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サイゴン大教会(聖母マリア教会)は2024年現在修復中/ホーチミン

聖母マリア教会(サイゴン大教会)/ベトナム・ホーチミン

 2020年には、アメリカ・ビジネス・インサイダーが発表した「世界の美しい聖堂19選」に選出された聖母マリア教会。 ホーチミン市観光では、必見の観光スポットです。「サイゴン大聖堂」または「サイゴン大教会」という愛称で親しまれています。この教会は、ベトナムの歴史と文化が詰まった場所であり、訪れる人々に感動を与える美しい建築物です。東洋のパリと称されるホーチミンの象徴的な存在です。

目次

2024年8月現在は修復工事中(完成は2027年の予定)

 2024年8月現在、聖母マリア教会(サイゴン大教会)は大規模な修復工事が行われています。長い年月を経て、外壁や屋根が劣化してしまったため、レンガの補修や再塗装を中心に進められています。特に外観の美しさを保つために、フランスから輸入された赤レンガの再生にも力を入れています。

 この修復工事は教会の歴史的価値を保つためにとても重要なプロジェクトで、完成後にはより美しい姿を取り戻す予定です。修復中でも教会の外観の一部は見学できますが、内部への見学・立ち入りはできません。

 教会の横はだいぶ修復が終わっていて、美しい赤レンガの壁を見ることができました。横から見ると、表側の2つの塔の存在感がより引き立ちますね。教会の横は、緑豊かな公園になっています。観光客だけでなく、地元の人の憩いの場となっています。

 この修復が完了した後、教会はさらにその壮麗な姿で訪れる人々を迎えてくれることでしょう。ぜひ修復が完了したら聖母マリア教会をまた見にこようと思っています。

聖母マリア教会の歴史

 聖母マリア教会は、フランス植民地時代の影響を色濃く受けた建築物で、1863年から1880年にかけて建設されました。当時のフランスの建築家によって設計され、その壮麗な姿は今でもホーチミン市のシンボル的存在となっています。教会の外壁にはフランスのマルセイユから運ばれた赤レンガが使用されており、鮮やかで美しい教会です。

 教会は当初、カトリック信者のための礼拝所として建てられましたが、その美しさと荘厳さから、今では観光客にも人気のスポットとなっています。教会の前には、1959年にイタリア・ローマ製の大理石でできた聖母マリア像が立ち、地元の人々から「平和の象徴」として大切にされています。ホーチミンの空を見つめるやさしいマリア像に平和を祈りながら観光しましょう。

コロニアル建築が美しい大教会

 聖母マリア教会は、ゴシック・リヴァイヴァル建築でデザインされています。ネオゴシックとは、18世紀後半から19世紀にかけて興ったゴシック建築の復興運動です。その特徴的な尖塔が空高くそびえ立っています。特に注目したいのは、教会正面にある二つの高い塔です。それぞれの塔の高さは57メートルあります。

 教会の内部もまた見逃せないポイントです。アーチ状の広々とした空間と高い天井が、訪れる人々に静かな安らぎを与えてくれます。ステンドグラスにはバラや美しい宗教画が描かれており、光が差し込むと色鮮やかな輝きで満ちています。このステンドグラスは教会全体に歴史的な重厚感を与えています。

 ミサ以外は入口付近から奥は、低い門で閉ざされています。ここから内部の全体をみることができます。奥に入ることはできませんが、内部の撮影は入口付近で行うことができます。

聖母マリア像

 教会の前に立つ聖母マリア像は、高さ約4メートル。このマリア像は、やさしいまなざしで空をみつめ、ベトナムの平和と希望を象徴しています。地元の人々や観光客が訪れては、祈りを捧げる姿が見られます。特にベトナム戦争後、この像は平和のシンボルとしてさらに重要視されるようになりました。

マリア像の足元には、ラテン語でこう書いてあります。
「Regina pacis, Ora Pro Nobis」 …天使の元后、我らのために祈り給え

 教会を訪れる際には、この聖母マリア像の前で、しばし静かな時間を過ごしてみるのもおすすめです。像の前で祈りを捧げることで、日常の喧騒から離れ、心を落ち着かせることができますね。マリア像の前の花壇には、きれいな花もたくさん植えられています。

サイゴン大教会はいつは入れる?

サイゴン大教会を訪れる際には、いくつかのポイントを押さえておくと、より充実した訪問ができますよ。

ミサの時間帯をチェック

 毎週日曜日のミサは地元のカトリック信者が多く集まり、教会内の賑わいや信仰心の強さを感じることができる場所です。ミサの時間帯に合わせて訪れると、教会の本来の役割を感じ取ることができます。ただし、ミサの間は観光目的だけでの入場は控えるようにしましょう。

写真撮影に最適な時間帯

 教会の赤レンガの外観と青空とのコントラストは、特に午前中からお昼過ぎにかけて美しく映えます。この時間帯に訪れると、光の具合が良く、教会の美しさを最大限に写真に収めることができます。夕方には、夕陽に照らされた教会もまた異なる魅力を見せてくれるので、時間があれば朝と夕方の両方を訪れてみるのもおすすめです。

教会周辺の観光スポット

 聖母マリア教会は、ホーチミン市の1区という観光の中心地に位置しています。教会から徒歩圏内には、ホーチミン市の中央郵便局やダイアモンドプラザなどの観光スポットが点在しています。教会を訪れた後は、これらのスポットも一緒に巡ることで、ホーチミン市の歴史と現代が交錯する街並みを存分に楽しむことができます。

教会訪問時の注意点

教会を訪れる際には、いくつかのマナーを守ることが大切です。

  • 静かに見学すること: 教会は現在も信仰の場として利用されています。観光の際は、静かに見学し、信者の方々の邪魔にならないように心掛けましょう。
  • 服装に注意: 教会内に入る際は、適切な服装を心がけましょう。特に、肩や膝が隠れる服装が推奨されますが、決まりはないので、普段着でも大丈夫です。
  • 祈りの場を尊重する: 教会内や聖母マリア像の前で、祈りを捧げる人々を見かけたら、その場の雰囲気を尊重し、写真撮影などを控えるようにしましょう。

 聖母マリア教会はブライダルフォトとしても人気の場所です。もし新郎新婦さんを見かけたら、祝福の気持ちを込めウェディング撮影の邪魔にならないよう観覧しましょう。

聖母マリア教会の周辺とアクセス

 ホーチミン市の1区に位置する聖母マリア教会は、観光の拠点となる場所にあります。市内の主要ホテルや観光スポットから徒歩圏内でアクセスも非常に便利です。Grabでも目的地として設定しやすく、簡単に訪れることができます。

 教会の前は開けた道路になっており、パリ公社通り(Công xã Paris)という名前がついています。すぐ隣が中央郵便局なので、ホーチミン1区に来た際は、中央郵便局とセットで観光しましょう。大きなロータリーに面していて、観光バスなども止まっているので混雑しています。空いている時間に観光したい方は、朝早い時間がおすすめです。

 また、教会を見学した後は、周辺にあるおしゃれなカフェやレストランでひと休みするのもおすすめです。シャンゼリゼ通りと称される「ドンコイ通り」にも近いです。ホーチミン市の1区には、ベトナムコーヒーが楽しめるカフェや、地元料理を提供するレストランがたくさんあります。観光の合間に、ベトナム料理やスイーツを楽しみながら、教会での感動を振り返る時間を過ごしてみてください。

Grabを利用して訪れる際は、これを入力すると便利です。

Notre Dame Cathedral Saigon または Duc Ba Church 

まとめ

 聖母マリア教会は、ホーチミン市を訪れる際にぜひ立ち寄りたいスポットです。その壮麗な建築と歴史的な背景、そして現地の人々の信仰を感じられるこの教会は、深い印象を与えてくれることでしょう。ホーチミン市を訪れる際には、ぜひこの教会を訪れて、ベトナムの歴史と文化に触れる特別な体験をしてみてください。

聖母マリア教会の基本情報

日本語名称: 聖母マリア教会 (サイゴン大教会)
英語表記:Duc Ba Church

      Saigon Notre Dame Cathedral または  Notre Dame Cathedral Saigon
ベトナム語表記:Nhà thờ chính tòa Đức Bà Sài Gòn
住所: 1Cong Xa Paris St. Dist.1. Ho Chi Minh
営業時間: 修復中は内部見学不可: (改修後 8:00~11:00 15:00~16:00)
電話番号: +84 28 3829 4822 
入場料: 無料(修復中は内部見学不可)
アクセス: 中央郵便局のすぐそば、市民劇場から徒歩5分
(500m)

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この記事を書いた人

アルルのアバター アルル アルル制作所 取締役

🛫旅が大好きデザイナー🛫タビジョ。美しい風景、素敵なショー、現地ツアーをとことん楽しむ旅行情報を発信📸一人でも多くの人に親子旅や女子旅を楽しんでもらえるように実体験をお届け。世界の素敵な風景やスポットをご紹介💕観光・地域活性化・SNS運用のご依頼はお気軽にDMで🎵

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