X(旧Twitter)の中小企業の成功事例|キラリと光るアカウントを発見

Xの中小企業の成功事例
SNS担当者の方へ

この記事では、アルル制作所代表の岩永がX(旧Twitter)を夜な夜な徘徊し見つけた「キラリと光る」企業アカウントを紹介します。大手有名企業のアカウントを見ても、「こんなの真似できるわけないじゃん!」とつい思ってしまうので、出来るだけ身近に感じられる多方面の業種をチョイスしました。「あ、これならうちでも出来そう!」と思ってもらえるのであればうれしいです。

目次

部署別社員アカウントの威力:イーストエンドカンパニーの成功事例(BtoC)

社員アカウントの活用

時計を中心としたファッションECを手掛けるブランド輸入商社イーストエンドカンパニーさん。

偶然こちらのアカウントを発見しましたが、自社でSNSマーケティングを実施しているというのが信じられないほどのX(旧Twitter)運営の上手さです。X(旧Twitter)以外にもTiktok・Instagramでも同様に多くの社員アカウント展開を行っています。

社員アカウントの利用により、信頼感のあるやりとりストーリーテリングの共有のしやすさをうまく活用しています。また、社員アカウントの役割を部署ごとに分けているのが特徴的です。

プレゼントキャンペーンの拡散力

また、複数ブランドのECを展開しており、それぞれのサービスにおいて公式アカウントを持っています。ブランドアカウントでは、プレゼントキャンペーンによりフォロワー獲得されています。

各アカウントが、多くのフォロワーを所有しているため、キャンペーン告知時にはリポストにより、強い拡散力を持っているため、バイラル的にインプレッションを獲得しています。

Xアカウント主な役割
公式アカウント(@eastendcompany_キャンペーン告知
スマートウォッチ公式(@projext_ee_jpnブランド認知・プレゼントキャンペーン
スマートリング公式(@ee_smartringブランド認知・プレゼントキャンペーン
採用担当マーケター(@eastend_yui自社求人
新人マーケター(@eastend_akihoSNS求人代行
商品開発(@eastend_yas商品機能の訴求
プログラマー(@eastend_miki自社求人
広報_時計買取販売(@eastend_yurika時計の商品紹介

その他、アカウントの一覧はこちらにまとまっています。

社員SNSアカウント運用の注意点

社員SNSアカウント運用を行うために、社員採用時に、ホームページやSNS上での個人情報を載せる同意書を準備しましょう。同意を取っていないままだと、個人情報保護法違反になるので要注意です。社員への強制はできません。

退職後の掲載に関しても、取り決めをしておくとトラブルを避けることができます。

コーヒー愛があふれる日々を綴る:株式会社ライトアップコーヒーの成功事例(BtoC)

コーヒーと言えば、あのちょっぴり苦い飲み物ですが、LIGHT UP COFFEEが提供しているコーヒーは浅入りのスペシャルティコーヒーで味はフルーティー。苦いコーヒーとはまったく別の飲み物と言ってよいでしょう。

コーヒーも元はと言えばコーヒーチェリーという果実なのです。その果実味は原産国・農園・製法によって様々なわけで、様々なフルーツや紅茶などに比喩されます。コーヒー好きな人もコーヒーが苦手な人でも最初に飲むときっと驚く、そんなスペシャルなコーヒー豆は店舗以外に、オンラインで販売されています。

コーヒーの奥深さに虜にされた男がいる

「おいしいコーヒーで世界を変える」使命感でいっぱいの男、川野優馬氏(同社代表)のコーヒーのある日常のポストを見てほっこりするのです。川野氏のおかげで「違うコーヒーの世界を知ってしまった」人も多いでしょう。

キャンペーンや新商品の告知もありますが、「コーヒー袋のラッピングマシーン買った動画」や「テスト焙煎した豆売ってみます」など肩肘張らないスタイルも心地よさを感じます。

楽しんでもらいたい

川野氏が書いたnoteには、浅入りコーヒーの淹れ方レシピを公開したり、他店のコーヒーの紹介をしたり普通であれば隠しておくべき事柄までもオープンにしています。

昔、テレビで「料理の鉄人」という料理番組がありましたが、超高級レストランのシェフたちが厨房を駆け回って料理の腕を競うのです。レストランの厨房は見せないものという常識を覆し、当時は人気を博していました。

料理しかりコーヒーなど提供している商品の価値を知ってもらい楽しんでもらいたいという心の現れを感じます。

マルチメディアを使いこなす

日常的なキャンペーンや新商品告知などは、X(旧Twitter)を使い、コーヒーに関するコラムはnote。そして、コーヒーについて語るYouTube動画。商品購入者には、メルマガ と自由自在に使いこなされています。

当たり前のことを継続してこなすほど難しいことはありませんが、LIGHT UP COFFEEの川野氏はこれを日々行っているのです。おそらくコンテンツ作成は見る限りコーヒー愛にあふれており専門的な内容もあるので、ご自身でされているのだと思います。

日々の想いを情報発信することで、世界を変えることだってできるのだなと感じさせてくれます。

個性を大切にしたフリースタイルが魅力!web制作会社エムハンドの成功事例(BtoB)

東京・京都・大阪に展開するweb制作会社エムハンドさんの事例をご紹介します。

パーソナルを大切にしたフリースタイル

SNSマーケティングでガンガン制作案件獲得していこうぜ、という感じは一切見受けられず、それぞれの社員が、日々に感じたことや、大切にしている意思を伝える、THEフリースタイルといった印象です。

社員アカウントは数多くあり、すべての社員アカウントの末尾には、M-HAND, inc. と付いていて見やすい。アカウントアイコンの多くは、社員の顔写真が掲載されており、どのような人がどのような立場でどのような仕事をしているのかクリアに見ることができます。

何気ないX(旧Twitter)運用ですが、ありのままを表現することそのものが強みではないでしょうか。

情報発信の中心は広報アカウント

noteでweb制作者向けの制作現場で得られたノウハウが執筆されています。それを広報アカウントがX(旧Twitter)でシェアする形を取っています。noteフォロワーも多く、Xとnoteの連携がうまくいっている様子です。

社員アカウントからのリポストも行われており、情報発信の中心は、広報アカウントとなっています。

全体的に見ると、会社のリソースを費やすのは広報とnote執筆がメインですので、コスト的にも無理のない運用と言えるでしょう。

Xアカウント主な役割
公式アカウント(@mhandcojpリクルーティング
広報(@mhand_PR制作実績紹介・ブランド認知
代表(@mhand_yamate
取締役・アートディレクター(@IwamatsuShotaデザインに関する情報発信
クリエイティブディレクター(@hello_ayn
クリエイティブディレクター(@Shogo_Tamino

個性とインプレッションを武器に:株式会社営業ハック、社長の一人営業戦略(BtoB)

マーケティングからインサイドセールスまでの営業代行サービスを展開する株式会社営業ハックさんの事例を紹介します。

社長の個性を全面に出した営業スタイル

営業ハック代表笹田氏のXプロフィールページ

営業の大会S1グランプリ優勝という経歴を持つ代表の笹田氏のキャラクターが、Xのプロフィールページに強いインパクトを与えています。

また、プロフィールのリンクから、月間9万PVを稼ぐオウンドメディアへとつながっており、コンテンツマーケティングへと展開しています。

認知とナーチャリングを兼ねたポストを徹底

営業マンを対象とした営業マインドの内容を1日に2投稿を定期的に行っています。日常生活の投稿はほぼありません。リポストやいいねの数も多く、インプレッションも数千回と安定しています。

教育的なコンテンツ発信により、認知はもちろん潜在顧客へのナーチャリングの役割も果たしています。

Xアカウント主な役割
公式アカウント(@eigyouhack_infoウェビナー告知
代表(@sasada_36ブランド認知・ナーチャリング
社員(@show_eigyouhack
新入社員(@tana_shi_44

引き続き調査していきます

今回、3アカウントをご紹介しました。まだまだ素晴らしいTwitter運用をされている企業さんがいらっしゃると思います。これからも調査していきますのでご期待ください。

また、おすすめのTwitter企業アカウントがありましたら、TwitterDMにてお知らせいただけたら幸いです。

X(旧Twitter)マーケティング戦略を学ぼう

X(旧Twitter)の成功事例はいかがでしたか?

そのまま他社の成功事例を真似するのも勉強になりますが、それぞれの企業に適したX運用方法がありますので、サービスとターゲット設定を行う基本的なマーケティングを行ったあとで、SNS運用チームで話し合いながら自社のアカウント運用を見直すと戦略と目標が共有できるのでおすすめです。

ポストしてくれるとうれしいです

この記事を書いた人

岩永 圭一のアバター 岩永 圭一 アルル制作所 代表取締役

2003年にECサイト「ウェディングアイテム」を立ち上げ、手作り結婚式を応援。年商3億円達成。2005年デザイン会社を設立。2社を譲渡後、2021年にアルル制作所を立ち上げ、オウンドメディア運営代行『記事スナイパー』を開始。これまで立ち上げた事業は、他にも中古ドメイン販売・キーワードツール・バー専門ホームページ制作・記事LP制作・レンタルスペース・撮影スタジオと多岐にわたる。

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