はじめに一言。フランス旅行を楽しむには、荷物の「抜け」を減らして動きやすくすることが大切です。ここでは現地で役に立つアイテムや準備を、旅の流れに合わせてわかりやすくまとめました。出発前のチェックや移動中、街歩きでの便利品まで、無駄を省いた持ち物リストとして使ってください。
フランス旅行に必要な持ち物はこれだけで安心
フランス滞在で最低限そろえておきたい持ち物を、カテゴリー別に分けてまとめます。これがあれば到着後すぐに動けますし、急なトラブルにも対応しやすくなります。
パスポートと渡航書類の確認
パスポートは予備の写真ページコピーを1枚、別のバッグに入れて携帯してください。顔写真ページと出入国スタンプ用ページの写真をスマホにも保存しておくと、紛失時に提示しやすいです。フライトのeチケット、宿泊予約の確認メール、緊急連絡先(大使館・航空会社・旅行会社)を印刷して1部持ち歩くと安心です。入国カードや検疫関係の書類が必要な場合は、指示に従って事前にダウンロード・記入しておきましょう。到着時はパスポートの有効期限を確認されることがあるので、帰国時まで十分な残存期間があるかチェックしてください。
現金とクレジットカードの配分
到着時用に少額ユーロ現金(50~100ユーロ)を用意しておくと、タクシーやカフェの支払いに便利です。普段の支払いはクレジットカードを中心にし、カードは複数ブランド(Visa、Mastercard)を持ち分けておくと使えない店があっても安心です。財布は普段使い用と夜外出用に分け、夜だけ持ち出す小さい財布には最低限の現金と1枚のカードを入れておくと被害を抑えられます。カード番号や発行会社の連絡先は別メモに残しておき、紛失時にすぐ連絡できるようにしておきましょう。
スマホと通信手段の準備
スマホは予めフランス国内で使える通信プランを確認しておきます。SIMフリー端末なら現地プリペイドSIMを空港または市内のショップで購入する手もあります。短期滞在なら国際ローミングプランでも十分な場合がありますが、容量や速度制限をチェックしておいてください。オフラインで使える地図アプリ(ダウンロード済み)や主要アプリ(交通機関、Airbnb、翻訳アプリ)を入れておくと便利です。充電ケーブルとモバイルバッテリーは必須で、公共の充電環境が限られることもあるため容量の大きいものを選ぶと安心です。
常備薬と保険情報の携帯
普段服用している薬は、薬名と用量を記載したメモを英語で用意しておくと病院で説明が楽になります。胃腸薬、頭痛薬、絆創膏、風邪薬、鎮痛消炎剤などの基本セットも携行しましょう。医療保険の証書や保険会社の緊急連絡先は紙とスマホ両方で保管してください。持病がある場合は医師の診断書(英語)や処方箋を準備しておくと、現地での薬入手がスムーズです。
防犯グッズと被害を防ぐ工夫
スリが多い地域では、財布を前ポケットに入れる、チェーン付き財布や首掛けポーチを利用すると安全度が上がります。バッグは開口部が隠れるタイプやジッパーに施錠できるものがおすすめです。貴重品は宿にあるセーフティボックスを活用し、外出時には必要最小限だけを持ち歩いてください。夜遅くの一人歩きは避け、どうしても移動が必要なときはタクシーや配車アプリを使うのが安心です。
季節に合わせた服装の最小セット
トップス2〜3枚、ボトムス1〜2枚、軽い羽織り1枚で大抵のシーンに対応できます。歩く時間が長くなるので履き慣れたスニーカーを必ず用意してください。気候に応じて薄手のレインジャケットや折りたたみ傘を加えると便利です。夜は気温が下がることがあるので、1枚厚手のセーターやストールがあると荷物を増やさず快適に過ごせます。
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出国前に揃える書類と手続き
出発前にまとめてチェックしたい書類や手続きについて、忘れがちな点まで押さえておきましょう。これを確認しておけば空港で慌てることが減ります。
パスポートの有効期限とコピーの準備
パスポートの残存期間が渡航先で求められる日数を満たしているか確認してください。念のため、顔写真ページのカラーコピーを1枚作り、別のバッグに入れておきます。デジタルコピーをクラウドに保存しておけば、紛失時にもアクセスしやすく便利です。子ども連れの場合は親子の続柄がわかる書類を用意しておくと入国審査がスムーズになります。
ETIASやビザの申請状況の確認
短期観光での入国要件が変わることがあるため、出発前に最新の入国ルールを大使館や公式サイトで確認してください。必要なビザやETIAS(対象になった時点で)の申請は余裕をもって行い、申請完了メールや番号はプリントして保管します。申請中に不備が見つかると出発日が迫ったときに対応が難しくなるので、早めのチェックがおすすめです。
航空券と宿泊の予約控えの保管
航空券とホテルの予約確認は印刷物とスマホのスクリーンショットで2通り持っておきます。滞在先の住所とチェックイン方法、緊急連絡先をメモしておけば、遅延や到着時間の変更時にスムーズです。短期レンタカーや鉄道のチケットも確認し、必要な免許証や予約番号を整えてください。
海外旅行保険の証書と連絡先の確認
保険の契約内容(補償範囲、救急搬送、治療費上限など)と24時間対応の連絡先をチェックしておきます。保険証書のコピーを紙で持ち歩き、スマホにもPDFを保存しておくと病院に行くときに提示できます。キャッシュレス診療の可否も事前に確認しておくと安心です。
税関の持ち込み規制と申告の流れ
免税対象や持ち込み制限のある品目(食品、動植物、特定の医薬品など)があるため、税関のルールを確認しておきましょう。高額な現金や貴重品は申告が必要な場合があります。お土産の購入予定があれば、帰国時の免税手続きや購入時の領収書の保管方法も確認しておくとスムーズです。
渡航前に入れておくと便利なアプリ一覧
次のアプリを入れて設定しておくと現地で助かります。
- 地図(オフラインマップをダウンロード)
- 交通系(地下鉄・バスの路線アプリ、RATPなど)
- 翻訳アプリ(音声入力やカメラ翻訳機能があるもの)
- 銀行・カード会社アプリ(通知を受け取れるように)
- 配車アプリ(Uberなど)
事前にログインしておくと到着後すぐに使えます。
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お金と支払いの準備と安全管理
支払いのルールや手数料、両替のコツを把握しておくと無駄な出費を抑えられます。カードと現金のバランスを考えて準備しましょう。
フランスで現金はどれだけ必要か
日常の支払いはカードで済む店が多いですが、マルシェや小さなカフェでは現金だけの場所もあるので到着時用に50〜100ユーロ程度の現金を持っておくと安心です。地下鉄やバスの回数券を窓口で買う場合も現金が使えます。観光地での小さな買い物やチップは少額現金で対応できるよう、硬貨も少し用意しておくと便利です。
クレジットカードとデビットカードの使い分け
大きな支払いはクレジットカードで行うと、利用明細の管理や保険付帯が便利です。日常の現金引き出しや現地通貨の取得はデビットカードを利用する場合、利用手数料と為替レートを事前に確認してください。カードは複数枚持ち、1枚を宿に置いておくなどのリスク分散も検討しましょう。
海外ATMでの引き出しと手数料の注意点
ATMは空港や駅、街中に多数ありますが、銀行系ATMの方が手数料が低いことが多いです。国際ブランド(Visa, Cirrus, Maestro)対応かを確認し、1回で必要分をまとめて引き出して手数料回数を減らすと節約になります。カード裏面の緊急連絡先をメモしておき、ATMにカードが吸収された場合に備えてください。
両替する場所とタイミングの目安
日本で少しだけ両替しておき、到着後は空港のレートが不利なことがあるので必要最低限に留めるのがおすすめです。市内の銀行窓口や認可された両替所の方がレートが良いことが多いです。大きな金額を替える場合はレートを比較してから行動してください。
免税と領収書の保管方法
高額の買い物をして免税手続きを利用する場合、購入時に店でもらう必要書類やレシートはまとめてファイルしておきます。出国時に空港の税関スタンプが必要なので、荷物が預け入れでなく手荷物に入るように工夫すると手続きが楽です。期限や金額条件を確認し、空港での手続きに余裕を持って向かいましょう。
カードトラブル時の連絡先と対処
カード紛失・不正利用に備え、カード会社の海外窓口番号をメモしておきます。スマホで利用履歴を頻繁に確認し、不審な請求があればすぐにカード停止手続きを行ってください。代替の支払い手段(別のカードやキャッシュ)を用意しておくと、急場をしのげます。
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機内と移動中に役立つアイテム集
長距離移動を快適にするためのアイテムと、移動中の気分転換に使えるものを紹介します。疲れを減らして到着後すぐに観光に出られるよう準備しましょう。
長時間フライトであると便利なグッズ
首枕、アイマスク、耳栓は睡眠の質を上げてくれます。小さめのブランケットや羽織れるカーディガンも機内の冷え対策に役立ちます。軽食やナッツ、飴などは機内食が合わない場合に安心です。歯ブラシや洗顔シート、ハンドジェルなどのトラベルセットを手荷物に入れておくと到着後のリフレッシュが楽になります。
機内での乾燥対策と保湿アイテム
長時間の機内は非常に乾燥します。保湿クリーム、リップクリーム、携帯用のスプレー式ミストがあると快適です。コンタクト使用者は保存液や替えのコンタクトを持参し、目の乾燥対策として眼薬も用意してください。ハンドクリームは頻繁に使うと肌荒れ予防になります。
モバイル充電と変換プラグの準備
フランスの電圧は230V、プラグ形状はCタイプ(丸ピン)のほかEタイプが使われます。変換プラグは両方に対応できるタイプを選ぶと安心です。モバイルバッテリーは容量の大きいものを1つ持ち、短時間で充電できるUSB-C対応製品が便利です。充電ケーブルは予備も用意しておくと安心です。
液体物の機内持ち込みルールと整理法
手荷物の液体は100ml以下の容器に入れ、透明な再封可能バッグにまとめます。アメやリップクリーム、ハンドジェルもルール内に収めておきましょう。持ち込み制限に引っかからないよう、事前に目視で整理しておくと保安検査がスムーズになります。
飛行機や列車での服装と防寒対策
移動中は体温調整しやすい重ね着が便利です。靴は脱ぎ履きしやすいスニーカーやスリッポンを選んでください。寒がりの方は薄手のウールやフリースのひとつを用意すると機内や列車内で快適に過ごせます。
バックパックやスーツケースの整理術
よく使う物(パスポート、スマホ、充電器)は取り出しやすい場所に配置します。服は圧縮袋でまとめるとスペースが節約できます。貴重品は宿泊先のセーフティボックスに入れ、移動中は最低限の現金とカードだけを持ち歩くように分けて管理してください。
市内観光で常に持ち歩きたいアイテム
街歩きの快適さと安全を両立する持ち物を紹介します。身軽さを保ちながらも安心して観光を楽しめます。
スリ対策のバッグと財布の使い方
斜め掛けで身体に密着するバッグや、内ポケットが多いタイプがおすすめです。財布は取り出しやすさよりも隠しやすさを優先し、使用するカード以外は宿に置いておくと被害を最小限にできます。外出時はファスナーを常に閉め、混雑した場所ではバッグを前に回して持つ習慣をつけると安心です。
交通機関で役立つ切符とアプリの管理
地下鉄やバスを頻繁に使う場合は日数パスや回数券を検討してください。券売機の操作やチャージ方法を事前に確認し、乗り換えアプリや運行情報アプリをスマホに入れておくと移動がスムーズになります。切符は改札で提示を求められることがあるので、大事に保管してください。
日中の暑さや雨に備える小物
折りたたみ傘は小さくても強風に対応できる丈夫なものを選んでください。夏は携帯扇風機や帽子、日焼け止めがあると快適です。季節に応じて使い分け、バッグの中でかさばらない薄手のレインコートもあると安心です。
食事やカフェで役立つ携帯アイテム
カトラリーの代わりに携帯スプーンや箸を持つ必要はほとんどありませんが、ナプキンやウェットティッシュは役立ちます。折り畳み式の小皿や保冷バッグは屋台やピクニックで便利です。支払いはカードが主流ですが、小さな店やマーケットでは現金が必要な場面もあります。
常備薬と簡易救急セットの携行方法
絆創膏、消毒液、鎮痛剤、下痢止めなどを小さなポーチにまとめておくと、すぐ使えて便利です。薬は説明書や処方メモを一緒に入れ、必要に応じて医師に見せられるようにしておきます。かゆみ止めや虫刺され薬も夏場はあると安心です。
現地での両替と支払いの注意点
小額決済は現金、飲食や観光の支払いはカードで分けると管理が簡単になります。チップはレストランで明確に求められることは少ないですが、サービスに満足したら少額を置く習慣があります。領収書やレシートは税金や帰国時のチェックに備えて保管してください。
季節や目的別の追加アイテムガイド
滞在時期やアクティビティに合わせて持ち物を追加しましょう。必要最小限の荷物で快適に過ごせる工夫を紹介します。
春に必要な服装と雨や花粉対策
春は変わりやすい天候なので薄手の重ね着が便利です。軽いウインドブレーカーや薄手のコートを用意し、朝晩の冷えに備えます。雨対策としてコンパクトな傘と速乾性のある服を用意してください。花粉症の方はマスクや目薬、抗アレルギー薬を持っていくと安心です。
夏の暑さ対策と日焼けや虫よけ
夏は日中の暑さが強いので通気性の良い服と帽子、サングラスを用意してください。日焼け止めはこまめに塗り直せるよう小分けしたものを携帯するのがおすすめです。蚊などの虫が気になる場所へ行くなら虫よけスプレーや携帯用シートを持っていくと快適に過ごせます。
秋の昼夜の寒暖差に備える着こなし
秋は昼夜の気温差が大きくなるため、薄手のセーターやストールで調整できる装いを用意します。朝晩に冷えを感じたらすぐに羽織れるものがあると助かります。散策が増える季節なので歩きやすい靴も忘れずに持参してください。
冬の防寒対策と屋外での快適グッズ
冬はしっかりとしたコート、保温性の高いインナー、手袋、帽子、厚手の靴下があると安心です。長時間屋外にいる予定がある場合は使い捨てホッカイロや防寒用のネックウォーマーを用意すると快適に過ごせます。雪や雨道で滑りにくい靴も重要です。
海辺や山歩きなどレジャー別の持ち物
海へ行く場合は水着、ラッシュガード、ビーチサンダル、そして日焼け止めを用意します。山歩きやハイキングではトレッキングシューズ、防水ジャケット、行動食、十分な水分を確保してください。ルートに応じて地図や予備のバッテリーを忘れずに持参してください。
子連れや高齢者同行で用意したい物
子ども連れは着替え、軽食、おむつやおしりふき、携帯抱っこ紐などがあると移動が楽になります。高齢者と同行する場合は常用薬の余裕分、杖や歩行補助具、病院の連絡先をメモしておくと安心です。移動時間を短くする計画や休憩ポイントを事前に調べておくと負担が減ります。
出発前にもう一度見るフランス旅行の持ち物チェックリスト
最後に、出発直前の確認リストを簡潔にまとめます。これで忘れ物を減らして旅立てます。
- パスポート(コピー・デジタル保存)と渡航書類
- 航空券・宿泊予約控え・保険証書
- 現金(50〜100ユーロ)と複数のカード
- スマホ・充電器・モバイルバッテリー・変換プラグ
- 常備薬・処方メモ・簡易救急セット
- 防犯用バッグ・小型鍵・首掛けポーチ
- 天候に合わせた服(重ね着中心)と歩きやすい靴
- 必要なアプリのインストールとログイン確認
- 両替のための領収書やカード会社連絡先のメモ
出発前にこのリストをチェックし、荷物を最小限にまとめれば、現地での移動や観光がずっと楽になります。安全で楽しいフランス旅行をお楽しみください。
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