Canvaの新機能フォームを活用!初心者でも超便利なウェブサイトが作れる【Canva アップデート情報】

もしあなたが、「Webサイトを作るのは難しい」「プログラミングなんて無理」と思っていたとしたら――。
今日からその考えは、ガラリと変わるかもしれません。
2025年、Canvaはついに「Canva Websites & Interactive Forms」という新しい世界を発表しました。
それは、ドラッグ&ドロップで“美しいWebサイト”を作れるだけでなく、訪問者や参加希望者、予約者とのやりとりまでできてしまう、新しい機能です。
今回は2025年10月のCanva大幅アップデートの中からフォーム機能について詳しくご紹介します。
① CanvaでWebサイトを作るとは?
Canvaといえばチラシやバナー、プレゼンの印象が強いですよね。
でも今では、「サイトづくり」までもCanvaの中で完結できる時代になりました。
しかも驚くべきことに――
コードも、レンタルサーバーも、HTMLも、何ひとつ必要ありません。
「ページを作りたい」という気持ちだけで始められます。

● 1. テンプレートを選んで、写真を差し替えるだけ
Canvaにはすでに数千種類のWebサイトテンプレートが用意されています。
企業の紹介ページ、ショップのランディングページ、ポートフォリオ、イベント告知、
さらには飲食店のメニューサイトやオンライン教室の紹介まで、カテゴリは実に多彩。
テンプレートを開くと、デザイン全体がすでに整っていて、
あとは自分の写真やテキストを入れ替えるだけ。
フォントやカラーもブランドキットと連携しているので、企業やお店のトーンにぴったり合わせることができます。
たとえば――
- 住宅系なら施工例や物件情報を見せる構成に
- カフェなら「メニュー+アクセスマップ」
- 教室や講座なら「講師紹介+予約フォーム」

このような形で、すぐに「見せられる」サイトが出来上がります。
● 2. スマホでもきれいに見える「レスポンシブ対応」
Canva Websitesの大きな特徴のひとつが、「自動レスポンシブ対応」。
これは、スマホやタブレットで見たときにも、文字や画像のサイズが自動で最適化される仕組みです。
従来のWeb制作では、スマホ用レイアウトを別で組む必要がありました。
しかしCanvaでは、1ページ作るだけで、あらゆる画面サイズに自動対応します。
そのため、次のような利点があります。
- SNSでリンクを共有しても崩れない
- お客様がスマホで見てもストレスがない
- 操作説明なしで、どの世代にも見やすい
思い通りにレスポンシブするには、グループ化や枠で囲っておくなどの小技が必要なのでこれはまた別の記事で詳しくご紹介します。
● 3. 公開ボタンひとつで世界に発信
デザインが完成したら、「公開」ボタンを押すだけです。
数秒でインターネット上にWebサイトが立ち上がります。

URLも自動で発行されるので、名刺やSNSに貼るだけで告知完了。
これまで「サイトを公開する=難しい設定が必要」という常識を覆したのが、Canvaのすごいところです。

しかも、無料でホスティング(公開)が可能。
小規模なお店や個人事業主、教室運営者でも気軽に使い始められます。

② Interactive Forms(インタラクティブフォーム)とは?
ここからが、今回のCanvaアップデートの“最大の目玉”です。
Canva Websitesが単なる「見せるサイト」から「つながるサイト」へ進化しました。
それが、Interactive Forms(インタラクティブフォーム)です。
● 1. フォームが“デザインの一部”になる
これまで、フォームといえば「Googleフォーム」や「フォームズ」を埋め込むのが一般的でした。
でもそれだと、デザインの統一感がなく、急に雰囲気が変わってしまうことが多かったですよね。
Canvaのフォームは、ページデザインの中に自然に溶け込むのが特徴です。
色やフォント、ボタンの形状まで、サイト全体のデザインとぴったり一致します。

つまり、フォーム自体が「ブランドの世界観の一部」になるんです。
たとえば、おしゃれなカフェのサイトなら淡いトーンで統一したフォーム、
元気なイベントページならカラフルで動きのあるフォーム――
クリックした瞬間から、ブランドの個性が伝わります。
● 2. フォーム作成は“ドラッグ&ドロップ”だけ
フォームを作ると聞くと、「項目の設定が難しそう」と感じる方も多いと思います。
でもCanvaでは、入力項目をブロックのように配置するだけです。

お名前、メールアドレス、アンケート、チェックボックス、コメント欄、星評価など、必要なパーツをドラッグするだけで完成します。
フォームをクリックし、メニューから「回答」を選ぶと現在の回答状況が表示されます。

しかも、回答をリアルタイムでCanva内の「Canvaシート」に記録できるので、別ツールを行き来する必要がありません。

たとえばイベントの参加申し込みなら――
- フォームに「お名前・人数・希望日時」を入力してもらう
- 回答が自動でCanvaシートに保存
- スタッフはそのまま一覧で確認&返信
この流れがすべてCanvaの中だけで完結します。
③ 活用事例と具体的な使い方
Canva Websites & Interactive Forms は「デザイン+機能」を一体化できるのが最大の魅力です。
ここからは、実際にどんな使い方ができるのか、リアルな事例を見ていきましょう。
● 1. イベント申し込みページを 30 分で完成
たとえば、地域のマルシェや展示会の主催者。
これまでなら、告知ページと申し込みフォームを別々に作り、URLをいくつも案内する必要がありました。
Canvaなら、テンプレート「イベント ランディングページ」で検索し、
開催日時・アクセス・出展者紹介を差し替えるだけで、すぐに美しいページが完成。
フォームブロックを追加して「お名前・メールアドレス・参加人数」を設定すれば、
そのまま申込受付ページとして公開できます。
イベント当日には、フォームの回答データを見ながら受付対応もスムーズ。
デザインも機能も一体化したページなので、参加者も主催者も迷わない導線を作れます。
● 2. ネットショップの「注文ページ」にも活用
Canva Websitesは、簡易的な商品販売ページにも最適です。
フォーム機能を使えば、在庫確認や予約受付もカバーできます。
たとえば、ハンドメイド作家さんの場合――
- 商品画像をアップロード
- 説明文と価格を入力
- 「注文フォーム」を追加(お名前・住所・希望数量など)
- 自動返信メッセージに「ご注文ありがとうございます」を設定
これだけで「ミニ通販サイト」が完成します。
外部のショッピングカートサービスを使わずに、自分の世界観のまま販売ページを作れるのが嬉しいポイントです。
● 3. 教室・レッスン予約にもぴったり
Canvaのフォームは、レッスン予約にもぴったりです。
カレンダー型の入力欄やチェックボックスを組み合わせることで、
「ご希望日を選んでください」「午前/午後を選択」なども簡単に作成できます。
ヨガ教室、ピアノレッスン、オンラインセミナーなど、
個人運営の教室であれば、予約→確認までをCanva内で完結できます。
しかも、デザイン性の高いフォームなので、見た瞬間に“丁寧な印象”が伝わるのも大きな利点です。
「お問い合わせ」や「無料体験申し込み」など、初めての接点で信頼感を演出できるのです。
● 4. アンケートやお客様の声を“魅せる”デザインに
Canvaのフォームは、アンケートやレビュー収集にも使えます。
「満足度を5段階で」「コメントを自由入力」などを設定すれば、
集まった声をそのままグラフィカルに可視化することも可能。
フォームで集めた回答を、次のキャンペーンページの中で紹介する――
そんな「循環型コンテンツ」もCanvaなら実現できます。
たとえば、イベント後のアンケート結果をグラフ化して「来場者の声」として掲載する。
これだけで、サイト全体に信頼性とリアルな温度感が生まれます。
● 5. 社内共有・チーム運用にも便利
フォームの結果はチームメンバーとリアルタイム共有できるので、
企業の社内運用にも役立ちます。
たとえば、
- 社内アイデア募集フォーム
- 研修アンケート
- 企画提案シート
などをCanva内で作成すれば、グラフィックデザインの延長で“見た目のきれいな社内フォーム”を構築できます。
Googleフォームのような無機質な印象がなく、見ていてワクワクするようなフォームが作れる。それがCanvaの魅力です。
④ 業種別の応用アイデア
Canva Websites & Interactive Forms は、どんな業種でも応用できます。
ここでは、代表的な5つの業種を例に紹介します。
● 飲食店・カフェ
新メニュー紹介や予約フォームを組み合わせて、
「今週のランチメニュー+予約受付」を1ページで完結。
フォーム内に「来店予定日」や「人数」などを設けておけば、そのままオンライン予約ページとして機能します。
● 美容・サロン業
施術メニューの紹介ページにフォームを埋め込み、「カウンセリング予約」や「スタイル相談」を受付。
フォームの背景やボタンのカラーもサロンのブランドカラーに合わせることで、 全体が統一されたデザインになります。
特に、初回のお客様に安心感を与える「予約前アンケート」もおすすめです。
「髪の悩み」「理想のスタイル」などを事前にヒアリングできるため、来店時のカウンセリングがスムーズになります。
● 教育・スクール業
レッスン紹介ページに「体験レッスン申込フォーム」を設置するだけで、広告から申込みまでワンストップで導線を作れます。
また、終了後のアンケートやフィードバックフォームを同ページに追加しておけば、受講生とのコミュニケーションも途切れません。
● 住宅・不動産業
物件紹介ページの下に「見学予約フォーム」を配置。
お問い合わせボタンを押すと、ページ内でスムーズに入力ができる仕組みを作れます。
Canvaのテンプレートには「Real Estate Website」があり、
物件写真のギャラリーや間取りレイアウトも簡単に差し替え可能。
フォームとの連携で、“見て・選んで・申し込める”サイトが数時間で完成します。
● 観光・地域PR
地域の観光協会や店舗連携サイトでは、「体験予約フォーム」「ツアー申込フォーム」をCanvaで実装可能。
また、アンケートを活用して「おすすめスポット投票」や「旅の感想募集」を行えば、訪問者の声を次回企画に生かせます。
⑤ Canvaが変えるWebの常識
かつて、Webサイトを作るには専門知識と時間が必要でした。
でも今は、Canvaの登場で「誰でもデザイナー、誰でも制作者」。
テンプレートを選び、写真を入れて、フォームを配置。
そのシンプルな操作で、“伝わるデザイン”と“つながる機能”を一度に手にできます。
しかも、更新や修正がワンクリック。
たとえば「営業時間を変えたい」と思ったら、ページを開いてそのまま文字を修正、保存した瞬間に全世界で更新されます。
この「スピードと柔軟性」が、これからのWeb運用に欠かせない要素です。
● Canvaが生み出す誰でもデザインできる時代へ
Canva Websites & Interactive Forms の本質は、単なるツールではなく「表現の自由を誰にでも届ける」という思想にあります。
今では、たとえ初心者でも、1人でページを作り、フォームでお客様とつながり、データを管理できる。
その結果、思いついたアイデアを即日で形にできるようになりました。
● “つながるデザイン”が未来の標準に
Canva Websites & Interactive Forms は、「見る」だけでなく「参加できる」Webを実現する第一歩です。
お客様がクリックして答える、申し込む、感想を送る。
その一つひとつのアクションが、ブランドやお店との関係を深めていきます。
つまり、これからのWebは “会話するデザイン” が鍵になるのです。
もしあなたが今、「ホームページを作りたいけど難しそう」「アンケートを集めたいけど、フォームを埋め込むのは難しそう」と感じているなら、
まずはCanvaを開いて、テンプレートをひとつ触ってみてください。
たった数十分で、“あなたらしさ”が形になるはずです。
――それが、Canvaが世界に広げている新しいWebの常識です。
