旅行でスーツケースを保護したいけれど、市販のカバーは高い、サイズが合わない、好みがない……そんなときはダイソーの材料で手作りするのが手軽で経済的です。ここでは道具の選び方から作り方、補強や応急対応まで、現地で役立つ使い方を想定してわかりやすく案内します。
ダイソーでスーツケースカバーを手作りするならこの方法がおすすめ
ここでは、ダイソーで揃う材料を中心に、簡単に作れる手順を紹介します。初めてでも取り組みやすい方法を選び、旅行直前の短時間作業にも対応できるようにしています。
準備するものとダイソーで買うポイント
ダイソーで買うべき基本アイテムは次の通りです。店頭で探すときはサイズや素材表記を確認してください。
- ビニールシート(クリアタイプ、幅90〜120cmのものがあることが多い)
- 布(ナイロンやポリエステルの薄手トート用生地、撥水加工だと安心)
- 布用両面テープ/布用接着剤
- 強力布テープ(補強用の厚手テープ)
- ハサミ、目打ち(穴あけ用)、マジック(マーキング用)
- ゴムバンド、ヘアゴム、スナップボタン、面ファスナー(固定用)
- 定規、メジャー、方眼マット(あれば作業が楽)
買うときのポイントは、ビニールは厚手すぎると折り曲げにくく、薄すぎると裂けやすいこと。中厚の0.2〜0.3mm程度が扱いやすいです。布は伸びと撥水性がある素材を選ぶと汚れ対策になります。接着剤は「布用」「多用途」で乾燥後に柔らかさが残るタイプが使いやすいです。
作るのにかかる時間と費用の目安
用意と作業を合わせて、慣れない人でも約1.5〜3時間を見ておくと良いでしょう。時間はスーツケースのサイズや細かな仕上げによって変わります。
費用の目安はダイソーで揃えた場合、ビニールシート(300円)、布(300円〜)、補強テープや接着剤・小物合わせて500〜800円程度。合計で1,000〜1,500円前後に収まることが多いです。
短時間で済ませたい場合は、縫製を省いて布用両面テープや接着剤で仕上げる方法にすると1時間以内に終わる可能性があります。縫いを入れるなら追加で30〜60分かかります。
失敗しにくい簡単な流れ
失敗を減らすための流れは次のとおりです。
- スーツケースの各辺を正確に測る(高さ、幅、厚み、キャスターや持ち手の位置)。
- ビニールシートと布に余裕を持った寸法でマーキング(縫い代や貼り代を含める)。
- 切断は一度に切らず、仮合わせしてから微調整。
- 接合は部分ごとに固定してはがれがないか確認しながら進める。
- 開口部(ハンドル、キャスター部分)は切り込みを入れて折り返しやテープで補強。
ポイントは「一度に全部貼らない」こと。仮止めしてフィット感を確かめながら進めるとズレにくくなります。持ち手周りや角は裂けやすいので余分にテープを巻いて補強すると安心です。
旅行前に確認したい仕上がりのポイント
出発前にチェックすると安心な点は次の通りです。
- 持ち手、キャスター、ロック部分が使えるように切り込みや開口がちゃんと機能しているか。
- カバーがスーツケースに対して引っ張られて破れていないか、特に角や取っ手周りを確認する。
- テープや接着剤の接合部が完全に乾燥しているか。未乾燥だと空港の取り扱いで剥がれることがあります。
- 荷物検査で必要なアクセス(ラベルの見える化や上部のジッパー)が確保されているか。
当日、空港での動きを想定して手で引っ張ってみて、ずれやすい箇所があれば即座に補強テープで補っておくと安心です。
耐久性を上げるちょっとした工夫
長持ちさせるための工夫をいくつか紹介します。
- 角やエッジ部分はビニールを二重にしてテープで巻き、衝撃を受けやすい箇所を強化する。
- テープの貼り方は直線だけでなく、角は斜めに貼って引っ張り力を分散させる。
- 接着剤を使う際は塗布後にしっかりと圧着し、重しをのせて乾燥させると接着力が上がる。
- キャスター周りは切り込みの端を裏側から補強テープで当て布することで裂けにくくなる。
これらは道具を増やさずにできる工夫なので、出発直前でも取り入れやすいです。
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ダイソーで揃う材料と道具の選び方
ダイソーには多種多様な商品があります。ここではカバー作りに向いたアイテムと選び方を分かりやすく示します。
おすすめの生地と透明素材
ビニールシート(クリア)がまず便利で、表面の汚れを防ぎつつ中身が見える利点があります。幅が広いものを選ぶと一枚でカバーしやすくなります。
布はナイロン系やポリエステル系の薄手で撥水加工のものが扱いやすいです。伸縮のある生地はフィットしやすい反面、切り口がほつれやすいので端処理が必要になります。綿は風合いは良いですが水濡れに弱い点に注意してください。
透明素材は厚さを確認しましょう。薄すぎると破れやすく、厚すぎると折り畳みやすさが失われます。店舗で手に取って柔らかさと厚さを確かめるのをおすすめします。
補強に使えるテープや接着剤
補強用には次の種類が使えます。
- 布用両面テープ:縫わずにパーツを貼り合わせるときに便利です。
- 強力布テープ(カーペットテープ風):角の補強や裂け防止に有効。
- 多用途接着剤(布・ビニール対応):曲面にもなじませやすいものを選ぶ。
テープは幅広のものが作業効率が良く、接着剤は乾燥時間と仕上がりの柔らかさを確認してください。
固定に便利な小物リスト
細かい固定には以下があると便利です。
- ゴムバンド、ヘアゴム:簡易的な周囲の固定。
- 面ファスナー(マジックテープ):着脱式の開口部に。
- スナップボタン:しっかり止めたい部分に。
- クリップや洗濯バサミ:接着剤乾燥時の仮止め。
持ち手周りや開閉部分は着脱の回数が多いので、面ファスナーやスナップで補強すると使いやすいです。
サイズの測り方とメモの取り方
正確な寸法取りは失敗を防ぐ鍵です。測るべき項目は次の通りです。
- 高さ(ハンドルを含むか否かで変わる)
- 幅(最大幅)
- 厚み(片側の厚さ×2+余白)
- キャスター位置、持ち手の高さと幅
メジャーで測ったら、簡単な図(長方形に寸法を記入)をスマホで写真に撮っておくと便利です。店頭で材料を探す際に見せれば間違いが減ります。
ダイソー商品で代用しやすい例
- ビニールカーテン→ビニールシートの代わり
- レジャーシート→裏地や補強に
- ラップやゴミ袋→急ぎの臨時カバー
- 不織布バッグ→内張りのクッション代わり
代用品を使うと費用を抑えられますが、耐久性や見た目に差が出るので用途に合わせて選んでください。
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スーツケースカバーの作り方を段階でわかりやすく
ここでは工程ごとに順を追って説明します。縫わない方法も混ぜて紹介するので、裁縫が苦手な方でも取り組めます。
採寸と型取りの基本
まずはスーツケースの全周と厚みを計測します。立てた状態で高さ、前面の幅、側面の厚さを測り、キャスターやハンドルの突出部も個別に計測します。計測はメジャーで行い、測った数値に縫い代や貼り代として各辺に3〜5cmずつ余裕を持たせます。
次に紙や新聞紙で簡易的な型紙を作ると失敗が少ないです。実際にスーツケースに当ててみて、切り込み位置や開口の位置を確認してから本番の生地に写しましょう。マーキングはマジックでしっかりと行います。
布のカットと端の処理
カットはゆっくり正確に。直線は定規を当てて切るときれいに仕上がります。端はほつれを防ぐために次のどれかで処理します。
- 布用両面テープで端を折り込んで固定する
- 布用接着剤を薄く塗って固める
- 強力テープで端を被せる
ビニールはほつれないのでそのままでも問題ないことが多いですが、切り口が裂けやすい場合は透明テープで補強しておくと安心です。
貼り合わせて固定する手順
貼り合わせは一面ずつ進めるとズレにくいです。順番の例は次の通りです。
- 背面→側面→前面の順に仮合わせ。
- 角は内側から補強テープで当て布してから本固定。
- 接着剤を使う場合は少量ずつ塗って密着させる。乾燥時間を守る。
面ファスナーやスナップで取り外し可能にする場合は、取り付け位置を仮止めしてから本固定すると位置のズレを防げます。重い荷物を入れて引っ張られる部分は二重貼りや縫いで補強してください。
縫いが苦手でもできる方法
縫わない方法は次の組み合わせが有効です。
- 布用両面テープ+強力テープの併用:接合部を両面テープで仮止めし、上から補強テープで貼る。
- 面ファスナーで留める:着脱しやすく、繰り返し使うときにも便利。
- スナップボタンで引っ張りを分散:手元工具がなくてもスナップは取り付けやすい。
接着剤を使う場合は、仮止めクリップを使って圧着し、完全に乾いてから引っ張りテストを行ってください。
完成後に試しておくチェック
完成後は次の点を必ずチェックしましょう。
- キャスターとハンドルがスムーズに使えるか。
- すべての接合部が剥がれないか、角を引っ張って確認。
- 荷物ラベルやロック部分が見え、アクセスできるか。
- 空港移動中の摩擦を想定して擦り切れやすい箇所に補強が必要かを最終確認。
必要ならその場で補強テープを追加しておくと安心です。
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ダイソー素材でできる応用アイデアと代用品
限られた材料でも工夫次第で機能を充実させられます。応用例を紹介します。
靴下やタオルを使った代替案
家にあるものを使うときは次のアイデアが便利です。
- 古いタオルを内張りにする:中に入れてクッション代わりにし、割れや当たりを和らげる。
- 大きめの靴下や伸縮性のある布製品を持ち手カバーにする:摩擦軽減と傷防止に有効。
これらは取り外しや洗濯もしやすく、繰り返し使えます。
ゴミ袋やラップで応急カバー
急ぎのときは透明ゴミ袋やラップで簡易カバーが作れます。大きめのゴミ袋をスーツケースに被せ、底をテープで留めておくだけで防水効果が出ます。ラップは表面保護に使えますが長時間の耐久性は期待できないので短時間の移動向けです。
透明感を出す見た目の工夫
見た目を良くしたい場合は以下を試してください。
- 透明ビニールの上から布でアクセントを作り、周囲をテープで縁取る。
- アイロンシートやワッペン(ダイソーにある場合)を貼って個性を出す。
- カラーゴムやリボンを結んでハンドル目印にする。
視認性が上がると空港での取り違え防止にもなります。
持ち手やキャスターの保護法
持ち手周りは切り込みを入れて面ファスナーで開閉できるようにしておくと扱いやすくなります。キャスターは透明ビニールの切り込み周囲を内側から補強テープで当てると裂けにくくなります。回転部分にテープが触れないよう余裕を持たせることが大切です。
トラブルを防ぐ手入れと長持ちさせる工夫
使用後のケアや保管方法でカバーの寿命は大きく変わります。ここでは扱いやすい手入れ法を紹介します。
破れやすい箇所の補強方法
角、キャスター周り、持ち手周りは補強の優先順位が高い部分です。次の方法で補強してください。
- 内側から透明テープで二重補強。
- 補強布を当てて布用接着剤で貼り付ける。
- ステッチが入るなら辺を縫ってさらにテープを被せる。
裂けが広がってきたら早めに補修テープを当てておくと悪化を防げます。
汚れや臭いを簡単に落とす方法
汚れは中性洗剤を薄めた水で濡らした布を使って拭き取ります。ビニール部分はアルコールを含まないクリーナーが安全です。布部分は取り外して洗えるものは手洗いで軽く押し洗いし、陰干ししてください。
臭いが気になる場合は重曹を薄く振って数時間置き、ブラッシングして取り除く方法が便利です。直射日光は素材を痛める可能性があるので避けてください。
収納時のたたみ方と保管のコツ
使わないときは以下の方法で保管すると傷みにくくなります。
- きれいに拭いて完全に乾かしてから畳む。
- 折り目に沿って軽く丸め、湿気の少ない場所に保管。
- 小さなジッパー袋や保存バッグに入れてホコリを防ぐ。
湿気対策として防湿剤を一緒に入れておくとカビ予防になります。
壊れた時の応急修理の手順
旅行中に破損した場合は次の応急処置をすると移動が続けられます。
- 小さな裂け:補強テープを内側と外側から貼る。
- 大きな破れ:ゴミ袋やラップで当て布をしてテープで固定。
- 取り付け具の破損:面ファスナーやゴムで代用して固定。
空港や宿で手に入るセロハンテープやビニール袋だけで応急的に対応できることが多いので、出発時に小さな補修セットを用意しておくと安心です。
ダイソー材料で作るスーツケースカバーで旅を守るポイント
ダイソー素材を使ったカバーは軽くて持ち運びしやすく、コストも抑えられます。大切なのは、測る・仮合わせる・補強するという基本を守ることと、使用中にトラブルが起きたときに素早く対処できる準備をしておくことです。旅先での用途に合わせて、取り外しやすさや補修のしやすさを優先して作ると安心して使えます。
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