インスタ広告の種類とは?2024年最新の基本ガイド
インスタグラム広告は視覚的なコンテンツを通じてユーザーと親密に繋がる手段として、とても人気です。2024年においても、企業や個人事業主はこのプラットフォームを活用してブランド認知や販売促進を狙っています。
そのなかで、インスタ広告の種類を把握し、効果的に出稿することは広告キャンペーンの成功において非常に重要です。この記事ではインスタグラム広告の種類や効果的な運用をするためのポイントを解説しています。
インスタグラム広告の種類と配信面
フィード広告
インスタグラムのユーザーが普段利用するホームフィードに表示される広告です。視覚的に目を引くコンテンツを使ってブランドを訴求するため、幅広いターゲットにアプローチできます。フィード広告は動画と静止画どちらも出稿できますが、画面のサイズ感としては静止画にするパターンが多いです。その際はクオリティも大切ですが、それ以上に文字入れやキャプション(投稿の本文)に使う言葉選びがとても重要です。 また、カルーセル(最大10枚まで可能)広告にすれば、広告の閲覧時間を伸ばしたりサービスの詳細を知ってもらったりできます。訴求内容によってはカルーセルにした方がクリック率も上がるため、出稿する際は検討してみてください。
ストーリーズ広告
ストーリーズは24時間で消える短期間のコンテンツであり、現在のインスタグラムにおいての主要面になっています。そのため、ストーリーズ広告はとても効果的です。特に、視覚的にインパクトのある短編広告を配信するのに向いています。
ストーリーズ広告も動画と静止画どちらも出稿できますが、動画広告の方がおすすめです。理由は2つあります。1つ目は近年のショート動画の台頭です。インスタグラムでもショート動画の文化が広がっているので、ストーリーズで動画を見ることに慣れています。そのため、良い動画であれば最後までみてもらえる確率も上がります。2つ目は動画だと広告色が薄くなることです。ユーザーは広告を嫌悪しており、広告だと分かればすぐに飛ばされてしまいます。エンタメを交えた動画やリアリティのある動画を投稿すれば、通常の投稿とあまり差がなく、広告っぽさが少なくなるのでユーザーにもみてもらいやすくなるのでおすすめです。
ストーリーズ広告で動画を投稿する場合、動画の時間は15秒を目安にしましょう。15秒以上の動画だとユーザーが「続きを見る」をクリックしないと再生されないからです。最後まで見せたい場合は15秒にまとめて、どうしても長くなる場合は構成をしっかり考えて冒頭でユーザーを惹きつけて最後までみてもらえる動画を作るようにしてください。
リール広告
短尺の動画広告として若年層やエンタメ系のユーザーに向けた広告形式として注目されています。リールはクリエイティブで動的なコンテンツを求めるユーザーにアピールする場となります。リール広告は1分以内の動画を目安にしましょう。ストーリーズ広告とは異なり、15秒以上の動画でもそのまま再生されるため、余裕を持って動画を作成できます。伝えられる内容も増えるのでぜひ活用してください。
インスタ広告の仕組みを理解しよう
インスタ広告を効果的に運用するためには、まずその仕組みを理解することが重要です。インスタグラムの広告システムは、Meta広告プラットフォームと統合されており、ターゲティングや入札方式・配信手法において多様な機能を提供しています。この仕組みを正しく把握すれば、広告費用対効果を高めてキャンペーンの成功率を上げることが可能です。
- ターゲット設定の精度
インスタ広告の大きな強みのひとつは精密なターゲティングです。広告主(広告を出す人)は年齢・性別・地域・興味関心・行動履歴など、さまざまな属性を基にターゲット層を絞り込めます。これにより、リーチしたい層にピンポイントでアプローチできるため、無駄な広告費を抑えられます。
ただ、最近のインスタグラム広告はあまりターゲティングをせず、広く配信をしてその結果をもとに絞っていく方法が主流です。ターゲティングの最適化はその都度変わっていくため、常に注意をして設定しましょう。
ターゲティングの種類をより詳細に知りたい方はこちらをご覧ください。
※引用:https://www.kwm.co.jp/dl/facebook-ads-detailed-targeting-list.pdf
- 入札方式と予算設定
インスタ広告ではCPC(クリック単価)やCPM(インプレッション単価)といった入札方式を選択できます。さらに、1日の予算やキャンペーン全体の予算を設定できるため、コントロールがしやすいです。広告主は自社の予算に合わせて効率的に広告を運用できます。どちらの方法で設定すれば良いかわからない場合はインプレッション課金を選択しましょう。
- 広告の配信アルゴリズム
インスタグラム広告はユーザーの行動や関心に基づいて配信されます。AIを活用したアルゴリズムが広告の表示タイミングや最適な配信場所を自動で調整するため、広告のパフォーマンスを最大限に引き出すことが可能です。このアルゴリズムを上手く活用することでターゲット層に最適なタイミングで広告を表示し、効果的なリーチを実現します。
配信がスタートしたらフリークエンシーとクリック率を参考にしましょう。フリークエンシーは1人あたりに表示された広告の平均回数です。Metaの公式だとフリークエンシーが2回前半を推奨しています。広告を配信していて2回前半を超えていたら何度も同じ人に配信され、機会損失になっている場合があります。その際にクリック率も一緒に確認してください。クリック率が低いのにフリークエンシーが高い場合、狙ったターゲットに当たらず、確度が低いユーザーに配信されている可能性があるため、設定を見直すようにしてください。
このように、インスタ広告の仕組みを理解して運用することで、広告費の最適化やターゲット層への効果的なアプローチが可能になります。
フリークエンシー|METAビジネスヘルプセンターhttps://www.facebook.com/business/help/1546570362238584?ref=search_new_10
インスタ広告の入稿方法を徹底解説!簡単ステップで始めるやり方
インスタ広告を効果的に運用するためには、正しい手順で広告を入稿することが重要です。初心者でも簡単に始められるようにここでは広告の入稿プロセスをお伝えします。
- 広告マネージャにアクセスする
インスタ広告はMetaの広告マネージャを使って作成・管理していきます。まず、Meta広告マネージャにログインして広告アカウントを設定します。Facebookページを所有していない場合は作成する必要があります。広告を出稿する際に必ず必要なので最初に解説しておきましょう。
- 広告キャンペーンの目的を設定する
次に広告キャンペーンの目的を選択します。目的はブランド認知度・トラフィック・エンゲージメント・リード・アプリの宣伝・コンバージョンなど、ゴールに合わせて選びます。目的によって広告の最適化と配信方法が変わるため、ここでの選択は非常に重要です。配信する広告のゴールはなにか、今一度確認しましょう。
- ターゲット設定
ターゲットオーディエンスを設定するステップでは、年齢・性別・地域・興味関心・行動など、詳細な属性を指定できます。細かいターゲティングが可能なので、自社の商品やサービスに最も合うターゲット層を絞り込めます。先ほどお伝えしたとおり、最初はターゲットを絞りすぎず、広く配信するのがおすすめです。
- 広告のフォーマットを選択する
広告のフォーマットには、画像広告・動画広告・カルーセル広告・スライドショー広告などがあります。ビジネスや目的に応じて最適なフォーマットを選び、視覚的に魅力的なコンテンツを準備しましょう。最初に解説したそれぞれの特徴を加味して選んでください。
- 予算とスケジュールの設定
予算は1日単位かキャンペーン全体の予算を設定可能です。また、広告の配信スケジュールを決め、いつからいつまで広告配信するかを指定します。1日単位で予算を設定すると毎日均等に配信されますが、機会損失になる可能性があります。全体予算にすると配信機会が多い日は配信が多くなり、少ないときにはあまり配信されません。その都度最適化されるのが特徴です。全体での予算になるため、配信が大火が続くと終了日までに予算に達する可能性もあるので、広告は毎日確認してください。
- 広告の作成とプレビュー
最後に広告のクリエイティブを作成します。画像や動画をアップロードし、キャプション(広告文)やリンクを設定してください。プレビュー機能を使って実際にどのように表示されるかを確認した後、問題がなければ広告を入稿します。
このステップを踏むことで初心者でもスムーズにインスタグラム広告を入稿し、効果的なキャンペーンを展開できます。
まとめ
インスタ広告はその多彩な種類とターゲティングの精度によって、ビジネスに大きなメリットをもたらすツールです。効果的に活用すればブランド認知度の向上や売上の増加が期待できます。
この記事では、インスタ広告の種類や特徴、入稿方法について詳しく解説しました。特に、広告の仕組みやターゲティング・配信面の特徴を理解し、常にデータに基づいた最適化を行うことが成功への鍵となります。
今後、インスタ広告の運用で迷うことがあればこの記事を参考にして、常に最新の情報を取り入れていきましょう。ターゲットに最適な広告を作成し、効果的な広告配信をしていってください。
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