インスタのリールが宣伝できないときにまず試すべき4つの対策

リールを宣伝しようとしたのにエラーが出ると、時間と労力が無駄になった気がします。まずは落ち着いて原因を切り分けることが大切です。ここでは真っ先に確認すべき手順と、よくある原因ごとの対処法、音源やフォーマットに関する具体的な対応策、設定やツールで直せる不具合の確認項目、そして試す順番や代替の広げ方まで、読みやすく整理してお伝えします。すぐに試せる項目を優先し、必要な場合は問い合わせの準備まで行えるようにしています。

目次

インスタのリールが宣伝できない時に真っ先に試す4つの対策

インスタ リール 宣伝できない

アプリとアカウントの状態を確認する

まずは基本中の基本としてアプリとアカウントの状態を確認します。アプリは最新版になっているか、端末のOS対応は問題ないかをチェックしてください。古いバージョンは機能制限や不具合の原因になります。

次にアカウントの種類を見ます。個人アカウントだと一部の広告機能が使えない場合があるので、プロアカウント(クリエイター/ビジネス)になっているか確認してください。ログインや二段階認証の設定も、一部の権限に影響することがあります。

さらにキャッシュのクリアや再起動も効果的です。短時間で直る不具合は多く、まずは手元でできる対応から進めるのが効率的です。

投稿にタップ可能な要素が含まれていないか確認する

リール内にストーリーステッカーや外部リンクなどタップで遷移する要素がある場合、宣伝(プロモーション)時にブロックされることがあります。インスタが広告クリエイティブとして不適切と判定する要素を自動で弾くためです。

特に外部の購入リンクやカウントダウン、DM誘導ステッカーなどは広告審査で問題になりやすいので、宣伝前にこれらを削除して試してください。テキストや静止画のキャプションそのものは問題になりにくいですが、CTAで外部サイトへ直接誘導する表現は注意が必要です。

また、投稿開始前にプレビューで動画中のタップ要素が表示されるか確認し、必要があれば別クリエイティブを用意しておくと安全です。

使用中の音源が商用利用可能か確認する

音源の権利はリールを広告にする際の重要ポイントです。商用利用が制限されている楽曲を使っていると、審査で弾かれたり音声がミュートされることがあります。まずは音源が広告で使えるかを確認してください。

手元の音源が不明な場合は、メタが提供するサウンドコレクションや「商用利用可」と明記された素材に差し替えると安心です。著作権で保護された人気曲は管理が厳しく、宣伝で使用できないケースが多いので注意が必要です。

音源を変えるだけで審査が通ることも多いので、最初に手早くチェックしてみてください。

動画の解像度とフォーマットを見直す

動画の形式や解像度が規定から外れているとアップロードや宣伝時にエラーが出ます。推奨は縦長(9:16)、MP4またはMOV、解像度は1080×1920前後です。ファイルサイズが大きすぎる場合も失敗の原因になります。

エンコード設定に問題があると、サムネイル生成や自動テキスト抽出で失敗することもあります。動画編集ソフトやアプリで書き出し設定を見直し、必要に応じて再エンコードしてから再度アップロードしてみてください。

短時間で確認できる項目を集中的に試すと、原因特定が早くなります。

なぜインスタのリールが宣伝できないのか原因を分けて考える

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アカウントの認証や権限が不十分なケース

広告機能を使うにはアカウントの種類や認証が関係します。ビジネス/クリエイターアカウントであること、本人確認や二段階認証の設定が影響する場合があります。

企業ページと紐付けている場合は、ページの管理権限が不足していると広告作成がブロックされます。アカウントがロックされていたり制限を受けている場合も宣伝不可になるので、アカウントステータスをまず確認してください。

問題が見つかったら、権限を付与するかサポートへ状況を報告しましょう。

投稿に含まれる要素が規約に抵触している場合

投稿内のテキストや画像、音声がインスタの広告ポリシーに触れると審査で弾かれます。たとえば誤解を招く表現、差別的な内容、医薬品やギャンブル関連の表現などが対象です。

また第三者の著作権や商標権を侵害していると判断された場合も宣伝不可になります。投稿前に内容を見直し、必要なら該当部分を削除して再度申請してください。

広告アカウントとの連携不備

Meta広告アカウント(広告マネージャ)とInstagramアカウントの紐付けが正しくないと、投稿から直接プロモーションができません。Business Manager上でアカウントが正しく追加されているか、支払い情報が登録されているかを確認します。

広告アカウント自体が停止や制限を受けている場合もあるので、広告マネージャのステータスをチェックしてください。

ターゲティングやスケジュール設定のミス

ターゲティング条件が極端すぎたり、スケジュールが過去日時に設定されていると配信できません。地域や年齢制限、インタレストの設定を確認し、矛盾がないか見てください。

予算設定が不足している場合や支払い方法に問題がある場合も審査を通過しても配信が開始されないことがあります。

審査やシステム側の仕様変更の影響

Meta側の審査遅延やアルゴリズム・ポリシーの改定が原因で、急に宣伝できなくなる場合があります。アップデート情報や公式ヘルプをチェックし、同様の障害報告が出ていないか確認するのがよいでしょう。

特に大型アップデート直後は一時的な不具合が増えるため、時間を置いて再試行する選択肢も考えてください。

音源と動画フォーマットで宣伝できない事例と対処法

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商用利用が禁止された楽曲を使っている

商用利用不可の楽曲を使ったリールは広告審査でほぼ確実に弾かれます。使用した楽曲がどのライセンスに該当するかを確認し、広告に使えるかどうかを確認してください。必要なら別の楽曲に差し替えるか、音声を削除して字幕を活用する方法もあります。

権利表示やクレジット記載で解決するケースは少なく、許諾が取れているかどうかが重要です。

人気楽曲は権利管理で弾かれることがある

ヒット曲や商業流通されている音源は大手権利管理団体の管理下にあり、広告利用が制限されることがあります。これらは自動判定でNGになる場合が多いので、別のフリー音源かMetaが提供する素材に置き換えるのが手早い対応です。

人気楽曲を使いたい場合は、権利者から直接許諾を取る必要があることを想定してください。

Metaサウンドコレクションを使う利点

Metaサウンドコレクションは広告対応済みの音源が揃っており、リールを宣伝する際に安全性が高い選択肢です。商用利用許可が明確な素材があるため、審査通過率が上がります。

簡単にアクセスできる点も便利で、短時間で差し替えが可能なのでまずはここから試すことをおすすめします。

オリジナル音源に差し替える手順

自分で録音した音声やBGMを使う場合は、音源ファイルのメタ情報や所有権を明確にしておきましょう。動画編集ソフトで元の音源を差し替え、再書き出ししてアップロードします。

オリジナル音源は権利問題が起きにくいため、特にブランドや商品紹介動画では有効です。ナレーションとテキストで補うと効果的に伝えられます。

解像度や縦横比が規定外のケース

縦長以外の比率や極端に低解像度の動画は、サムネイル生成やプレビューで失敗して宣伝不可になることがあります。推奨の9:16(1080×1920)に整え、不要な黒帯や余白を避けてください。

画質を落としすぎると審査で劣化を理由に弾かれる場合もあるため、適切なビットレートで書き出すことが大切です。

キャプションやリンクが引っかかる場合の注意点

キャプション内での過度な外部誘導やURL表記、規約に触れるワードは審査で引っかかります。外部リンクは投稿本文に直接貼るより、プロフィールや広告設定側で指定するのが安全です。

テキスト中の誇張表現や誤解を招きやすい表現も避け、簡潔で事実に即した記載にすると審査がスムーズになります。

設定と広告ツールで直せる不具合を確認する

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プロアカウントへ切り替えているか確認する

広告機能を使うにはプロアカウントであることが前提です。個人アカウントを使っている場合は、設定→アカウント→プロアカウントに切り替えてください。切替後に機能が反映されるまで時間がかかることがあります。

切り替えた後はビジネス情報や連絡先等を適切に入力しておくと広告作成がスムーズになります。

広告アカウントと支払い情報の紐付けを確認する

広告アカウントに有効な支払い方法が登録されているかを必ず確認してください。支払いが拒否されているとキャンペーンが開始されません。クレジットカードの有効期限や残高、決済通貨の設定もチェックしましょう。

請求先住所や税情報の不備も停止原因になり得ます。

Meta Business Suiteや広告マネージャの表示を確認する

Business Suiteや広告マネージャでアカウントの表示やステータスにエラーが出ていないかを確認します。表示されるエラーメッセージは原因特定の手掛かりになります。

ロールや権限が正しく割り当てられているか、利用できる資産(ページ・アカウント)が一覧にあるかもチェックしてください。

アプリのバージョンとキャッシュを更新する

アプリケーションの不具合は更新やキャッシュクリアで解決することが多いです。ストアで最新バージョンに更新し、アプリのキャッシュを消去してから再度ログインしてください。

それでも直らない場合は一度アンインストールして再インストールすると改善するケースがあります。

ページやアカウントの権限設定を整理する

複数人で運用している場合、権限設定ミスで広告作成ができないことがあります。Business Managerで各ユーザーの役割を確認し、必要な権限(広告作成や支払い管理)が付与されているかを調整してください。

権限を変更したらログアウト・ログインを行い、反映を確認すると確実です。

宣伝ができないときに試す順番と代替の広げ方

画質と音源を差し替えて再度宣伝を試す

まずは手間が少ない方法から。音源をMetaサウンドコレクションやオリジナルに差し替え、動画を推奨フォーマットで再書き出してから再申請してみてください。多くのケースはここで解決します。

変更後もエラーが出る場合はログやエラーメッセージを控えて次の手順に進みます。

同じ内容を別の投稿形式で試す

リールでダメならフィード投稿やストーリーズ(広告用に最適化)で同じコンテンツを配信してみるのも手です。形式を変えることで審査基準が変わり、配信が可能になる場合があります。

ただし各形式ごとに推奨仕様が異なるため、適宜フォーマットを調整してください。

広告マネージャから直接キャンペーンを作る

アプリからのプロモーションが失敗する場合、広告マネージャ上で直接クリエイティブを指定してキャンペーンを作成すると通ることがあります。投稿IDを指定して配信する方法なら、細かいターゲティング設定やプレビューが行いやすいです。

ここで出るエラーは詳細なので原因特定に役立ちます。

インフルエンサーやUGCで拡散を図る

技術的な問題が長引く場合は、外部の協力を得て拡散する方法もあります。インフルエンサーに同様のコンテンツをリポストしてもらうか、ユーザー生成コンテンツを募って広げる方法です。

広告だけに頼らずオーガニックな流入を増やすことで代替の露出が得られます。

問題が続く場合の問い合わせ先とログの取り方

改善しないときはMetaサポートに問い合わせます。問い合わせ時はスクリーンショット、エラーメッセージ、使用した音源名、投稿ID、広告アカウントIDなどを用意すると対応が早くなります。

問題発生の前後で行った操作や再現手順を時系列でまとめておくと、サポート側も原因を特定しやすくなります。

宣伝できないリールへの対応まとめと今後の注意点

リールが宣伝できない原因は多岐にわたりますが、まずはアプリやアカウントの基本設定、音源とフォーマットの確認、広告アカウントとの紐付けを順にチェックすることで多くが解決します。手早く試せる項目(音源差し替え、再エンコード、キャッシュクリア)を優先し、それでもダメな場合は広告マネージャで詳細なエラーを確認してください。

長期的には権利関係の管理とアカウント権限の整理、使用する音源やテンプレートを広告対応済みのものに統一することで、同じトラブルを繰り返しにくくなります。問題が続く場合はログを整えてサポートへ問い合わせると対応が早くなります。

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この記事を書いた人

岩永奈々のアバター 岩永奈々 取締役・クリエイター

世界を旅するきゅうり大好きクリエイター🛫デザイン歴25年。
みんながハッピーになる企業のマーケティングを研究中。Canva+AI導入+SNS運用+商品企画+商品キット制作+映え壁作りならお任せください!映画・テレビドラマ美術協力&衣装協力35本突破! 工作、手芸、ピアノ、カラオケ大好きな元バンドマン。講師依頼もお待ちしています。

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