Googleマップカテゴリが無い時の選び方!近い業種で失敗しない判断軸

Googleマップに店舗や事業を登録しようとして、ぴったり合うカテゴリが見つからないと、登録を進めてよいのか迷いやすいです。カテゴリは検索結果への出方に関わるため、適当に選ぶと集客したい検索語とずれてしまうことがあります。

先に確認したいのは、カテゴリ名を自分で作るのではなく、Googleが用意した候補の中から一番近いものを選ぶ仕組みだという点です。この記事では、近いカテゴリの選び方、メインカテゴリと追加カテゴリの考え方、避けたい設定を整理します。

目次

Googleマップカテゴリが無い時は近い業種を選ぶ

Googleマップのカテゴリに自分の業種名が無い場合は、完全一致する名前を探し続けるよりも、実際に提供している中心サービスに最も近いカテゴリを選ぶのが基本です。Googleビジネスプロフィールでは、表示された候補からカテゴリを選ぶ仕組みで、自由に新しいカテゴリ名を作ることはできません。そのため、たとえば「地域密着型の相続相談窓口」という言葉がなくても、実態が行政書士事務所なら「行政書士」、法律相談に近いなら「法律事務所」など、利用者が見ても違和感の少ない分類を選びます。

ここで大切なのは、会社側が名乗りたい肩書きではなく、検索する人が探している業種に近づけることです。たとえば、Web制作会社が「マーケティングコンサルタント」も行っている場合でも、主な来店・問い合わせがホームページ制作なら、メインカテゴリはWeb制作に近いものを優先します。逆に、店舗よりも講座や相談が中心なら、サービス実態に合わせて別のカテゴリを検討します。カテゴリは看板のようなもので、Googleにもユーザーにも「何の事業者なのか」を伝える役割があります。

完全一致がないからといって、無関係な人気カテゴリを選ぶのは避けたほうがよいです。たとえば、カフェ併設の雑貨店が検索数を狙って「カフェ」をメインにしても、実際には飲食利用が中心でなければ、来店後の期待違いや口コミ低下につながります。カテゴリ選びでは、検索に出したい言葉だけでなく、来店前後の体験まで含めて考えることが重要です。

状況選び方注意点
完全一致のカテゴリがない中心サービスに一番近い一般カテゴリを選ぶ造語や独自サービス名では選べない
複数の事業をしている売上や問い合わせの中心をメインカテゴリにする全部を同じ強さで狙おうとしない
新しい業態で説明しにくいユーザーが検索しそうな既存業種に寄せる実態と違うカテゴリは選ばない
競合とカテゴリが違う競合の表示名だけでなくサービス内容を比較する上位店の真似だけで決めない

まずカテゴリの役割を整理する

メインカテゴリは最重要の看板

Googleマップのメインカテゴリは、店舗や事業の中心を示す一番大きな看板です。ユーザーが「近くの美容室」「税理士 相談」「整体 肩こり」などと検索したとき、Googleは場所、距離、知名度、情報の一致度などを見ながら、どのビジネスを表示するか判断します。その中でカテゴリは、そもそもその検索語に関係する事業者かどうかを伝える重要な情報になります。

たとえば、同じ建物でリラクゼーション、整体、エステを行っている店舗でも、メインカテゴリをどれにするかで検索に反応しやすい言葉が変わります。肩こりや腰痛の相談が中心なら整体院に近いカテゴリ、フェイシャルや脱毛が中心ならエステティックサロンに近いカテゴリを優先する考え方です。事業者側から見るとどれも大切なサービスでも、Googleに伝える入口は一つに絞る必要があります。

メインカテゴリを選ぶときは、「一番売りたいサービス」だけでなく「実際に来店・問い合わせにつながっているサービス」も見ます。利益率が高いサービスを狙いたい気持ちは自然ですが、実態とずれたカテゴリにすると、ユーザーの期待と店舗の内容が合わなくなります。まずは現在の主力事業、検索されたい地域名、問い合わせの多いメニューを並べて、最も中心にある業種をメインカテゴリにするのが安全です。

追加カテゴリは補助役として使う

追加カテゴリは、メインカテゴリでは伝えきれない関連サービスを補うために使います。たとえば、メインが「美容院」で、まつげ施術やヘッドスパも本格的に提供している場合、関連する追加カテゴリを入れることで、Googleに事業内容をもう少し広く伝えられます。ただし、追加カテゴリは何でも入れる場所ではなく、実際に提供しているサービスに限るべきです。

よくある失敗は、検索に出たいからという理由で関係の薄いカテゴリを増やすことです。リフォーム会社が水道修理、外壁塗装、工務店、内装業などを広く扱っている場合でも、すべてを同じ強さで狙うと、プロフィール全体の焦点がぼやけます。カテゴリを増やせば単純に表示機会が増えるわけではなく、中心業務が分かりにくくなることもあります。

追加カテゴリは、メインカテゴリを支える補足情報として考えると判断しやすくなります。店舗ページ、サービス説明、写真、投稿、口コミの内容とも矛盾しないカテゴリだけを選ぶのが目安です。たとえば、口コミで「ランチがおいしい」という声が多く、メニュー写真も充実している店舗なら、飲食関連のカテゴリは自然です。一方で、実際には月に数回しか提供していないサービスをカテゴリに入れると、検索意図とのずれが起こりやすくなります。

近いカテゴリを探す手順

まず主力サービスを書き出す

カテゴリ候補を探す前に、自社のサービスを短い言葉で整理します。いきなりGoogleビジネスプロフィールの入力欄に思いつく単語を入れると、候補が出なかったときに迷いやすくなります。まず、売上の中心、問い合わせの多い内容、初回来店のきっかけ、地域で見つけてほしいサービスを分けて書き出すと、近いカテゴリを見つけやすくなります。

たとえば、事業内容が「中小企業向けのホームページ改善とSEO相談」なら、候補はWeb制作会社、マーケティングコンサルタント、インターネットマーケティング業などに分かれます。このとき、実際の依頼がサイト制作なのか、集客相談なのか、広告運用なのかでメインカテゴリは変わります。単にかっこよく見えるカテゴリを選ぶのではなく、ユーザーがGoogleマップで探す場面を想像することが大切です。

書き出すときは、社内用語や独自プラン名を外して考えるのがコツです。「集客伴走パック」「地域DX支援」「まるごとサポート」のような名前は、自社では分かりやすくてもGoogleのカテゴリ候補には出にくいです。ユーザーが入力しそうな一般的な業種名に置き換えると、候補の方向性が見えてきます。

競合のカテゴリを参考にする

近いカテゴリが見つからないときは、同じ地域で似た事業をしている競合のGoogleマップ表示を確認します。検索結果に表示される業種ラベルや、競合のサービス内容、口コミに出てくる言葉を見ると、自社がどの分類に近いか判断しやすくなります。ただし、競合が上位に出ているからといって、そのカテゴリが自社にも正しいとは限りません。

たとえば、同じ「パーソナルジム」に見える店舗でも、ダイエット指導が中心の店舗、整体を組み合わせた店舗、スポーツ選手向けのトレーニング施設では、選ぶべきカテゴリが変わることがあります。競合のカテゴリを見るときは、看板名だけでなく、写真、メニュー、口コミ、公式サイトの内容まで確認します。自社の実態と近い競合を参考にすることで、無理のない候補を選びやすくなります。

また、上位表示されている競合が古いカテゴリ設定のままになっている場合もあります。Googleのカテゴリは増減することがあり、以前はなかった候補が追加されることもあります。そのため、一度決めたら終わりではなく、半年から一年に一度はカテゴリ候補を見直すとよいです。特に新サービスを始めた店舗や、売上の中心が変わった事業者は、現状に合っているか確認する価値があります。

候補が出ない時の検索語を変える

Googleビジネスプロフィールのカテゴリ入力欄では、入力する言葉によって表示される候補が変わることがあります。日本語の表現を少し変えるだけで近いカテゴリが見つかる場合があるため、1つの言葉で出ないからといって諦める必要はありません。たとえば「ホームページ制作」で出にくい場合は「ウェブ」「インターネット」「マーケティング」など、関連する一般語で探します。

店舗系でも同じです。「まつ毛パーマ」が見つからない場合は、まつげサロンや美容関連の候補を探す、民泊清掃が見つからない場合は清掃業やハウスクリーニングに近い候補を見る、といった探し方ができます。ポイントは、サービス名そのものではなく、事業者としての分類に置き換えることです。Googleマップのカテゴリはメニュー名ではなく、業種名に近い性格を持っています。

それでも近い候補がない場合は、無理に細かいカテゴリを探すより、一般カテゴリを選び、サービス説明や商品、メニュー、投稿、写真で具体性を補います。たとえば、カテゴリでは「清掃業」にして、説明文やサービス欄で「民泊清掃」「退去後清掃」「水回り清掃」を明記する形です。カテゴリだけで全てを表現しようとせず、プロフィール全体で伝える考え方に切り替えると、設定の迷いが減ります。

業種別の考え方

店舗型は来店目的を優先する

飲食店、美容室、整体院、クリニック、学習塾のような店舗型ビジネスでは、ユーザーが何を目的に来店するかを優先してカテゴリを選びます。たとえば、カフェとしても使えるベーカリーの場合、パンの購入が主目的ならベーカリー、店内飲食が中心ならカフェに近いカテゴリを検討します。どちらも提供している場合でも、初めて来る人が何を期待するかでメインカテゴリを決めると失敗しにくいです。

美容系では、まつげ、ネイル、エステ、脱毛、ヘアサロンなどが一つの店舗にまとまっていることがあります。この場合、売上の中心や予約の入口になっているサービスをメインカテゴリにします。ネイル目当ての来店が多いのに、何となく美容サロン全般に近いカテゴリを選ぶと、検索結果での伝わり方が弱くなることがあります。

店舗型では写真や口コミとの一致も大切です。カテゴリが整体院なのに写真が美容機器ばかり、カテゴリがレストランなのにテイクアウト弁当の写真ばかりだと、ユーザーが迷います。カテゴリ、店舗名、説明文、写真、メニュー、口コミが同じ方向を向いているかを確認すると、Googleにもユーザーにも伝わりやすいプロフィールになります。

訪問型は提供場所を意識する

訪問型ビジネスでは、ユーザーが店舗に来るのではなく、事業者が利用者の自宅や会社に行くことが多くなります。水道修理、鍵交換、ハウスクリーニング、出張整体、訪問美容、外壁塗装などが代表例です。この場合、カテゴリ選びに加えて、サービス提供地域や住所表示の扱いも重要になります。

たとえば、ハウスクリーニング業者がエアコンクリーニングを主力にしている場合、カテゴリで完全に細かいメニューを表現できないことがあります。そのときは、メインカテゴリを清掃業やハウスクリーニングに近いものにして、サービス欄や説明文でエアコン、換気扇、浴室、退去後清掃などを整理します。カテゴリは業種を示し、サービス欄で具体メニューを伝える役割分担です。

訪問型では、地域名との相性も見ます。たとえば「横浜 水道修理」「秋田 外壁塗装」のように、地域と業種で検索されることが多いため、カテゴリが実態に合っていないと、狙いたい検索とずれやすくなります。住所を公開しないサービス提供地域型のプロフィールでも、カテゴリの正確さは重要です。ユーザーが依頼したい内容とカテゴリが近いほど、問い合わせ前の不安を減らせます。

複合業態は入口を一つ決める

最近は、カフェ併設の雑貨店、整体も行うパーソナルジム、Web制作も広告運用も行う会社のように、複数の業態を組み合わせた事業が増えています。こうした複合業態では、すべてのサービスをメインに見せようとすると、かえって何の店か分かりにくくなります。まずは、新規顧客が最初に利用する入口を一つ決めることが大切です。

たとえば、コワーキングスペースでイベントやカフェ営業もしている場合、利用者の中心が仕事場所を探す人ならコワーキングに近いカテゴリ、カフェ利用が大半なら飲食に近いカテゴリが自然です。イベント開催を強く打ち出したい場合でも、常設の事業内容と合っていなければメインカテゴリにするのは慎重に考えます。

複合業態では、追加カテゴリやサービス説明を使って広がりを伝えます。ただし、何でも追加すると、プロフィールの印象が散らばります。判断に迷う場合は、「そのカテゴリで検索して来た人が、現地で期待通りの体験をできるか」を基準にしてください。期待通りなら追加候補、違和感が出そうなら説明文や投稿で補う程度に留めるのがよいです。

業種のタイプメインカテゴリの決め方補足すべき場所
飲食店や美容室などの店舗型初回来店の目的に一番近い業種を選ぶメニュー、写真、口コミ返信
清掃や修理などの訪問型依頼される中心作業に近い業種を選ぶサービス欄、対応地域、説明文
士業や相談業資格や相談内容の中心に近い業種を選ぶ相談メニュー、予約導線、投稿
複合業態新規顧客の入口になる事業を優先する追加カテゴリ、商品、投稿

避けたいカテゴリ設定

人気カテゴリに寄せすぎない

検索に出たいからといって、実態と違う人気カテゴリに寄せすぎるのは避けたい設定です。たとえば、レンタルスペースが少し飲み物を出しているだけでカフェを名乗る、雑貨店が小さな撮影ブースを置いて写真スタジオに寄せる、といった設定はユーザーの期待を裏切りやすくなります。Googleマップでは、検索結果で見つけてもらうことだけでなく、来店後に満足してもらうことが重要です。

カテゴリが実態とずれると、問い合わせの質も下がります。自社が対応していない内容の電話が増えたり、来店後に「思っていた店と違う」と感じられたりする可能性があります。短期的に表示回数が増えても、予約率や口コミ評価が下がれば、結果として集客にはつながりにくくなります。

判断に迷うときは、カテゴリ名を見たユーザーが何を期待するかを想像してください。その期待に対して、店内設備、スタッフ体制、料金表、メニュー、対応時間がそろっているなら候補になります。逆に、たまに対応するだけのサービスや、今後やりたいだけの事業は、カテゴリではなく投稿やお知らせで伝える程度にしたほうが安全です。

追加カテゴリを入れすぎない

追加カテゴリをたくさん入れれば、幅広い検索に出やすくなると考えがちですが、実際にはプロフィールの焦点が弱くなることがあります。Googleビジネスプロフィールでは複数のカテゴリを設定できますが、すべてを入れるほどよいわけではありません。事業内容と強く関係するカテゴリを厳選し、メインカテゴリを補う形で使うのが現実的です。

たとえば、リフォーム会社が外壁塗装、屋根工事、水回り、内装、電気工事まで対応している場合でも、実績や問い合わせが少ない分野までカテゴリに入れると、ユーザーに何が得意な会社なのか伝わりにくくなります。特に地域の小規模事業者では、強みを絞ったほうが問い合わせにつながることがあります。

追加カテゴリを見直すときは、直近の問い合わせ内容、売上構成、口コミで褒められているサービス、公式サイトの主要ページを確認します。これらに出てこないカテゴリは、今のプロフィールには不要かもしれません。カテゴリは増やすよりも、事業の実態と検索意図を一致させることを優先してください。

変更後の反応を見ない

カテゴリを変更した後に、反応を見ないまま放置するのも失敗しやすい点です。カテゴリは検索結果への出方に関わるため、変更後すぐに問い合わせ数や表示回数が安定しないことがあります。数日から数週間の変化だけで成功か失敗かを決めるのではなく、一定期間を見て判断する必要があります。

確認したいのは、表示回数だけではありません。電話、経路検索、ウェブサイトクリック、予約、問い合わせフォームへの移動、実際の来店数なども合わせて見ます。表示回数が増えても問い合わせが減った場合は、広いカテゴリに寄せすぎて、関係の薄いユーザーに表示されている可能性があります。逆に表示回数が少し減っても、問い合わせの質が上がるなら改善と考えられます。

カテゴリ変更は一度に大きく変えすぎないことも大切です。メインカテゴリ、追加カテゴリ、説明文、サービス欄を同時に大幅変更すると、何が影響したのか分かりにくくなります。まずカテゴリを見直し、その後に説明文や写真を整えるなど、段階的に調整すると判断しやすくなります。

次にどうすればよいか

Googleマップでカテゴリが無いと感じたら、まず自分の事業を「サービス名」ではなく「業種名」に置き換えて考えてください。完全一致するカテゴリを探すより、中心サービスに一番近く、ユーザーが見ても違和感のないカテゴリを選ぶことが出発点です。そのうえで、メインカテゴリでは表現しきれないサービスは、追加カテゴリ、サービス欄、商品、説明文、写真、投稿で補います。

具体的には、最初に主力サービスを三つほど書き出し、売上や問い合わせの中心を一つ選びます。次に、同じ地域で似た事業をしている競合のGoogleマップ表示を確認し、自社と近いカテゴリの方向性を探します。その後、Googleビジネスプロフィールのカテゴリ入力欄で関連語をいくつか試し、最も自然な候補をメインカテゴリに設定します。追加カテゴリは、実際に提供していて、写真やサービス説明でも裏づけられるものだけに絞ります。

設定後は、プロフィール全体の整合性も確認してください。カテゴリが整体院なのに説明文がエステ中心、カテゴリがWeb制作会社なのに写真がセミナー風景ばかり、カテゴリが飲食店なのにメニュー情報が少ない状態では、ユーザーが判断しにくくなります。カテゴリ、説明文、サービス、写真、口コミ返信が同じ方向を向いているかを整えることで、Googleにもユーザーにも伝わりやすくなります。

最後に、カテゴリは一度決めたら永久に固定するものではありません。新しいサービスを始めたとき、問い合わせ内容が変わったとき、競合の見え方が変わったときは、見直す価値があります。ただし、短期間で何度も変えるのではなく、一定期間の表示回数、電話、経路検索、予約、問い合わせの質を見ながら調整してください。カテゴリが無いと悩む場面では、無理にぴったりの名前を探すより、実態に近い分類を選び、プロフィール全体で具体性を補うことが失敗しにくい進め方です。

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この記事を書いた人

岩永 圭一のアバター 岩永 圭一 アルル制作所 代表取締役

2003年にECサイト「ウェディングアイテム」を立ち上げ、手作り結婚式を応援。年商3億円達成。2005年デザイン会社を設立。2社を譲渡後、2021年にアルル制作所を立ち上げ、オウンドメディア運営代行『記事スナイパー』を開始。これまで立ち上げた事業は、他にも中古ドメイン販売・キーワードツール・バー専門ホームページ制作・記事LP制作・レンタルスペース・撮影スタジオと多岐にわたる。

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