ベトナム語あいさつの基本を知ろう
ベトナム旅行をもっと楽しむためには、現地の言葉であいさつができると気持ちよく交流が始められます。まずはベトナム語の基本のあいさつをおさえておきましょう。
よく使われるベトナム語あいさつの例
ベトナム語で日常的に使うあいさつには、時間帯や相手との関係によってさまざまな表現があります。たとえば、「おはよう」は「Chào buổi sáng(チャオ ブオイ サン)」、昼や夕方には「Chào buổi chiều(チャオ ブオイ チエウ)」、夜は「Chào buổi tối(チャオ ブオイ トイ)」とあいさつします。どの表現も「Chào(チャオ)」が「こんにちは」にあたるので、これだけでも使いやすいです。
また、カジュアルな場面では「Xin chào(シン チャオ)」という表現もよく耳にします。これは英語の「Hello」に近い使い方で、誰に対しても無難に使えます。ベトナムでは笑顔であいさつを返してくれる人が多いので、勇気を出して現地の人に声をかけてみると旅がより楽しくなります。
挨拶で気を付けたいベトナム語の声調
ベトナム語は声調言語といわれ、発音の高低や抑揚が意味を大きく左右します。例えば、「ma」の声調が違うだけで「お母さん」「おばけ」「種」と全く違う意味になってしまいます。あいさつも正しい声調で発音しないと、相手に伝わりにくくなることがあります。
日本語には声調の違いがないため、最初は難しく感じるかもしれません。しかし、まずはゆっくりとお手本に近い発音を意識し、慣れるまでは相手の反応を見ながら修正していくのがおすすめです。丁寧に話そうとする姿勢だけでも、現地の人は好意的に受け取ってくれる場合が多いです。
初対面で使えるおすすめフレーズ
ベトナムで初めて会う人には、シンプルで丁寧なフレーズを使うと安心です。たとえば、「初めまして」は「Rất vui được gặp bạn(ザット ヴイ ドゥック ガップ バン)」です。「私は日本から来ました」という時は「Tôi đến từ Nhật Bản(トイ デン トゥ ニャット バン)」と伝えられます。
また、「お名前は?」と聞きたいときは「Bạn tên là gì?(バン テン ラー ズィー)」といった表現が役立ちます。こうした基本フレーズを覚えておくことで、自然に会話が始まり、相手との距離も縮めやすくなります。
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覚えておくと便利な日常会話フレーズ
ベトナム旅行では、あいさつ以外にも買い物や移動、感謝を伝える場面が多くあります。よく使うフレーズを知っておくと、困ったときにも役立ちます。
感謝や謝罪を伝えるベトナム語
旅行中、現地の人に助けられたりサービスを受けたりする機会が多いものです。感謝を伝えるには「Cảm ơn(カム オン)」を使います。より丁寧に言いたい場合は、「Cảm ơn bạn(カム オン バン)」と「あなたに感謝します」となります。
何かを頼んだときや謝りたいときは「Xin lỗi(シン ロイ)」が便利です。たとえば、ぶつかってしまったときや道を尋ねるときに使えば、気持ちよく会話が続けられます。ベトナムでは直接的な謝罪表現よりも、誠意をこめて伝えることが大切にされています。
買い物やレストランでよく使う表現
市場やレストランでは、簡単なベトナム語がとても役立ちます。たとえば、何かを買いたいときは「Tôi muốn mua cái này(トイ ムオン ムア カイ ナイ)」で「これを買いたいです」と伝えます。
また、値段を知りたいときは「Bao nhiêu tiền?(バオ ニュー ティエン)」と聞くことができます。レストランで注文する際には「Cho tôi cái này(チョー トイ カイ ナイ)」で「これをください」と言えます。以下のような表にまとめてみましょう。
シーン | ベトナム語 | 日本語訳 |
---|---|---|
買い物 | Bao nhiêu tiền? | いくらですか |
注文 | Cho tôi cái này | これをください |
支払い | Thanh toán | お会計 |
このようなフレーズをいくつか覚えておくと、現地での買い物や食事がスムーズになり、旅の満足度も高まります。
移動や道案内で役立つひと言
ベトナムではタクシーやバス、徒歩での移動が一般的です。目的地を伝えたいときは「Tôi muốn đi đến…(トイ ムオン ディー デン…)」と続けて使います。たとえば、「駅に行きたい場合」は「Tôi muốn đi đến ga(トイ ムオン ディー デン ガ)」と表現します。
また、道を尋ねたいときは「Đường này đi đâu?(ドゥオン ナイ ディ ダウ)」で「この道はどちらに行きますか?」と聞けます。バスの乗り場やトイレの場所を聞きたいときは「Nhà vệ sinh ở đâu?(ニャー ヴェ シン オー ダウ)」のように「ở đâu?(オー ダウ)」を「どこ?」という意味で応用できます。こうしたひと言があれば、安心して移動できるでしょう。
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旅行前に知りたいベトナムの文化とマナー
現地で気持ちよく過ごすためには、ベトナムならではの文化やマナーの違いを知っておくことも大切です。特にあいさつや人との接し方に注意しましょう。
ベトナム独特の挨拶の習慣
ベトナムのあいさつは、相手の年齢や立場に配慮することが重視されています。特に年上の方や目上の人には、丁寧な言葉づかいや軽く会釈を加えるのが一般的です。日本のようなお辞儀ではなく、相手の目を見ることや、時には手を軽く合わせてあいさつする場合もあります。
また、親しい間柄では握手をすることも多くなっています。初対面の場合は、無理にスキンシップを取らず、言葉であいさつしながら相手の様子を見て行動するのが良いでしょう。
挨拶以外で注意したい現地マナー
ベトナムでは、公共の場での大声や指さしが失礼にあたるとされることがあります。また、寺院や家を訪れる際には、帽子やサングラスを外すのがマナーです。服装もなるべく露出の少ないものを選び、肌を見せすぎないようにしましょう。
食事の際も、食器を鳴らしたりするのは控えましょう。現地の人のふるまいを見ながら、静かに行動することが大切です。わからないことがあれば、丁寧に聞くことでトラブルを避けやすくなります。
日本人が間違えやすいポイント
ベトナムでは、目上の人や親しくない相手にフレンドリーすぎる表現を使うことは避けたほうが良いです。たとえば、いきなり下の名前で呼びかけるのは失礼にあたる場合があります。また、日本の習慣である深いお辞儀は珍しく、驚かれることもあります。
さらに、現地の人が会話中に笑顔を見せることがありますが、これは必ずしも同意や喜びを意味するわけではありません。状況に応じて表情の意味を考え、違和感を感じたら一度確認すると安心です。日本人特有の丁寧さと、現地の習慣への理解を持って行動しましょう。
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ベトナム語あいさつをもっと身近にする学習法
ベトナム語のあいさつは、旅行直前でも気軽に覚えられる方法があります。発音に自信がなくても、工夫しながら練習してみましょう。
カタカナ表記で覚えるコツ
ベトナム語の発音は日本語と異なり難しく感じることもありますが、カタカナを活用すれば覚えやすくなります。例えば「Chào(こんにちは)」は「チャオ」、「Cảm ơn(ありがとう)」は「カム オン」といった具合です。
しかし、カタカナ表記は便利な半面、実際の発音とは少し異なることもあります。大切なのは、カタカナをあくまでガイドとして使い、実際の音声を聞いて補うことです。旅の準備時間が短い場合でも、この方法なら手軽に基本表現を身につけられます。
アプリや音声を活用した練習方法
最近では、語学学習用の無料アプリやYouTubeなどの動画サイトでベトナム語のあいさつを音声で練習できます。耳から聞いて繰り返し発音することで、自然と声調やリズムも身につきやすくなります。
発音や会話に自信がない場合は、アプリのリスニング機能や録音機能を活用しましょう。何度も聞いて真似することで、少しずつ現地の発音に近づきます。短時間でも毎日続けることで、旅先で使える表現が自然と増えていきます。
実践で使える自己紹介フレーズ
ベトナム旅行中に自分のことを伝えられると、現地の人も親しみを感じてくれます。例えば、「私は日本人です」は「Tôi là người Nhật(トイ ラ グォイ ニャット)」、「旅行で来ました」は「Tôi đến đây du lịch(トイ デン ダイ ズー リック)」と表現します。
自己紹介の際は、簡単な情報を伝えるだけで十分です。以下のような表形式でまとめると覚えやすいでしょう。
フレーズ | ベトナム語 | 意味 |
---|---|---|
私は〇〇です | Tôi là 〇〇 | 私は〇〇です |
日本から来ました | Tôi đến từ Nhật Bản | 日本から来ました |
旅行で来ました | Tôi đến đây du lịch | 旅行で来ました |
このように、自己紹介フレーズを1つでも覚えておけば、初対面でも安心して会話を始めやすくなります。
まとめ:ベトナム旅行をもっと楽しむための挨拶とコミュニケーションのコツ
ベトナム旅行をより有意義に過ごすためには、現地の言葉や文化にちょっとした興味を持つことが大切です。あいさつや日常フレーズを覚えるだけで、現地の人との距離がぐっと近づきます。
また、声調や表情、マナーに気を配ることで、誤解やトラブルも避けやすくなります。難しく考えすぎず、まずは笑顔で声をかけることから始めてみましょう。旅先で出会う人とのやり取りが、思い出に残る経験につながるはずです。
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