらは宗教儀礼や天体観測、政治的中心地の機能を持っており、保存状態や補修状況は遺跡ごとに大きく異なります。観光地として整備されている遺跡では、階段を登れるものや展示整備されたものが多いです。

発掘と調査で増える発見件数

新しい技術とフィールド調査の進展で、確認されるピラミッド数は増加傾向にあります。衛星画像解析や地中レーダーで未確認の塚や石組が見つかり、地上調査でピラミッドであることが確定する例が増えています。

この流れは、特に密林や砂漠などアクセスが難しい地域での発見を後押ししています。旅行者にとっては「この場所もまだ調査中」という情報に接することがあり、訪問時のガイドの説明が変わることもあります。

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ピラミッドを何と数えるか 認定基準と混乱するケース

ピラミッド 数

ピラミッドを何基と数えるかは、どこからどの形態を含めるかで変わります。石積みで明瞭な形を保つものから、土盛りだけ残る墳丘、改変されて別用途になった構造まで含めるかどうかで学者や国の台帳ごとに扱いが分かれます。

遺構が複合的で、あとから増築や改修が施された場合、単一の「ピラミッド」として数えるか複数と見なすかは議論になります。保存と記録の基準が異なるため、ガイドブックの数値と学術報告の数値が一致しないこともあります。

ピラミッドの定義で変わる数

学術的には「四面体状や段築状の墳墓・祭祀構造」といった広い定義が使われますが、観光案内では「明瞭にピラミッド形を保つ石造りの巨大墓」のみを指すことが多いです。どの定義を採るかで、総数は大きく変わります。

例えば、段築のマヤの神殿や、土盛りの古墳を含める場合は数が増えますが、エジプトのような石材主体で頂点が明瞭な構造だけを数えると小さくなります。観光客向けの説明では、現地の呼称や保存状態をもとに紹介されることが多いです。

崩れた墳丘や小規模構造の扱い

崩れて基礎だけ残るものや、地表にわずかに痕跡が残る墳丘は、記録では「跡」として扱われるケースが多いです。ただし発掘や土木工事で詳細が出てくると「ピラミッド」として登録され直すことがあります。

保存状態が悪いものでも出土品や構造の形式からピラミッドに分類されることがあり、この場合は数が後から増えます。現地で案内を受ける際は、ガイドがどの扱いで説明しているかを聞くと理解が深まります。

同一遺跡の複数構成でのカウント方法

一つの遺跡に複数のピラミッドが並ぶ場合、それぞれを独立で数えるのが一般的ですが、王家関連の付属構造や祭壇がある場合は「群」として扱われることもあります。これもカウント基準に左右されます。

遺跡の整備状況によっては、かつては独立したものが土砂流入などで繋がって見えることがあり、その際の分類が揺れることがあります。

文化圏ごとの呼び方の違い

文化ごとに呼称が異なる点も混乱の要因です。エジプトでは「ピラミッド」と言えば王墓を指しますが、メソアメリカでは宗教儀礼用の段築建造物を指し、スーダンではヌビア系の小型ピラミッドが一般的です。現地語や学術用語でのニュアンスを知ると案内がわかりやすくなります。

地形や埋没で見逃される事例

砂で覆われたもの、森林に埋もれたもの、農地改変で消失したものは、長年にわたり見逃されることがあります。近年はLIDARや衛星解析でそうした埋没事例が再発見され、記録が更新されています。旅先では「発見されて間もない遺構」に出会うこともあり、ガイドから最新情報を聞くと面白いでしょう。

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地域別に見るピラミッドの数 国や遺跡ごとの分布

ピラミッド 数

各地域での分布は非常に偏りがあります。エジプトとスーダンは古代エジプト文化圏とヌビア文化圏で多数のピラミッドを持ち、メソアメリカは段築ピラミッドが広く分布します。他にも中国の墓陵、南アジアの一部古墳群など、形態は異なっても「高く積む」文化が見られます。

旅行で訪れる際は、地域ごとの特徴(規模、傾斜、用途、保存状態)を押さえると楽しめます。遺跡ごとに案内板や博物館展示があり、建造者や時代、用途の説明をしていることが多いので、歩きながら覚えていきましょう。

エジプトの主要な集積地と数

エジプトではサッカラ、ダハシュール、ギザが主要集積地です。サッカラには階段ピラミッドをはじめ多数の王家墓や付随構造があり、ダハシュールには酸性砂岩で保存された屈折ピラミッドや紅色ピラミッドが見られます。ギザは観光の中心で、巨大な三大ピラミッドが目立ちますが、周辺にも小型の墓が点在します。

観光プランを立てるときは、各地の保存状況や移動時間を考えて組み合わせると移動が楽です。例えばカイロ近郊のサッカラとギザは日帰りで回れますが、ダハシュールは車で移動する時間を見込む必要があります。

ダハシュールやサッカラの例

サッカラは古王国期の重要拠点で、階段ピラミッド(ジョセル王の墳墓)を中心に多様な墓域があります。保存状態が良く、出土品や碑文の展示が豊富なため学習的にも楽しめます。

ダハシュールは保存の良い屈折ピラミッドや紅色ピラミッドがあり、石材の違いや建築技術の変化を比較できます。どちらも観光客が比較的少ない時間帯を狙うと落ち着いて回れます。

ギザ周辺のピラミッドとその数

ギザにはクフ、カフラー、メンカウラーの三大ピラミッドがあり、その周囲には王家の付属墓や古代の参道などが散在します。主要な三基だけでも見応えがあり、博物館や太陽の船の展示など関連施設も充実しています。

観光では日の出や夕刻の光が写真映えするため、時間帯を工夫すると良い写真が撮れます。混雑を避けるなら朝一番の入場を検討してください。

スーダンのヌビア系ピラミッド群

スーダンのメロエやナーパタ周辺は、急傾斜の小型ピラミッドが密集していることで知られます。200基を超える遺構が確認されており、エジプトとは異なる造形美が楽しめます。現地の博物館やガイドが少人数で詳しく説明してくれることが多いので、時間をかけて回る価値があります。

メソアメリカの主な遺跡と残存数

メソアメリカではチチェン・イッツァ、テオティワカン、パレンケ、ウシュマルなどに段築ピラミッドが残ります。遺跡ごとに保存状況や見学可否が異なり、観光客向けに整備された場所と、地元でしか知られていない小規模遺跡が混在しています。

遺跡内のピラミッド数は数基から数十基まで様々で、特に都市遺跡は中心部に複数の大規模ピラミッドを持っています。

その他の地域で知られる例

中国やインド、ギリシャ周辺などでも、高く積む墓や塚が見られます。形状や用途は文化によって異なりますが、「高さを持たせる」ことが共通しています。旅程に余裕があれば、各地の小規模遺跡も訪ねると多様性が感じられます。

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年代ごとの建造数の変化と背景

ピラミッド 数

ピラミッドの建造は各地の政治的・宗教的状況に左右されます。ある時期に集中して建てられ、別の時期には減少するというパターンが繰り返されます。建築資源の確保や王権の強さ、宗教儀礼の変化が建造数に直接影響します。

遺跡を巡る際、同じ地域でも時代層が異なる遺構が並んでいることが多く、時代ごとの変遷を感じられます。博物館や現地解説で年代表を確認すると、より理解が深まります。

古王国時代の建築ラッシュ

エジプトの古王国期(紀元前27世紀頃)は、巨大な石造ピラミッドが集中して建造された時期です。王権の強化と石材搬出・加工技術の発展が重なって、大型の墓が数多く造られました。これは国家的動員と資源配分が可能だったためです。

旅行で訪れる遺跡の多くはこの時期の名残が見られ、スケールの大きさに圧倒されます。解説板や博物館で当時の社会構造の説明があるので、それらを合わせて見ると理解が深まります。

中王国と新王国での動き

中王国・新王国期には、墳墓形式や葬送慣行が変化し、ピラミッド規模や設計が変わりました。時には石材主体から土木主体へ、あるいは隠蔽を重視した墓制へと移行します。これに伴い、表面的に見えるピラミッド数は減る場合がありますが、内部の構造は複雑化しました。

観光地では新王国の墓室装飾や副葬品などが見学の中心になることが多く、ピラミッド以外の墓制も楽しめます。

ヌビアや地方化した建造期

ヌビア地域では急傾斜の小型ピラミッド群が王朝期を通じて造られ、地域独自の美学が確立しました。地方でも地域領主が石造や土造のピラミッドを建てる例があり、数としては地域全体で多くなります。

地方の遺構は保存状態が良いものも多く、都市部とは違った落ち着いた見学ができます。

地震や侵食で減る現存数

自然災害や風化、砂漠化、洪水などで現存数は減少します。特に長い年月にわたり露出したピラミッドは侵食で頂部が損なわれたり、基礎が崩れたりします。人為的な破壊や転用も保存に影響を与えています。

博物館や保全プロジェクトの取り組みが進んでいますが、それでも失われる遺構は後を絶ちません。訪問時に保存状況を確認し、大切に見守る気持ちを持つことが大切です。

社会変化と建築数の関連性

王朝の衰退や移住、宗教の転換はピラミッド建造の減少と密接に関係します。繁栄期には資源を投じて大規模建造が可能ですが、混乱期には急速に建造活動が減ります。地域ごとの歴史年表と遺構の成立年代を照らし合わせると、どのように社会が変わったかが見えてきます。

調査技術の進化が見せる新しいピラミッド発見

近年の技術革新で、従来は確認できなかった遺構が次々と検出されています。衛星写真やLIDAR、地中レーダー(GPR)、ドローン撮影は、密林や砂に埋もれた構造を浮かび上がらせています。これにより学術的な地図が更新され、観光地としての価値も見直されています。

技術の進歩で「まだ見つかっていないかもしれないもの」が多いと分かってきたため、旅先ではガイドが最新の発見や研究を共有してくれることがあります。新発見の情報は頻繁に更新されるので、訪問前に最新情報をチェックすると良いでしょう。

衛星写真で見つかる遺構の例

衛星写真解析は広域を短時間で把握できるため、砂漠地帯や開発が進んだ地域で有効です。特に土壌の微妙な色や地形の波打ちが遺構の痕跡を示す場合があり、新たに未報告の塚や石組が特定されます。学術チームと連携したプロジェクトでは、衛星で候補地を絞ってから現地調査を行います。

旅行者向けには、こうした最新発見が旅行プランに反映され、未公開エリアへの訪問や新しい展示が増える可能性があります。

LIDARやドローンによる発見事例

LIDARは森林や草地に覆われた地表下の形状を高精度で検出できます。中南米のジャングルで埋もれた都市遺構が発見された事例は有名で、段築ピラミッド群の輪郭が一気に明らかになりました。

ドローンは低コストで空から詳細撮影ができ、斜面や広い遺跡を短時間で記録できます。観光でもドローン撮影を利用した空撮ツアーや展示が増えていますが、現地の規制に注意が必要です。

地中レーダーで判明した隠れた構造

地中レーダー(GPR)は地下の空洞や構造物の存在を非破壊で示します。ピラミッド内部の未開口空間や、基礎構造の配置を把握するのに役立ち、発掘の優先順位付けに活用されます。これにより、掘る前に安全対策や記録計画を立てられるようになりました。

遺跡の保存を重視する現代の調査では、GPRによる予備調査が一般的です。

記録の再解析で増える古い報告

過去の探検記録や古い地図、写真をデジタル解析し直すことで、かつての報告が再評価され、新たに「ピラミッド」と認定される例があります。古い資料には未解読の注記や誤記もあるため、現代技術での検証が重要です。

訪問時に展示される資料や解説に、こうした再発見の経緯が紹介されることがあります。

発見数が歴史理解に与える影響

新たな発見は、政治や宗教、技術移転の歴史像を修正する力を持ちます。ピラミッドの数や分布が更新されることで、交易や文化交流、王権の広がりについての見方が変わることがあります。旅行中にガイドと話す際は、最新の発見がどのように歴史像を変えたかを聞いてみると理解が深まります。

ピラミッドの数を短く振り返る

ピラミッドは世界中に散らばり、その数は定義や調査状況で変動します。エジプトやスーダン、メソアメリカを中心に数百〜千基超が存在すると見られ、最新技術で新発見が続いています。旅先で出会う遺構は、時代や文化を映す窓のようなものです。訪れる際は各地の違いを楽しみつつ、現地の最新情報に耳を傾けるとより興味深く見学できます。

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この記事を書いた人

アルルのアバター アルル アルル制作所 取締役

世界中を旅するクリエイターのアルル。
美しい風景、素敵なショー、現地ツアーをとことん楽しむ旅行情報を発信。一人でも多くの人に親子旅や女子旅を楽しんでもらえるよう、世界の素敵な風景やスポットをご紹介。
アルル制作所 岩永奈々が運営。

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