日本一の探偵ネットワークの強みを活かすWebサイトへ。
日本一分かりやすい料金表で信頼できる探偵を紹介するサービスを提供されている一般社団法人日本探偵業認定調査士連盟(cif連盟) 専務理事の増田様にお話しをお伺いしました。
探偵会社とのトラブルをなくて健全な探偵業界にしていきたい
― 今回ご依頼いただいた経緯を教えてください。
増田さん「X(旧Twitter)で、アルル制作所さんを知ったのが最初でした。」
― cif連盟さんのお仕事の内容をおしえてください。
増田さん「わたしたち協会のメンバーの仕事は、それぞれ探偵業をしています。協会としては、探偵の紹介事業を行っています。」
― cif連盟さんはどのような想いで協会を作られたのでしょうか。
増田さん「実は、探偵事務所と依頼者との間で報酬金や調査結果に対するトラブルが多いので、そうしたトラブルをなくして健全な探偵業界にしていくことを目的に設立しました。」
― 探偵社さんと依頼者さんとのトラブルがあるのは初めて知りました。具体的にはどういった内容でしょうか?
増田さん「探偵という職業には、技術や経験を判断する基準が少ないので、ベテランとかプロと言っても、本当に技術があるのか、証拠に関する知識があるのかどうか分からないわけです。
また、浮気調査であれば、不倫(不貞行為)であると立証するのが目的ですが、不倫の証拠と言っても、これがあればいい、と明確に決まっているものがないので、知識なく写真を並べた報告書では証拠にならないということです。
例えば、旦那さんが浮気をしていて、その現場写真を撮ったとしても、二人の関係性であったり浮気相手の身元調査をしっかり行わないと、風俗に行ってただけ、と言われれば不倫が立証できなくなります。
知識のある探偵社ならば、2人がプライベートの関係である(相手の家に行ったり・2人でデートを繰り返している、デート代女性も払っているときがある、相手の女性は夜の仕事はしていなくて会社員である)というところまで、状況にもよりますが準備をしておく必要があります。
この辺りを怠ると、言い逃れができるので不倫の証拠として使えずトラブルの原因になります。言い逃れができる証拠は、確実な証拠とは言えないですからね。」
― 証拠が立証に使えないと、不利な状況になりそうですね。他にトラブルはありますか?
増田さん「金銭トラブルでは、探偵紹介サイト・マッチングサイトで1時間〇〇円・証拠を取れなかったら0円、プロの探偵、ベテランの探偵のみをご紹介と聞いて契約したが、契約した探偵社では、それを実施していないケースです。
実際に、紹介された探偵社に問い合わせてみると、聞いていた金額よりも高額で、プロの探偵なので確実に証拠をおさえます、と言われ倍近い費用を提示されたり、0円のはずが証拠が取れなくても請求された、といったこともあります。
さらに、聞いていた料金よりも高額だったとしても不倫の証拠が撮れれば問題ないのですが、不倫の証拠として使えないから問題です。
弁護士に証拠に使えないと言われた、とマッチングサイトに問い合わせをしても、紹介後は関与できません、と対応してもらえない、探偵社に苦情を言うと、紹介所がなんて言ったか知りませんが当社のやり方はこれです、また当社の証拠はこれです。証拠に使えるかどうかは知りませんが、証拠はこれです。と言われる。
証拠に明確な基準がない分、こういうことが起きます。これらのことを警察や消費者センターに言っても、契約内容や契約方法に問題がなければ、状況証拠のことなのでうやむやにされ泣き寝入りしている方が大多数というのが現状です。」
― そうしたトラブルはどうしたら防げるものなんでしょうか?
増田さん「一つは、探偵社の調査力や知識は、報告書を見るまでわからない、という点が原因です。
わたしたちは、探偵の技術や経験、知識が見えるように探偵の資格を作りました。これは、保有資格により技術や調査力、知識があるのかどうか判断ができる、探偵選びの判断基準にして欲しい、という意味で創設しました。
探偵の資格を持っていれば、技術と知識は持ち合わせているので、報告書が使えるかどうか依頼前から分かる、いう点で、トラブルを防ぐことができます。
食事と同じで、食べてみないとおいしいかどうかわからない、数千円であれば問題ないですが、何十万ものお金を支払うので、探偵社の実力を前もって知っておくことはすごく重要なことだと思います。」
― 現在、探偵業界全体では課題や競争があると感じていますか?その中で、CIF連盟さんはどのように差別化を図っていらっしゃいますか?
増田さん「適正価格を守ることと、結果をきちんと出すということ、ご紹介にも責任を持つ、ということです。」
増田さん「探偵社さんによって大きく金額差があります。それで結果が出ればいいんですが、さきほどお話ししたように紹介された探偵社さんの知識や技術力の差によって成果が出なかったり失敗したりする。
ですが、私たちは、資格を持つ探偵は、高い技術を持ち証拠に関する知識を持っています、と。さらに万が一トラブルがあった場合は、cif連盟がご紹介の探偵に変わり対応し、時には保証を使い無料調査を行ったりしています。」
― 紹介先でのトラブルまで保証してもらえるのは非常に安心ですね。
増田さん「お客さんは、失敗したり苦情があっても秘密裏に行う調査のことなので、公にできないから泣き寝入りする方がほとんどです。浮気調査を頼んだとか他の人に言えませんから。
なので、私たちを信用し、心の内をお話してくださったのであれば、私たちも全力でお答えし問題解決まで責任を持つことが大切だと思っています。婚姻費用や養育費など知識の有無で数千万円の差が出るので、子供さんと依頼者さんの今後の人生を大きく左右する問題です。問題解決までしっかりサポートさせていただきます。」
Web集客の課題
― ご依頼時に感じていたWebサイトの課題を教えてください。
増田さん「困ってたのは、サイトの構成とか集客導線っていうんでしょうか。例えば、サイト内のコラムを読んでもらって、その後の流れ。僕らだとちょっとできないなぁと。」
― でもcifさんは上手にされていると思います。昨日もランキングを作られていましたよね(笑)
増田さん「ちょうど今日見てもらおうと思ってたんですよ。(笑)」
― cif連盟さんのWebサイトは、サービスページもしっかり出来ていますし、コラムもあるし、LINE問い合わせなどの問い合わせ導線もしっかりされています。コンテンツの充実に非常に驚いて正直お手伝いしなくてもいいんじゃないか?と思いましたが、Webサイトは増田さんが作られたのですか?
増田さん「そうですね。全部独学ですが。以前、自分の探偵事務所で、SEOを依頼していたときに業者の方がいい人でWordPressとかに色々と教えてもらってたので、そこで覚えました。」
― プロ顔負けです。弊社にSEOコンサルを依頼いただいて、具体的な変化がありましたか?
増田さん「何よりもよかったのは、Web集客の理解度が上がりましたね。今、おかげさまでアクセス数が上がっているので、これからWebサイトからの依頼がたくさん増えるように、もう少し頑張りたいなって思ってます。」
― SEOの難しいところなのですが、成約につなげるためには、思っているよりもアクセス数が必要になりますね。
増田さん「私もWebサイトの作業をやるので、SEOの難しさは理解できますが、他の協会メンバーから見ると結果持ってこいと言われますね(笑) 探偵でも、これ簡単でしょ。やってよ。と言われても難しいことがあるんですが、SEOも似たようなものはありますね。」
―あはははは(苦笑)
― SEOは長期的な戦略ですが、SEOで狙っていく検索キーワードの選定やブランディングのためのコンテンツづくりなど、状況に合わせた実施が大切ですね。
専門的な視点で考えると、ドメイン評価もコンテンツの増加とともに上がっていきますから、全体的な施策フェーズを決定することも重要だと思います。今後は、地域名を含めた成約につながりやすいキーワードを攻めるタイミングですので、やっていきましょう。
増田さん「はい。ぜひお願いします!」
― 今後、Web集客においてどのような戦略を展開していきたいと考えていますか?SEO以外の手法で、興味を持っているマーケティング施策などがあれば教えてください。
増田さん「色んなところに問い合わせてみたんですよ。Instagram代行とかTwitter代行とか。けれど、探偵の仕事とマッチしそうになかった。業者さんがやめといたほうがいいよ、成約につながらないからとアドバイスいただくこともありました。SNSは認知度を上げるのにはいいけれど、わたしたちの事業に関しては、成約は難しいなと。悩みの深さがあって、お客様の悩みを解決するのにはWebサイトのコンテンツを見ていただく必要があると思っています。」
今後の抱負
― Webサイトを通じて、お客さんにどのような価値やサービスを提供したいと考えていますか?
増田さん「適正価格で実力のある探偵さんを紹介する これに尽きます。夫婦間のトラブルという人間関係の問題が発生していて大変なのに、さらに探偵さんとのトラブルが起き、本来の目的とは違う方向に発展してしまうのをなくしていきたいですね。」
― トラブルなのにさらにトラブルって当事者は本当に大変ですよね。
増田さん「自分たちの業界をよくしないとお仕事なくなってしまいますので(笑)」
― CIF連盟の増田専務理事に、探偵業界を変えていく取り組みとWeb集客のお話しをしていただきました。今回はお時間をいただきありがとうございました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
cif連盟様の事例紹介
SEOコンサル
cif連盟様は、浮気調査・人探し・身辺調査などのジャンルごとにサービス紹介ページが充実しており、LINE相談・24時間電話相談の体制も整っていました。
しかし、Googleからのオーガニック検索流入が少ない状態でしたので、探偵を探そうとされている利用者の悩みキーワードを調査し、それぞれの検索キーワードに適したWebサイト構築をお手伝いしました。
Webディレクション
SEO以外にリスティング広告、アフィリエイトプログラム運用をされている広告代理店さんが入っていましたので、広告代理店さんとの連携・調整を行いました。
リスティング広告・アフィリエイト運用の予算が、申し込みに対して適正な結果が出ているかを、お客様の立場でディレクションを行いました。
Web施策が自社にとって有益になっているか、専門知識がないとお客様自身では判断が難しい場合があります。全体のWebマーケティング施策が一貫して成果を上げられるように、具体的な数値をもとに、施策の方向性を定めます。
ランディングページ制作
アフィリエイト集客からつながるWebページとして、浮気調査に絞ったランディングページを制作しました。
アルル制作所で制作したランディングページ(Google広告向けの集客ページ)
https://cif-tantei.or.jp/cheating-lp
記事執筆
各地域に探偵ネットワークを持つcif連盟様の強みを活かすために、各地域の探偵紹介の記事を制作しました。また、利用者が悩んでいる話題の記事を執筆することで、SEO施策をご依頼をいただいた2024年3月のアクセス数から2024年8月を比較すると、1100%のアクセス数アップを短期間で実現しました。
何のweb集客方法を選ぶかが重要
今回のcif連盟さんでは、利用者の悩みが深く、誰にも相談できないことに加え、悩みの種類も、人探し、浮気調査、身辺調査とサービスの幅が広いのが特徴でした。
そのため、webサイトの記事コンテンツを悩みごとに追加していき、できるだけ潜在的に悩んでいる状況で早く認知していただくことを目的として、webサイト内に悩み解決のためのコンテンツを増やしていきました。
利用者から問い合わせをいただくときには、匿名のステップ式アンケート形式で、無料オンライン診断という問い合わせボタンにすることで、安心して相談できるように配慮しています。
コンテンツを毎月少しずつ追加していくことで、アクセス数が伸び、問い合わせのハードルも低いため、記事を読んで問い合わせを行うという流れができました。
web集客には様々な方法があります。SEO、SNS、MEOなど、何を選ぶかは利用者の悩み、サービスへの理解難易度など複合的な要素を配慮して決定する必要があります。
また、web集客の実行において、細かな施策の方向性を決める必要があります。その判断材料として、きちんと、問い合わせ数・LINE友だち数・成約数といったKPIを管理してPDCAを回していくことが大切です。