Canva Create 2025の新機能がすごすぎる!AIと動画で広がるデザインの未来を徹底解説

目次

Canvaが変わると世界のつくり方が変わる

世界中がざわついたCanva Create 2025

 2025年、デザインの世界を大きく揺るがすニュースがありました。
 オーストラリア・シドニーで開かれた「Canva Create 2025(World Tour Edition)」です。

 この発表を聞いた瞬間、世界中のクリエイターやマーケターがざわめきました。
 なぜなら、今回のアップデートは「ちょっと便利になった」どころではなく、デザインそのものの概念を変えてしまったからです。

 Canvaはこれまで、「誰でも簡単にデザインできるツール」として知られていました。
 でも今では、動画を編集し、Webサイトを作り、AIと一緒にアイデアを練る“制作プラットフォーム”へと進化しています。
 もう“デザインツール”という枠では語れないほどの変化です。

Canvaはデザイン制作の自動化へ

Canvaが目指してきたこと

 Canvaの原点にあるのは、「デザインの民主化(Democratize Design)」という考え方です。
 つまり、「専門スキルがなくても、誰もが美しいデザインを作れるようにしよう」というミッション。

 テンプレートや共有機能、ドラッグ操作など、今では当たり前になった便利機能も、すべてはこの理念から生まれました。

次のステージは自動化と知能化

 そして、Canva Create 2025でついに次の段階へ。
 キーワードは「Intelligent Automation(制作の自動化と知能化)」。

 AIがあなたの意図を理解し、目的に合ったデザインを提案してくれる。
 しかも、そのデザインをAI自身が“改善”していく。

 これまでは私たちがツールを操作していましたが、これからはAIと一緒に考えながら作る時代です。
 Canvaはもう「便利なソフト」ではなく、あなたの制作パートナーになりました。

AIがつくるからAIとつくるへ

CanvaのAIは考えるようになった

 今までのAIデザインは、「文章を入力して画像を出す」だけの一方通行でした。
 でもCanvaのAIは違います。AIがデザインの構造や目的まで理解して動くのです。

 たとえば「夏のイベントチラシを作って」と伝えると、AIはテーマや配色、キャッチコピーを分析し、
 しかもCanva上でそのまま編集できるデザインを作ってくれます。

 つまり、AIが出すのは“画像”ではなく“操作できるデザインデータ”。
 これは、まさに人間のデザイナーの思考を再現しているような進化です。

Canva Design Modelという革命

 このAI技術を支えているのが、Canvaが新しく開発した「Canva Design Model」。
 AIが「美しい」「わかりやすい」「伝わる」を学習し、人の感性に近づいてきています。

 これまで“センスの差”と言われていた部分を、AIが補ってくれる。
 つまり、誰でもプロ級のデザインを作れる時代が本格的に始まりました。


すべての制作がCanvaの中で完結する時代へ

あらゆる制作がCanvaで繋がる

 今回のアップデートでCanvaは、動画編集・Web構築・データ処理・メールマーケティングまで一気に統合しました。もはや、複数のツールを行き来する必要はありません。

 Canvaひとつで、企画から配信までぜんぶ完結します。これが2025年版のCanvaのすごさです。

主なアップデート一覧

  • Canva Video 2.0:プロ並みの動画編集が可能に
  • Canva Websites & Interactive Forms:フォーム付きWebをノーコードで構築
  • Canva Sheets 2.0:データを“見せるデザイン”に変換
  • Canva Code 2.0:動くWeb体験をノーコードで作成
  • Ask Canva:AIと“会話しながら”デザインを改善
  • Canva Marketing:広告制作と分析を自動化
  • Brand System:チームのブランド統一をAIが管理

 たとえば、イベントページを作って申し込みを受け取り、
 その結果をシートにまとめて、AIがレポートを自動作成──
 そんなことが、ひとつのCanvaアカウントで完結してしまいます。

 これは、クリエイターだけでなくマーケターや広報担当、教育現場の先生にも嬉しい変化です。

制作を外注する時代から共創する時代へ

チームとAIが一緒に動く時代へ

 これまで企業では「外注にデザインを依頼 → 修正依頼 → 再提出」という流れが当たり前でした。
 でもCanva Create 2025が変えたのは、その制作のあり方そのものです。

 AIがまずデザインを提案し、チーム全員で同時に修正。
 さらにAIがブランドルールを自動で整え、広告配信や効果分析まで担当してくれる。

 人とAIがリアルタイムで共に働く。
 これが、Canvaが描く新しいビジョン「Collaborative Creativity(共創のクリエイティビティ)」です。

もう作業ではなく共創

 これまでは、「作る人」と「考える人」が分かれていました。
 でも、これからは全員がアイデアを出し、AIと一緒に形にしていく
 デザインが“指示する仕事”から、“共に創る時間”に変わっていくのです。

Canva Create 2025で登場した新機能を詳しく解説

 ここからは、今回アップデートされた機能を1つずつ見てみましょう。

① Canva Video 2.0 ― 誰でもプロのような動画編集を実現

動画編集がCanvaでオールインワン

 まず紹介したいのが、今回の目玉機能「Canva Video 2.0」。
 これまでのCanva動画編集ツールを、まったく新しい仕組みに刷新した機能です。

 新しいタイムラインは、レイヤー、トリム、オーディオの同期などがとてもスムーズ。
 まるでPremiere Proのような使い心地なのに、操作はCanvaらしく直感的。
 初めてでも数分で“いい感じ”の動画が作れてしまうのが驚きです。

AIが動画を考えてくれる

 さらにAIが自動で字幕を生成したり、ナレーションをつけたりと、手作業がほとんど不要に。
 テーマや雰囲気を入力するだけで、AIが複数の動画パターンを提案してくれます。

 たとえば「新商品の紹介動画を作りたい」と伝えると、
 AIがBGM・色味・フォントを含めたトレンド風動画を生成。
 あとは細部を微調整するだけで完成です。

Canva Video 2.0が役立つシーン

  • InstagramリールやTikTokの短尺動画制作
  • イベント・セミナー告知動画
  • 商品紹介や採用動画の社内制作

 従来なら外注していたような動画も、今では社内で完結できます。
 時間もコストも減り、スピード感のある発信が可能になります。


② Canva Websites & Interactive Forms ― ノーコードでWebとフォームを一体化

Canvaで動くWebサイトを作る時代へ

 次の注目ポイントは「Canva Websites & Interactive Forms」。
 これまでのCanvaサイト機能が、フォーム連携やデータ収集までできるレベルに進化しました。

 もう外部のGoogleフォームを埋め込む必要はありません。
 Canvaの中でフォーム設置からデータ管理まで完結するんです。

特徴とポイント

  • ドラッグ&ドロップでフォームを設置
  • 問い合わせ・アンケート・申込ページをノーコードで作成
  • 入力データはCanva Sheetsへ自動反映
  • スマホ最適化&アクセス解析も標準搭載

 たとえば、キャンペーンページを作るとき。
 「申し込みフォーム付きのLP」をたった数分で構築できるようになりました。
 フォームのデザインも自由に調整できるので、ブランドサイトの雰囲気を崩しません。

こんな使い方ができます

  • イベント・展示会の申込ページ
  • オンライン講座の受講登録フォーム
  • 自社ブログ記事の最後に「無料相談フォーム」設置

 これまでは「Web制作会社に依頼するしかなかった」領域を、Canvaだけで完結できるようになったのです。

③ Canva Sheets 2.0 ― データが魅せるデザインに進化

スプレッドシートをデザインツール化

 「Canva Sheets 2.0」は、一見地味ですが、実はかなり革命的な進化です。
 単なる表計算ソフトではなく、データとデザインを融合させるツールへと進化しました。

 数字や文字を並べるだけでなく、AIがレイアウトや配色を提案。
 「伝わる資料」「わかりやすいレポート」を自動で作ってくれるようになりました。

便利な新機能

  • Magic関数:数式を暗記しなくてもAIが補完
  • 自動データ連携:フォームやWebからの入力をリアルタイム反映
  • グラフ・チャート作成:1クリックでビジュアル化
  • Canva Codeとの統合:動くグラフも作成可能

活用シーンの例

  • 売上レポートをグラフ化してそのまま社内プレゼンへ
  • アンケート結果をリアルタイムで可視化
  • SNS運用データをチームで共有

 今までは「データをExcelで整理→デザインソフトで装飾」という流れでしたが、
 今後はCanvaひとつで“入力から見せ方”まで完結します。

④ Canva Code 2.0 ― ノーコードで動くデザインを作る

自分で動かせるWebがついに現実に

 「Canva Code 2.0」は、プログラミングを知らなくても、
 アニメーションやインタラクションのあるWebページを作れる新機能です。

 たとえば、ボタンを押すとグラフが動いたり、入力フォームの結果がその場で反映されたり。
 こうした“動く要素”をGUI(画面操作)で追加できるようになりました。

特徴と注目ポイント

  • ノーコードでアニメーション・動作を設定
  • Canva Sheetsと連携してリアルタイムにデータ表示
  • AIが構成案を提案してくれる補助機能付き
  • そのままブラウザ上で公開可能

活用シーン

  • イベント予約ページや学習コンテンツの制作
  • ブランドLPの体験型デザイン
  • 教育現場での「動く教材」づくり

 これまでデザイナーとエンジニアが分業していた部分を、ひとりで完結できる時代が来ました。
 Canvaが“Web体験の民主化”まで進めてきたのは本当に驚きです。


⑤ Mail Design ― メールをブランドの一部に変える

メールもデザインの一貫性を守れる時代へ

 最後に紹介するのが「Mail Design」機能。
 Canva上でメールデザインを作り、そのまま配信までできるようになりました。

 HTMLの知識も不要。ブランドカラーやフォントも自動で反映されるため、
 どのメールも「ちゃんと自社らしいデザイン」に整います。

機能の特徴

  • 業界別テンプレートを多数収録
  • ドラッグ&ドロップでレイアウト作成
  • ブランドキットと自動連携
  • テスト送信やモバイルプレビューも可能

こんな使い方が効果的

  • 週刊ニュースレターや新商品案内の制作
  • イベント告知メールを社内でデザイン
  • 顧客向けフォローメールをチームで統一

 これにより、「メール=営業感」から「メール=ブランド体験」へと進化しました。
 中小企業や個人事業主でも、プロ並みのメルマガが自分たちで作れるようになります。

⑥ Ask Canva ― AIと会話しながらデザインを磨く

デザインの相談相手がAIになる

 「Ask Canva」は、今回のアップデートで特に人気が高い新機能です。
 デザイン中に「この色、合ってるかな?」「もう少し高級感を出したい」と思ったこと、ありますよね?
 その質問をそのままAIに話しかけるだけで、Canvaがリアルタイムに提案してくれるんです。

Ask Canvaのすごいところ

  • 今開いているデザインをAIが理解している
  • 会話しながらレイアウトや色の提案をしてくれる
  • 「もう少し明るく」「柔らかい雰囲気に」など曖昧な表現でもOK
  • コピーや構成まで自動でリライトしてくれる

 これまでのAIは、指示を出したら結果を待つだけでした。
 でもAsk Canvaはリアルタイムで一緒に考える相棒のような存在です。

実際にできることの例

  • プレゼン資料を「見やすくしたい」と伝えると、AIが文字サイズや余白を自動調整
  • SNS投稿用のデザインに「もっと目を引くコピーを」と頼むと、複数案を提示
  • Webバナーに「信頼感を出したい」と伝えると、フォントと色味を同時に最適化

 まさに「AIがあなたの隣でアドバイスしてくれる感覚」。
 これに慣れると、もう一人で悩む必要はなくなります。

⑦ Canva Marketing ― 広告運用をCanvaで完結させる

マーケティングの自動化がここまで来た

 「Canva Marketing」は、制作だけでなく運用・改善まで自動化する新機能です。
 これまで「広告の分析」「効果測定」「修正依頼」などは別ツールに頼る必要がありましたが、
 今はすべてCanvaの中で完結します。

Canva Marketingの注目ポイント

  • 広告パフォーマンスをAIが分析してレポート化
  • Meta広告(Facebook・Instagram)に直接配信可能
  • 自社Webサイトをスキャンし、AIが最適な広告素材を生成
  • 効果をもとにAIが次のキャンペーン改善を提案

 たとえば、「クリック率を上げたい」と入力するだけで、
 AIが配色・コピー・構成を見直した改良案を出してくれる。
 しかも、すぐにSNSやWebへ反映できるスピード感です。

中小企業や個人でも広告部を持てる時代

 これまで広告運用は専門知識が必要でした。
 でもCanva Marketingなら、1人でも“プロのマーケティングチーム”のように運用できます。

  • LP(ランディングページ)をCanvaで作る
  • 広告画像とコピーをAIが提案
  • 配信データを自動で分析・改善

 これが全部ワンストップ。
 「デザインから成果まで」が一気に繋がる──それがCanva Marketingの本質です。


⑧ Brand System ― チーム全体でブランドを守るAI管理機能

ブランドをルール化してチーム全員で共有

 大企業や店舗展開をしている会社では、「ブランドの統一」が大きな課題ですよね。
 フォントや色、トーンがメンバーごとにバラバラになってしまう…。
 それを解決するのが「Canva Brand System」です。

Brand Systemでできること

  • ブランドキットの進化版:フォント・カラー・ロゴを一元管理
  • AIが資料を読み取って自動でブランドルールを生成
  • すべての素材を「ブランドホーム」で整理・共有
  • 制作中にAIが“オンブランド”な提案を表示

 たとえば新しいスタッフが入っても、AIが「この色はブランド基準外ですよ」と教えてくれる。
 つまり、デザインのブレをAIが防いでくれるのです。

こんなチームにぴったり

  • グローバルチームでブランドを共有したい企業
  • 店舗や支社ごとにデザインルールを統一したい企業
  • 広告や資料制作を外注している企業

 AIが常に“ブランドガイド”のように監修してくれるから、
 誰が作っても「ちゃんと自社らしい」仕上がりになります。

デザインの未来はすでに始まっている

Canvaが作った共創の時代

 Canva Create 2025のアップデートが発表された瞬間、
 世界中のクリエイターたちは「これは新しい時代の始まりだ」と感じました。

 AIがデザインを理解し、チームがリアルタイムで共有し、
 ブランドが一貫したまま世界に発信できる。

 「デザインは一部の人のもの」から「すべての人のもの」へ。
 その変化をCanvaが本気で実現しようとしています。

AIが代わりに作るではなくAIと一緒に作る

 CanvaのAIは、指示に従うだけのツールではありません。
 あなたの考えを読み取り、共に形を作り上げるパートナーです。

 「もう少しやわらかい印象に」「高級感を出したい」
 そんな曖昧な言葉でも、AIがしっかり汲み取ってデザインに反映してくれます。

すべての人が表現者になれる

 Canvaが登場してから、デザインは大きく変わりました。
 資料を作る人も、SNSを運用する人も、もう“伝える力”を自分で持てる時代です。

 そして今、Canvaは“つくる”だけでなく“運用し、学び、改善する”までをサポートしています。
 AIと共に考え、デザインを楽しむ。
 それが、Canva Create 2025が私たちに見せてくれた未来です。

おしえてアルルさん!noteでも情報公開中

https://note.com/7ironote

Canvaの使い方やマーケティング、AIライティングなどの情報が満載!ほぼ毎日更新中♪是非、読んでみてくださいね。フォローもお待ちしています。

ポストしてくれるとうれしいです

この記事を書いた人

岩永奈々のアバター 岩永奈々 取締役・クリエイター

世界を旅するきゅうり大好きクリエイター🛫デザイン歴25年。
みんながハッピーになる企業のマーケティングを研究中。Canva+AI導入+SNS運用+商品企画+商品キット制作+映え壁作りならお任せください!映画・テレビドラマ美術協力&衣装協力35本突破! 工作、手芸、ピアノ、カラオケ大好きな元バンドマン。講師依頼もお待ちしています。

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